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精神科入院にはコレを持って行け!入院経験者の持ちものリスト

初めての精神科入院…

不安なことがたくさんありますよね。

精神病院というとなんだか身構えてしまうかもしれませんが、多くの場合
●持ち込み不可なものがある
●入院環境や入院期間が入院するまで明確に分からない
●点滴や手術はないので動き回れる
という点以外は、一般的な入院準備と大きくは変わらないと考えてください。

この記事では、精神科病院の入院に必要な持ちものなどを紹介します(*^^*)
精神科でなく一般病棟に入院される精神疾患・障害のある方も、ぜひ参考にされてください。

1.持って行った方がいい物

【絶対に要るもの】
・保険証
・お薬手帳
・(取得していれば)限度額適用認定証
*100均などのお薬手帳ケースにまとめて持っていくと楽です◎

…その他、必要なものを以下に書き連ねましたが、
・院内の売店で買い足せる
・リースを利用できる
・家族等が持って来れる、郵送できる
といった状況の場合は、すべてを持参できなくても全然大丈夫です!!

とりあえず「体を持っていくこと」を最優先に、リラックスして無理ない範囲で準備にのぞみましょう(*^^*)

ちなみに以下のものはほとんど100均で手に入ります!

【生活品】
・現金
数千円でいいと思います。洗濯機などコイン式の物が多いため、小銭を多めに。
売店ではキャッシュレス決済できるところもあるため、ICOCAなど電子マネーもあると便利。

・箸、スプーン
*貸出制の病棟もあります。

・プラスチック製コップ(食事・服薬用)
冷たい水ばかりではお腹が冷えてしまうため、耐熱のものがおすすめです。
割れる可能性のあるガラス製や陶器はNG。
*必ず記名しましょう!
コップスタンドもあると衛生的です。

・歯磨きセット
(歯ブラシ、歯磨き粉、フロス、コップなど)

・入浴セット
(ミニボトルのボディソープ、シャンプー、コンディショナーなど)

・フェイスタオル×4ほど
・ハンカチ、ポケットティッシュ×5ほど
(よく泣く人は多めに!笑)
・ポリ袋×10ほど
(ゴミ入れや洗濯物入れに)

【衣類】
・下着×5セットほど
*洗濯を外注せず自分でする場合、女性は防犯のためにシンプルな下着の着用をおすすめします。病棟によっては作りが古く、洗濯物干し場にプライバシーや盗難防止策がない可能性があります。

・パジャマ×1
・普段着(長袖×4、ズボン×2、靴下×4ほど)
・羽織りやジャージ

☆衣類は圧縮袋にしまうとコンパクトです。

なお衣類については、当日の服装も決めつつ用意しましょう。
(ラフな感じでOK。レントゲンなどで検査着に着替える可能性もあるので、着替えやすい服装がおすすめ)

【必要に応じて持参】
・スマホ等の充電器
・髭剃りやシェイバー
(詰所預かりになり、使う時だけ返してくれる病院が多いです)
・スキンケア用品
(洗顔料や化粧水など。ジェル洗顔、化粧水シートが楽でおすすめです!)
・生理用品
・入れ歯やマウスウスピース、洗浄液
・メガネ、メガネ拭き
・洗濯用洗剤、洗濯ネット
(ボールドのジェルボールが柔軟剤入りでおすすめ!タッパに入れて持って行きました)

【あると便利なもの】
・スリッパ
・ネームペン
・クリアファイル
・筆記具とメモ用紙
(看護師さんへの伝言に使ったり、診察に備えて気分・体調・気づきをメモしたり、何かと活躍しました)
・部屋用の時計や腕時計
(秒針の音がしないもの)
・ドライシャンプー、ボディ用ウェットティッシュ
(病棟や病状によっては、毎日入浴できない場合があります)

・1リットル水筒
いちいち水を汲みに行く手間が省けます。
また抗精神病薬の副作用で、口が渇きやすくなることもあります。(口渇)
水分不足/水の飲み過ぎを防ぐために、目盛り付きのウォーターボトルがおすすめです。
ちなみに口渇対策にはガム、リップクリームもおすすめ。

・耳栓、アイマスク
感覚が過敏なときは特に、換気扇の音や話し声、隣の部屋の明かりなど気になるものです。外部の刺激をシャットアウトし気持ちを落ち着けるのに役立ちます。

・ウェアラブル端末
スマートウォッチやスマートバンドなど。
睡眠時間や睡眠の質、心拍数をウォッチできるため、自分の状態をつかむのに役立ちます。
医師や看護師に「昨夜はよく眠れましたか?」と訊かれたときには、「眠りは少し浅めだったけど、〇時間寝れました」と正確に答えることができます。
*病棟のルールによっては持込不可です。
*高価な物のため取扱には十分注意してください。

・1人で使える娯楽品(大事!!)
症状が落ち着くとわりと暇になります。暇つぶしできるものを持っていきましょう。

トランプ等も禁止ではありませんし、患者同士でコミュニケーションをとるのも悪いことではありませんが、、どうしても対人トラブルが起きてしまうことがあります。
*もしも対人トラブルの前兆があれば、早め早めに看護師さんに相談して対応してもらいましょう!

また、他の患者さんと関わることが疲れにつながったり、ほかの人の状態悪化に引っ張られて自分まで不安定になってしまったりすることも、病状によってはありえます。

しっかり休養するため『部屋で1人で使える娯楽品』の用意をおすすめします。

ちなみに筆者は、音楽用イヤホン、お絵かき帳と、小説をたんまりダウンロードしたKindleを持って行きました。
特に音楽用イヤホンは、周りの音をシャットアウトすることができるためおすすめです。(ただし音漏れに注意)
集中できる本や雑誌、ペン字練習帳、折り紙などもいいですね。


2.持っていかない方がよいもの

・不必要な貴重品
(病院によっては印鑑も不要です、ご確認ください)
・高価なもの、大金
・気分が落ちたり緊張が高まったりする原因となるもの
(仕事関連の物や脳を過度に刺激する物など)


3.持込不可なもの

持込不可物品は病棟によって異なります。
代表的なものとしては
・刃物(ハサミ、カミソリ、シェイバー、爪切りなど)
・煙草、ライター、アルコール類
・許可のない市販薬
・カメラ機能のある機器
などがあります。

病棟や病状によっては、携帯・スマホ・パソコンの持込も禁止されます。
通信の自由を守るために公衆電話は必ず設置されています( ‐ω‐)b
自分は念のため、身近な人の電話番号はメモして行きました。

多くの場合、初日に荷物検査があります。
持込不可物品を持参してしまった場合、基本的には病棟スタッフに退院まで預けることになります。
*爪切り等は必要なときにだけ返却許可をもらいます。

4.その他、入院準備のポイント

・荷物はできるだけ少なく!
たくさんの荷物を持っていくと、大部屋の場合は場所を取るし、持ち運びや管理も大変です。

*精神科の場合は、部屋が個室になるのか大部屋になるのか、入院当日の診察を受けるまで決まらない場合があります。また途中で部屋が変更になることもあります。

必要なものは基本的に売店やリースで揃えられますので、荷物は絞り込んで持って行きましょう。

ちなみに売店の売り場に欲しいものが置いてなくても、バックヤードにある可能性があるので、店員さんに訊いてみるのもおすすめです(*^^*)

・貴重品はバッグを分ける!
入院当日は病室に入る前に検査であちこち移動するため、「貴重品の入っていない荷物」は看護師さんに預ける場合があります。
貴重品やお薬手帳、残薬などは、大きな荷物とは別のバッグやポーチに入れて行きましょう!

・わからないことは病院へ事前確認!
持込不可な物品や、持参が必須な物品については、事前に病院へ確認をとっておくと安心です。

以上、精神科入院の際の持ちもの解説でした!
ほかにもコレ持っていくと便利だよ~といったものがありましたら、コメントください(^^)

*病院関係者の方へ
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使用用途::不登校関連書籍の購入、学会遠征費など