村越正海(職業釣り師)

釣り師、物書き、釣り具メーカー他のアドバイザー&コンサル、テレビ番組(『THEフィッシング』)の監修・出演、合同会社セイカイコレクション代表。40年以上活動を続けてきた集大成としての「釣り小説」をお楽しみください。いずれは全てのジャンルをカバーしてゆく予定です。

潮騒の詩(うた) 第10話 伊豆半島のヒラスズキ<吉田大根>

16 老釣り師とタタキ釣り 「竜司、来ていたのか」 「小太郎さん、お先にはじめさせてもらってます」  午後6時。 「奄美屋」の店内には、まだ他の客はきていない。  カ...

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潮騒の詩(うた) 第9話 房総半島のシーバス③<岩井袋港&センズイの磯>

15 連続ヒットには理由がある 「きたっ! エッ、何だこの引きは?」  小川徹也の手にしていた細身のロッドが大きくしなり、小型スピニングリールのスプールが逆転し、...

潮騒の詩(うた) 第8話 房総半島のシーバス➁<岩井海岸・センズイの磯➁>

13 ヒットルアーは『TDペンシル』 「竜司も『TDペンシル』でやってみた方がいいんじゃないか?」  良型のシーバスを立てつづけに2尾釣りあげたところで、小太郎が言...

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潮騒の詩(うた) 第7話 房総半島のシーバス①<岩井海岸・センズイの磯①>

11 プロ釣り師のプライド  午後6時。  畠山小太郎が「奄美屋」のドアを開け店内へ入ると、奥のテーブル席に2人の男が座っているのが見えた。 「いらっしゃい。お客様が...

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潮騒の詩(うた) 第6話 伊豆半島のヒラスズキ<石廊崎の事故>

10 大波が釣り師に襲いかかる  目の前に広がっていたのは、大荒れの海であった。  ドドーッという、心臓まで突き抜けるような振動とも響きともつかぬ衝撃音を伴いなが...

潮騒の詩(うた) 第5話 伊豆半島のワラサと投げシロギス<モズガネ・宇佐美海岸>

8 魚の動きを自由に操る釣り師  「この魚はどうする?」 「えっ?」 「リリースするかキープするか、どっちを選ぶか?ってことだ」  松本竜司の釣りあげた、優に5キロ...

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