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【初詣編】奇跡のサンライズ出雲の旅⑤

いざ初詣へ

ホテルに戻って仮眠をし、意を決して出雲電鉄の特別チケットで出雲大社に向かう。昨年の伊勢神宮の初詣は広大な敷地内で身動きできないくらいで、来るんじゃなかったと引き返したいくらいの人混みであった。

出雲大社の行列は確かにひどかったけれど、思ったほどでもないなというのが正直なところだった。隣に私と同じようなおひとりさま女子がいたので、「どのくらい並ぶんですかね」と話してみたら、「2時間ぐらいですかね」と言うことだった。想像以上より、全然楽勝だと思った。

気楽なおひとりさま旅にとって、一つだけとても辛いことがある。場所取り中にトイレに行きたくても行けないことだ。隣のお姉さんにお願いして、場所取りをしてもらって、恥ずかしながらトイレに行かせてもらった。ご祈祷もお願いしようと思ったがかなり混んでいたので、昼間もう一度こようと思った。

出雲ならではのおみくじ

そしておみくじ。
出雲大社のおみくじは大吉とか凶とかそういった区分は無い。
私がひいたおみくじは、調べたところによると、実質2つしかない大吉相当の1つだった。
伊勢神宮にはおみくじがなかったが、やはりお正月ぐらいおみくじを引きたいものだ。はるばる来たかいがあった。

基本的に人混みは嫌いで、というかパワーを吸い取られる感じがして、だるくなってしまう。元旦の初詣はさっとお参りをしてまた昼間改めて出直すこととした。1日は午後から八重垣神社に行くつもりでいたので、1日正午までは何度でも笑、出雲大社を満喫するのだ。
また出雲電鉄の帰りの便に乗り、ホテルで仮眠をした。日を改めて始発でまた出雲に向かうため。一体何往復するんだと言う自分にツッコミを入れたくなる位、出雲電鉄に乗りまくった。私はほどほどができない。長所でもあり、時に短所でもある。

出雲大社でのご祈祷

仮眠をとって出直した3回目の出雲大社は、少し人も落ち着いた感じだった。そして、出直した最大の目的、新年のご祈祷をお願いした。私の祈祷内容は、病気平癒と縁結び。大抵の人は心願成就や厄払いだ。私のようなピンポイントで、しかも二つという、このようなご祈祷した人はいなかった。

なぜ病気平癒なのか、なぜ縁結びなのか。きっとこのテーマだけで、相当数の記事が書けるくらいかなりディープな背景がある。マックスで波瀾万丈の人生なのだが、泣きながらも転びながらも、気が付けば乗り越えてきている。絶望の中に蜘蛛の糸が必ず降りてくる。そこに気づきもある。そんな事はテーマを変えてまた書きたいと思う。きっといろんな人に勇気を与えられるのではないかと僭越ながら思ったりもしている。

話が脱線してしまった。出雲大社のご祈祷は、私的にはとてもとても感動した。伊勢神宮のご祈祷はそれはそれで良かったが、ちょっとスマートすぎる感じがした。美しくそつがないと言う感じだ。出雲大社のご祈祷はとてもローカルで泥臭い感じがして、実際に降臨している感じがした。なぜか腹の底から沸き上がるような何とも言えない感情が持ち上がった。天の神々に巫女さんが鳴らす鈴の音も、本当に神々か降臨しているようで心が震えた。出雲大社の鈴付きお守りは、車や家鍵のキーホルダーとして使っており、毎日、チャリンチャリンと澄んだ音を鳴らし、祓い清めていただいている。

出雲大社の初詣は、五感で体感することに集中して、写真はほとんどとっていなかった。でも、心と体には、しっかりと刻まれている。

コロナ過で全国の初詣は自粛かもしれない。やはり年越しは神聖な場所で身を清めたいものだ。せめて、バーチャルでも想像していただける機会となれば嬉しいなと思います。



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