ムナカタ

都内の制作会社で働く編集者です。駆け出しです。片付かない頭の中をマシにするためのnot…

ムナカタ

都内の制作会社で働く編集者です。駆け出しです。片付かない頭の中をマシにするためのnote。

最近の記事

嫌いな言葉TOP3

惨めな気持ちになってしまうから、ミライ☆モンスターが観れません。 ムナカタです。 言葉って不思議ですよね。 同じ言葉でも、受け取る人によって感じ方が変わってくる。 言った側に悪気が無くても受け取った側はなんかモヤモヤしてしまう、そういう表現も沢山あります。 今回は、私がどうしても受け入れられない言葉をランキング形式で発表したいと思います。 共感する部分があったら、ぜひコメントしてください。 第3位:「生きてるだけで偉いよ~」「偉い」ってなんだよ。偉いわけないだろ。というか

    • 「休みの日、何してる?」の答え方

      こんにちはムナカタです。 突然ですが、「休みの日、何してる?」と聞かれた時、皆さんはなんて答えてますか? 飲み会の席なんかでよく聞かれるヤツですが、「ピアノ」とか「ジム」みたいに分かりやすい趣味を持っていない人にとっては、地味に返答に困るタイプの質問ですよね。 「特になんもしてねーよ!」っていうのが本音ですが、かといって「寝るのが趣味です」とか言っても場をシラケさせるだけ。 これに対する返し方には長年悩んできたのですが、ついに対処法を見つけたので、今回はそちらを共有し

      • 「懐かしさ」とどう向き合うか

        近年なんだかトレンドになっている”平成レトロブーム”。 たまごっちやデジタルカメラ、PUFFYなど、あらゆるジャンルで「懐かしいもの」が注目を集めている流れを感じます。 「流行っている理由は、Z世代にとっては逆に新鮮だから」という見方もできますが、当時世代だった人の間でも改めて盛り上がっているようです。 不思議なことではありません。 人は誰しも懐古主義者の側面を持っているからです。 特に情報過多の令和においては、「選ぶだけでエネルギーを使う。知っているものを浴びたい」と

        • 「狭く深く刺す」は更に加速する

          かつては、”全国的なブーム”というものがちゃんと存在していたと思います。 「逃げ恥」や「半沢直樹」はみんな観ていましたし、「AKB」も「嵐」も知らない人はいなかったでしょう。 しかし最近はそういったものがだんだんと薄れてきているのを感じます。 「今流行ってるこのアーティストってさ、」と友人に話しかけても相手には通じてない、みたいなことがしょっちゅうあります。 コミュニティが分散しているんですよね。各々が好きなアカウントをフォローして、好きなコンテンツを楽しめますからね。

        嫌いな言葉TOP3

          ゆるやかな世界の終わり

          生成AIの登場が、昨今のコンテンツ過多を一気に加速させた。 信憑性に欠ける情報、質の低い情報が今まで以上に生産されるようになった結果、コンテンツの選別コストも比例して膨れ上がっている感触がある。 かつては心から楽しめていたYouTubeやTwitterがユーザーを疲弊させるだけのアプリに変わりつつある今、ゆるやかに世界が終わっていくその様が地球温暖化に重なって見えるのは僕だけだろうか。 呼吸をしたりゴミを燃やしたり、僕らは色んなやり方で温室効果ガスを排出しているが、個人レ

          ゆるやかな世界の終わり

          一生痛い思春期でいたい

          制服を着ていた頃は、世の中に対する恨みみたいなものが自分の中に沢山存在してた気がする。 でも今はどうだろう。 沢山の人に出会って視野が広くなった。 色んな考え方があることを知って、他人のことを頭ごなしに否定することが怖くなった。 相手の言動に受け付けない点を感じても、わざわざ口に出さなくなった。 うっかり口に出さないように、そういうことを考えることすら抑制する習慣がついた。 本音が消失し、感覚が錆び付いていく。 社会的な人間になっていくことの恐ろしさを肌で感じる毎日。

          一生痛い思春期でいたい

          思考実験を思いついたよ

          研究者達が集まって、あるAIを作った。 そのAIは、カメラから取り入れた風景を文章として出力することが出来る。 出力される文章は限りなく写実的で、読むだけで元の風景が鮮明に伝わるようになっている。 描写に余白はなく、人による解釈のズレは生じ得ない。 誰がその文章を読んでも、頭の中には全く同じイメージが思い浮かぶ。 そのAIはまるで、説明を司る神である。 この神の前に、とある男性が通りがかった。 男性の容姿が文章に変換された時、それは肖像権の侵害にあたるのだろうか?

          思考実験を思いついたよ

          握力測る時さ、「夏色」流すといいよ。

          「握力測定しませんか~」 上野公園を散歩していた僕は、その懐かしい響きのする言葉に一瞬足を止めた。休日のファミリー客が行き交う道の真ん中で、60代くらいのおばさんが声掛けを行っている。何のキャンペーンだろう、としばらく見ているとおばさんも僕に気付いたようで、小走りでこちらに近づいてきた。 「向こうのテントのところで握力測定出来ますよ~良かったらどうですか~」 そう言っておばさんが指し示す先には運動会などで使われる横長の白いテントが立てられていて、そのすぐ側では「健活プロジェ

          握力測る時さ、「夏色」流すといいよ。

          視野なんか狭くて良い

          受け手に対して過度に配慮した表現が苦手だ。 「自分はこう思うけど、そうじゃない人もいると思う」ということをわざわざ強調したり、 「結局は人それぞれ、自分にあったやり方で」みたいに柔らかくまとめたりする表現のことだ。 こういうことを言う人は、基本的に優しい。 世の中には色々な価値観があることを理解していて、自分と異なる考えの人が不快な気持ちにならないように、伝え方に気を遣っている。 一方で、卑怯なやり方だとも思う。 何かを発信する以上、誰かを傷つけることは避けられない。

          視野なんか狭くて良い

          にぼしいわし・いわし似の上司に恋をしてしまいました。

          とある編集プロダクションに内定が決まった。正式な入社は来年の4月からなのだが、早く経験を積みたかったので、一足先にアルバイトとして働き始めることになった。 仕事を始めて思ったのは、案件の幅が想像以上に広かったことだ。出版社や企業からの依頼をもとに書籍・雑誌・Webコンテンツなどを制作していくのだが、社内報やフリーペーパーなどの制作も請け負っているようだった。 中でも珍しいと感じた案件は、とあるアーティストのファンクラブ会員に向けたコンテンツ制作の依頼だ。企画内容を聞いて驚

          にぼしいわし・いわし似の上司に恋をしてしまいました。

          好きなバンドが好きすぎて勝手にMVを作った

          今日は私が愛してやまないバンド、「macaroom」についてお話したいと思います。 エレクトロニカでありながら、爽やかで柔らかい。ポップなトラックに天使の囁きのようなemaruの歌声が調和した彼らの音楽は、「有機的なエレクトロニカ」と評されるほど。 そんな彼らとの出会いは、YouTubeで見つけたとある動画でした。 それは何気ない生配信の切り抜き動画で、音楽家らしき男が酒を飲みながら、視聴者から寄せられたコメントを読み上げていました。 音楽の話題になっている中で、とある視

          好きなバンドが好きすぎて勝手にMVを作った

          マスコットキャラクターは看板娘じゃない、スタンドだ

          企業や自治体、またはテレビ番組や本などで、かわいいキャラクターが象徴として置かれていることがあると思います。 皆さんはこいつらの役割について考えたことがありますか? 親しみやすさを与えるためでしょうか? あるいは、記憶に残りやすくするためでしょうか? そういった看板娘のような側面ももちろんあるとは思いますが、決してそれだけではないと思います。 チコちゃんを例にあげます。 あらゆる雑学を知っているチコちゃんですが、それらは全てディレクターのリサーチによるもの。 じゃあディ

          マスコットキャラクターは看板娘じゃない、スタンドだ

          例えに用いられやすいものを考えてみた

          こんにちはムナカタです。 今日は有益な記事です。 友人や家族と会話する中で、理解を助けるため、あるいは笑いを取るために、例え話を用いることがあると思います。 「〇〇じゃん」 「▢▢みたいなこと?」 「△△かと思ったわ」みたいな感じで。 「丁度いいタイミングで丁度いい例えをしたい!」っていうのは、誰もが憧れることじゃないでしょうか? 芸人さんとかは特にこれが上手いですよね。 ですがココで一つ注意しておかなければなりません。 我々一般人は、松本人志や川島明にはなれないのです。

          例えに用いられやすいものを考えてみた

          ジョジョ×ガリレオ=SPEC

          SPECってドラマを覚えていますか? 加瀬亮と戸田恵梨香のダブル主演で2010年に放送されていた刑事モノです。 僕は放送当時は観ていなかったんですけど、この二人が出るってだけでなんか面白そうで以前から気になってたんですよね。 で、GWにふと思い立って観てみたんですが、まぁーこれが面白い。 まさにこういうドラマを求めていたというか。 かなり衝撃を受けちゃって、そのまま全話イッキ見しました。 見終わった後の余韻も凄くて、「SPECから感じるこの強烈な魅力の正体は何なんだろう」

          ジョジョ×ガリレオ=SPEC

          好きな映画聞かれたらコレを言え!そこそこ盛り上がる作品ベスト3

          春、それは自己紹介の季節春だ!出会いだ!!自己紹介だ!!! 進学や就職を機に関わる人が増え、自己紹介が必要になる場面が増えてきたんじゃないでしょうか。 特に何かに打ち込んでいるわけでもない僕みたいな人間は、 「趣味は映画鑑賞です」 などといって誤魔化すしかないのですが、その際にほぼ必ず返ってくる苦手な質問があります。 「へぇ、映画好きなんだ。何が一番好きなの?」 タイタニックとか王道作品を挙げて、無個性なやつだと思われたくないじゃないですか。 かといってドヤ顔で「ダンサ

          好きな映画聞かれたらコレを言え!そこそこ盛り上がる作品ベスト3

          大味なバラードに食傷気味の君へ

          はじめに泣けるバラードって、演奏が大袈裟でシラケる時があるんですよね。 上質なバイオリンも、卒業式みたいなピアノも、 こっちの感情を無理に動かそうとしてくる感じがうんざりしちゃうというか。 そんな捻くれた僕なんですが、実は最近好んで聴くジャンルがありまして。 ズバリ、ポップレクイエムっていうんですけど。 なかなか面白い音楽だなと思ったので、今日はこちらについて紹介したいと思います。 ポップレクイエムとはニコニコ大百科を参照すると次のように書いてあります。 「ポップ」な「

          大味なバラードに食傷気味の君へ