見出し画像

30.Dec.2019 モヤモヤについて考えること

昨年の年末年始もメルボルンで過ごしたわけだが、海外では正月感というのは自分から求めないと感じられないことを経験済みなのでお正月に向けて準備。

大晦日はほとんどのお店が閉まってしまうはずなので、大急ぎでスーパーに食糧の買い出しに行ってきた。年越し蕎麦用のカップ麺と、お雑煮でも作るかということでお餅とその他の具材を買うつもりだったが、どん兵衛は見つからず。どん兵衛年越し蕎麦チャレンジ失敗。仕方ない。

恐ろしく暑い日だった。その上強風で、バスを待っている間熱風に煽られて酷い目に遭った。午後からは雲行きが怪しくなり、雷が鳴って通り雨が降った。部屋の窓からの稲妻鑑賞の捗る夕方だった。
夕食は昨夜余った餃子を焼いて食べた。相変わらず美味しい。


日常的に発生する些細なモヤモヤについて考えてみることが自分自身の精神的な向上に繋がるのだと思う。

ということを日頃から考えている。

いろんな人と接して、いろんな会話を交わして、考え方の違いを受けてそれについて考え、新たな知見を得る。これが多文化社会の中であればより一層たくさんの刺激が得られる。

僕はこの地で様々な異なる社会的背景を持ち合わせた人々との交流ができている。そういう意味では僕が海外進学に求めたコンセプトを実によく再現しているかもしれない。

意見や価値観が合わない人をやみくもに遠ざけるのではなく、「何故この人たちはそう考えるのか」「何が彼らをそうさせるのか」に興味を持って、頭にモヤモヤを抱えたままにせずそれについて深く考えてみるということが大切なのだと思う。

もちろん特定の他者の考えていること全てを知ることはできないし、その持ち合わせた背景を「想像」するという手段のみでしか理解に働きかけることはできない。それでもそうすることで何かしらの発見があり、当初とは少し違った接し方をすることができるようになっていることがある。

僕は日本で過ごしてきた間に知らず知らずのうちに積み重ねてきたあらゆる偏見を異国の地で初めて認識することができた。こうして海外で学ぶ機会に恵まれ、ここでの生活が許されている間にその無意識の偏見を壊していく作業に取り掛かっていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?