主婦兼設計士としてキッチンの使い勝手を考えてみる
食い意地が張った妊婦兼主婦であり、本業は建築、インテリア設計士のmuguです。
食べることが好きだと言うのはこれまでの記事でも書きましたが、料理を作ることも好きなのです。
主婦として設計士としてもキッチンの使い勝手はどうするべきか、普段から考えていることを簡単にですがまとめてみたいと思います。
理想のキッチンを考える前に、わが家の現状のキッチンを使って問題点をあげていきたいと思います。
うちは分譲マンションの賃貸になります。床面積は約100平米で4LDK角部屋、ファミリー向けです。住み始めて3年が過ぎたところ。
写真でご紹介しようと思ったら片付けに何日かかるかわからないので図にしています。
① アイランド型キッチン
これが第一の問題点です。
アイランドキッチンというと、一般的には憧れる人も多いタイプの型です。わたしも内覧の時はそうでした。笑
まずキッチンがリビングダイニングに向けて丸見えなんですね。(開放的すぎる・・・)
コンロ前の仕切りすらガラスです。
これも油のハネやら汚れがよく目立つんですが、どちら側からも見えてしまうのでこまめに拭かなければいけない。
お客様が来る!片付けよう。となるとカウンター上部にあるものをある程度隠さないとキレイにならない。
そしてワークトップ上部に調味料や料理道具を置いておくスペースが全くない。
棚を付けようかとか魅せる飾り方を考えたりと悩みましたが、雑多なのがさらに丸見えになるだけで美しくない。
美しさより使い勝手だろう。と思われる方もいるかもしれませんが、そこは専門職の端くれとしては納得できないとどうしても前に進めない。
納得すべき落としどころにで会えるよう、日々研究あるのみなのです。
あと、大問題が回遊性です。
こちらも一般的には回遊性がある間取りは人間の本質上、快適さが増すとゆうのが定説です。
わたしもお客様に何度この話をしたか分からないくらい話しをしています。今もそう思っています。
ですが、小さい子どもがいるアイランドキッチンの回遊性がこんなに危険だとは思わなかった…。
もちろん子どもはぐるぐる廻るのが大好きです。
となると料理中だろうが関係なくキッチンを通って走り回ります。火や油、包丁を使っていると危ない危ない…
ハイハイをするような赤ちゃん期もどちらからも攻め込んでくるので、危ないったらない。
ベビーガードの設置を検討しましたが、ガードを取り付けたい適切な位置に壁がない。2箇所付けなければいけない。大人の利用の妨げになる…
賃貸でも取り付けられて自分が納得のいくベビーガードがいくら探してもないので、もう諦めています。
アイランドキッチンの盲点を痛感しているところです。
もちろん良い点もあります。
開放感があり部屋全体を広々と感じれてLDや和室、子どもの様子を見渡せるのは良いし、料理の頻度が少なめとか、常にキッチンカウンター上をキレイに保てるご家庭には良いのかな?と思います。
わたしのようなずぼらなタイプには不向きなんだな…と。
小さい子どもがいる家にも不向きかな、と思います。
観葉植物とか小物を置けばかっこよくなるかな〜とは思いますが、これもおチビ問題でなかなか難しいのです。
アイランドキッチンとうまく付き合う方法。あるのかもしれないので模索は続けたいと思います!
② 背面収納
これは、、単純に収納が全然足りない。笑
私が器好きとゆうことも問題なんですが…
食器棚にあたる部分に引き違いのガラス戸(曇りガラス)が付いていますが、これがまた邪魔。
当然右側のモノを取りたい時は左側はさわれません。逆も然り。
この些細な動作が毎日になるとかなりストレスです。
多分アイランドキッチンなので見た目をスッキリ見せる計画でのガラス引き違い戸だと思いますが、使い勝手は完全にNGです。
作業台カウンターを付けて下部に引き出し、上部に開き棚くらいが使い勝手は断然良いはず。
電子レンジを置いている棚も狭くて使いにくい。倍の幅は欲しいところ。
冷蔵庫は引っ越す前から持っていたパナソニック製。
幅がカツカツだった為左側の扉が110°くらいまでしか開かない。泣
こちらの背面収納は不満たらたらになります。
もう少し利用する側に自由度があった方が良いのでは?と思った。設計の方ごめんなさい。
③ キッチンワークトップ(カウンター)高さ
これは85cmと一般的ではあります。
キッチンワークトップの高さの算出方法ですが
身長 ÷ 2 + 5cm
こちらの式になります。
ですので身長160cmの方だと
160cm ÷ 2 + 5cm =85cm
まだまだキッチンには女性が立つことが多いとされている世の中では、日本人女性の平均身長に合わせた高さと言っても良いかと思います。
ですが…わたしは身長が170cmと高めなのです。
先ほどの計算式でいうと90cmがベスト。
5cmの違いはあなどれませんよ。
今はお腹が大きくなってきたのもあり、ちょっとかがむ姿勢が長時間になると腰が痛くてかなりきついのです。
こればっかりは自分で家を建ててキッチンをベストな高さにするしかない解決はしません。
昔から背が高くて得することもあるけど、損することもある(個人的な問題ですね…)
今回は不満を沢山取り上げてしまった家のアイランドキッチン。ごめんよ…
それなりに使い慣れてるところはあるので、毎日感謝しながら使ってます。
現在のキッチンに不満があるからこそ学ぶことが出来るし、どうしたら良くなるのかと考えることができて、仕事に繋げられるし、自分の理想のキッチンの条件も絞っていけます。
あと何年住むかはわかりませんが、今回を機に寸法を出して記録できたし、ひとつ良い思い出が出来ました。
次は理想のキッチンを具体的に考えてご紹介したいところ!
いつまとまるかなぁ…笑
mugu
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