mamimume堂

プラントベースのご飯やおやつ(今はお休み中)。2022年に夫と上京したら、妊娠しました…

mamimume堂

プラントベースのご飯やおやつ(今はお休み中)。2022年に夫と上京したら、妊娠しました。ベルギー人の夫とノミちゃんの3人家族。何もかも新しい生活。

マガジン

  • mamimume堂 手記

    39歳!妊娠してからの記録 日刊だったり、週刊だったり、月刊だったり、気ままに更新してます。

  • SCRAPPY zine📰

    ごはんや生活、子育てにおいて、面白そうな記事のまとめ

  • ひとり言zine

    絵を描きます。日々の素朴なことのイラスト日記

最近の記事

産後うつがやってきた

結局は未だ病院に行ってはいないのだけれど、産後うつになった。 ノミちゃんとの日々や、子育てのこと、離乳食のことも記録したかったけど、どう書いて良いやらわからなかった。 楽しいふりなどできなかった。 昨年2月に子どもを産んでからというもの、自分にはこれっぽっちの余裕もなく、とにかくガムシャラだった。ずっと、自分が自分の人生を生きている感じではなかったし、この一年、いやひょっとするともっと長く、夫や子どもが優先で、自分自身は後回しだった。 毎日を子どもと2人で家で過ごす…

    • 第18話 ジーンズが入った

      あっという間にノミちゃんは5ヶ月を迎えようとしている。もう5ヶ月かぁと思う反面、やっと… やっと… という気持ちも大きい。 ノミちゃんの著しい成長を間近で見て感動する一方で、産後の心と体の不調は無視できないくらいに大きくて辛かったりする。節制することなく好き放題食べた結果、妊娠でたっぷり14キロ増えた体重はなかなか落ちず、完全に戻るには長い道のりである。筋肉は落ちて、なんかもう全体的に重力に従順というか、逆らうことなどまったくできない。 色んなことが産前や妊娠前と違いすぎ

      • 第17話 産後、ボロ布になった身体

        聞いていた通り、出産で自分もボロ雑巾のようになった。『会陰マッサージオイルのお陰で、出産の傷も最小限で抑えられました!』 そんな口コミに釣られてオイルを買って使っていたが、吸引分娩により傷は酷く、縫合には1時間程かかった。 余談になるが、ノミちゃんも出てきて『終わった…』と、心底ホッとしていたら縫合が始まった。麻酔なしでチクチクと縫われる痛みは、不意打ちにも程が過ぎた。陣痛から始まって二重苦、三重苦と、一体何の罰ゲームなんだと思った。 全て終わって二日ぶりの病室へ戻った

        • 第16話 産まれた 〜後半

          続き〜 促進剤の効果は一晩中続いて、ほとんど眠ることはできなかった。少し休めるようになったと思えば、2日目の促進剤投与の時間になった。「怖くて促進剤を打ちたくない。本当に痛いしもう嫌だ。」と泣いて訴えたけれど、もちろん聞き入れてはもらえなかった。 泣きべそをかいて投薬されるのを見つめていた。ある力を振り絞って逃げたかった。前日にすでに薬漬けになっていたからか、薬は10分そこらでガンガンに効き始め、再び悲鳴をあげないと済まない状態になった。 その日の陣痛室には、お隣のベッ

        産後うつがやってきた

        マガジン

        • mamimume堂 手記
          17本
        • SCRAPPY zine📰
          2本
        • ひとり言zine
          5本

        記事

          第15話 産まれた 〜前半

          2か月前、ついにノミちゃんが産まれました。 陣痛促進剤を使った計画分娩、2日かかりの所要時間30時間以上と見事な難産でした。 『ノミちゃんがスポンと生まれますように』 あのお願いは、何処へ… 入院日、まずは子宮口を広げるためのバルーンを挿入をする為に処置室へ行った。説明を受けた時は「バルーンね、はーい」と軽く考えていたけれど、実際それだけで悶絶するくらいの痛みであった。不意打ちの激痛に私はショックを受けた。「バルーンがきっかけで陣痛が来て、すんなりと分娩って流れもある

          第15話 産まれた 〜前半

          第14話 Hotel Maman

          グレさんは、毎日お腹に向かって話しかけてくれるのだけれど、グレさんの声に反応してぐり〜んと動くことが多くなった。私の声はもはやアンビエントなのか、声が小さくて聞こえないのか何の反応もないが、パパの声には反応するので、私はただの宿ーHotel Maman(ホテル マモ)なのかいと言った気持ちである。 先日、グレさんと散歩をしていて2人の影が映ったときに、「ココにもうすぐもう1人、人間の影が加わるのか〜」と、柄にもなくニヤけたのだった。その影は我々の間に入るのか、私側に来るのか

          第14話 Hotel Maman

          第13話 ガルガル期

          コロナの関係もあって、陣痛促進剤を使う計画分娩が病院の意向である。子宮筋腫もあるし出血量が多くなるかもとのことで、貯血をしたりと出産に備えていた。 しかし、38週時点の検診ではやっぱりまだまだ子宮口は硬く、生まれそうにないとの判断が下り、最初に予定していた入院の日取りは延期となった。子宮が準備できてないと促進剤も効かないし、焦らず待とうというのが担当医の意向。 (それなら、思う存分遊ぼう…)っと、診察室で思ったのだった。 「まだだったよ〜、こうなったら存分に遊ぶよ。」と

          第13話 ガルガル期

          第12話 37週、駆け込みデート

          まだまだ生まれるまで時間があるぞと言っていたら、あっという間に37週まできた。 とはいえ、まだまだ子宮口は硬く閉じている様子であった。 当の本人も、胎盤枕で手を頭に当てて口をぺろぺろしたり、あくびをしたりして、ゆったりとお腹の中でくつろいでいるのがエコー検査に写っていた。 内診で指をグリッと膣の中に入れたりするんだけど、それが痛くて痛くて顔がひん曲がる。「まだっぽいな」という先生の声がして、イテテ…となりつつも『[まだっぽい] は、いつ [そろそろだな] に変わるのだろうか

          第12話 37週、駆け込みデート

          第11話 自分のための子育てはじめをする

          何度となく泣きじゃくってきた妊娠生活だったように思う。 泣きつく先はグレさんで、いつも受け止めてくれるので本当に仏のような人だなとありがたい。大きな愛でこんなわたしを受け止め、包んでくれるグレさんである。 けれども、自分を助けれるのは自分だけ、っということも忘れちゃいけないなっと。 里帰り出産ではないし、事情があって産後に母は来れないしで、グレさんが『パパ産後育休』を取って、2人体制で産直後に挑む予定であった。が、ココに来て「もしかすると休みが取れないかもしれない」といわ

          第11話 自分のための子育てはじめをする

          第10話 妊娠後期、股関節痛と恥骨痛

          妊娠33週を迎えた頃、ドスンと骨盤あたりに子が重たくのしかかる感じがした。 なんか今日は一段と重い… と言いながら、スーパーから歩いて帰った翌日、恥骨と股関節が痛くて歩けなくなった。まず最初の一歩がでない。歩くのも通常の半歩ずつしか動けないし、立ち上がるもイテテ… となるし、寝るにしたって痛くて寝返りが打てないという事態になった。 自分でもほとほと嫌になるが、動けなくなるともう一生動けないんだ… 寝たきりの婆さんなんだ… と思ってしまうのはなんでだろう。 恥骨の痛みなんて今

          第10話 妊娠後期、股関節痛と恥骨痛

          第9話 マタニティブルー?

          どんどんとお腹が大きくなってきた妊娠30週前後、ちょっとした鬱症状に見舞われた。 グレさんの家族たちと過ごした賑やかな日々も瞬く間に過ぎ、急に虚無感というか、でかい腹と共に自分だけがポツンと取り残されているように感じ、急に悲しい気持ちに襲われた。 疲れもあったのだろうけど。 30週が過ぎてくるとお腹もまた一層重たくなるけど、そろそろいつでも入院できるように準備しといたほうがいいだとか、赤ちゃんがやってくる準備としてこれが必要だとか、急に考えることが多くなった。 どうしよ

          第9話 マタニティブルー?

          第8話 区役所結婚式

          少し前に入籍をした(祝) もともとグレさん両親が秋に来日予定であったので、そのタイミングで入籍をしようとなった。私はグレさん家族にはSkype上では会ったことはあるけれど、実際にはまだ会ったことが無く、グレさんは結婚前に一度会う機会を設けたいと強く希望していた。 『せっかくだから私たちも行きたい』と、 グレさんの姉や妹たちも揃って日本へくることになり、こんなことは滅多にないだろうということで、私の家族との顔合わせもこのタイミングでやることとなった。 面倒くさがりなため結婚

          第8話 区役所結婚式

          第7話 減塩に取り組む

          つわりもひと段落し、再び料理が楽しくなってきた。つわり中に味噌やらのハッキリした味が好みになり、塩に加えて味噌や醤油をよく使うようになった。高血圧でもないので、塩分量などもさほど気にせず、以前より断然味濃いめのご飯を作っていたと思う。 ある日、トイレに行ったところおしっこが異常なまでに白濁しているのが認められた。スーパーたんぱく尿といった感じで、瞬時に 『何か怖い』 と思った。 かと言って体の異常もさほど感じられなかった。『きっと大丈夫』と騙し騙しに思うも、妊娠高血圧症とか

          第7話 減塩に取り組む

          第6話 動ける喜び

          妊娠4ヶ月と少し、自分の子どもがお腹でスクスクと成長しているらしいことがわかってからというもの、鉛のように重かった身体が日に日に軽くなってくるのが感じられた。 食べれられるものが増え、外出も苦に感じることが少なくなり動くのが楽になってきたので、急遽お盆の帰省を決めた。一応、病院の先生にも「お盆帰省しようと思っている。」と伝えると、「ん〜まぁ安定期にも入ってきてるから大丈夫と思う。コロナだけ気をつけてね。」と言われた。 グレさんは仕事だったので単独帰省になるけれど、まぁ何とか

          第6話 動ける喜び

          第5話 つわり、冴える感覚

          (続き) 異常なまでの疲労が自然の中ではスッと消え、都会に戻るとまた疲労や不調が戻ってきた。 そういえば…と思い出したのが自分のHSP性質というか、この数年は気にもなっていなかったエンパス体質のことだった。 エンパスの人たちは共感力が強くって、人混みなどではもろに他人のエネルギーを受け取ってしまう為、とても疲れやすかったりする。けれども、最近では気ままにすることの方が勝っていたのか、そんなことはすっかり忘れていた(それはとても喜ばしいことである)。 そして、そういえば1年

          第5話 つわり、冴える感覚