横田睦美/料理家

パティシエ(製菓衛生師)、業務用調理器具販売、食品営業、アシスタントを経て料理家に。企…

横田睦美/料理家

パティシエ(製菓衛生師)、業務用調理器具販売、食品営業、アシスタントを経て料理家に。企業さまへのレシピ提案をしています。和洋中エスニック、和洋菓子からおせちまで。旅はもっぱらアジア専門。著書に『極上だれでパパッとごはん』 https://lit.link/muccinpurin

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  • レシピとアイデア帖

    野菜を中心にした、あとひと品が欲しい時のレシピをまとめています。 この組み合わせがおいしい!といった組み合わせ・アレンジのアイデア帖。

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    日々の口福では、気取らない家ごはんを日記のように綴っています。 作ったもの、食べたものの備忘録。

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お肉ほろほろ。飲めるほどやわらかいプルドポーク完全ガイド

お肉ほろほろ、触れるだけでほぐれる極上やわらかなプルドポーク。「レシピ教えて」の声が絶えない我が家のプルドポークレシピをご紹介します。 結論、プルドポークは飲みものです。 プルドポークの作り方もっと詳しく▶︎材料について ・肉は豚肩ロースブロックを。豚ロース(とんかつに使う部位)だとほぐれないのでご注意ください。 ・玉ねぎ、にんじん、セロリは合計で150g程度あればバランスはお好みでどうぞ。 味の主役はユウキ食品の「スパイス21」。21種類のスパイスとハーブ、調味料が

    • 【朝が弱い人必見】3分でできる台湾朝ごはん「トウジャン」で夏バテ知らず

      「時間ない、食欲ない、作る気力もない」 とはいえ何か食べないと暑さに勝てる気がしない…そんな夏の朝にぴったりのカンタンで栄養満点な朝食、あります! 鹹豆漿(シェントウジャン)「鹹=しょっぱい」「豆漿=豆乳」で直訳すると “しょっぱい豆乳” を意味する台湾朝食の定番朝ごはん、鹹豆漿(シェンドウジャン)。日本でも専門店ができるなど人気ですよね。 必要なのは豆乳とほんの少しの調味料、そしてトッピングだけ。豆乳を温めて器に注ぐだけだから調理時間はわずか3分! 冷房で冷えやすい夏

      • 種もヘタもまるごと味わう。夏のお助け作り置き「ピーマンの梅びたし」

        「ピーマンって種とヘタを取るのが面倒…」わかります、わかります。 ならばまるごと食べてしまおう! 調味料ひとつで夏の苦味をまるっと味わえる、冷蔵庫にあると助かる夏のおたすけピーマンレシピです。 ピーマンの梅びたし(通称くたくた梅ピーマン)ピーマンをまるごとじっくり焼いて甘みを引き出したピーマンの梅びたし。味付けはポン酢しょうゆと梅干しだけで手軽に、夏にうれしいさっぱり味に仕上げます。 種とヘタを取らずにそのまま調理するので手軽なだけでなく、種に多く含まれる栄養をまるっ

        • 「もっと早く知りたかった…」ぷりっぷりでとびきり甘い【とうもろこしの茹で方】

          「もっと早く知りたかった…」「どうやって茹でたの?」と聞かれる我が家のちょっとしたとうもろこしの裏ワザ。 たったひとつのコツでかなう、旬のとうもろこしをとびきり甘くとびきりおいしくぷりっぷりに茹でる方法をご紹介します。 材料・とうもろこし……………お好みの本数 ・塩……………………………お湯に対して約3% ▶︎とうもろこしの選び方 とうもろこしは皮の緑色が濃く、なるべくみずみずしいものを選びます。 ヒゲの色はこげ茶色で本数が多いものを選びます。ヒゲの色=完熟度、本数

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          実は生で食べられる。調味料ひとつでできる「生ズッキーニの無限ナムル」

          「ズッキーニって生で食べられるの⁉︎」と驚かれますが、旬のズッキーニはみずみずしく生で食べるのがいっちゃんおいしい。きゅうりとはまた違ったサクサクとした食感を味わったら生ズッキーニの虜になりますよ。 ズッキーニのナムルの作り方 もっと詳しく▶︎材料について ズッキーニは皮にキズがなくハリがあるものを。夏場の長ねぎはちょっとお高いけれど、長ねぎが入るとナムルっぽさがアップするのでぜひ。 鶏がらスープの素は味の素®︎の「丸鶏がらスープ」を使っています。粉末が細かくて水分が

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          ぬかいらずでほっとくだけ!一番めんどくさくない「たけのこのあく抜き」

          たけのこの成長スピードは凄まじく、旬になるとあちらこちらからおすそわけをいただくという人も多いはず。もらったはいいが困るのはあく抜き。吹きこぼしたりシンクを詰まらせながらぬかを使ってじっくり茹でる…必要はないんです!拍子抜けするほど簡単なたけのこのあく抜きの世界へようこそ。 たけのこのあく抜きもっと詳しくたけのこのあく抜きといえばぬかと鷹の爪というイメージがありますが、ぬかを使ったあく抜きはうっかりすると吹きこぼれてコンロが大惨事になったり、茹で汁を捨てる段階でシンクがガビ

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          「これは革命だ」。生クリームもチョコすら使わないあたらしいトリュフができました。

          私、大発明をしちゃったかもしれない…。 生クリームどころかガスも、はかりも、チョコレートすら使わない究極のミニマルトリュフができました。 ラムあんトリュフの作り方もっと詳しく①ゆであずきのシロップを切る ゆであずきを缶から出し、シロップを切ります。ゆであずきはスーパーだけでなく、ドラックストアやローソン、セブン-イレブン、ファミリーマートなどのコンビニでも取り扱われているのがすばらしいところ。 ②あずきを潰しながらココアと混ぜる ボウルに溜まったシロップを捨ててあずき

          「これは革命だ」。生クリームもチョコすら使わないあたらしいトリュフができました。

          5分で作れるラムレーズンが手作りチョコレートを格上げするという話。

          生チョコにトリュフ、ガトーショコラにロリポップ…全世界のバレンタインに手作りチョコレートを拵えるオトメに伝えたい、手作りチョコが格上げできるラムレーズンづかいをお伝えします。 ラムレーズンの作り方もっと詳しく①レーズンをお湯で戻す レーズンはそのままだと固くラム酒が染み込みにくいため、湯戻しをします。耐熱ボウルに入れたレーズンがかぶるくらいの熱湯を注ぎ、待つこと5分。ザルに上げて水気を切ったら湯戻しの完了です。 こころなしかふっくらし、そのまま食べてもジューシー。湯戻し

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          失敗しないコツは湯煎にあり。ハードルがぐんと下がるチョコレート作り“きほんのき”

          チョコレートを手作りするオトメに声を大にして伝えたい、元パティシエが一般人目線でお届けするチョコレート作り“きほんのき”。読めば今年のバレンタイン勝ったも同然です(誰に)。 その湯煎間違ってます。唐突にすみません。まず初めに24秒でわかる動画をどうぞ。 料理の正解なんてひとつじゃないけど、チョコレートはそれにあらず。 ある程度の決まりごとを守らないと急に暴れ出すわがままボディ、それがチョコレート。 例えばほとんどのレシピについて回る「刻んだチョコレートをボウルに入れ湯煎

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          数の子リメイクの最適解。ジェネリックカズチーでリッツパーティーの巻

          泣く子も黙る簡単おつまみ「ジェネリックカズチー」。おせちで余った数の子はもちろん、わざわざ数の子を買ってでも試してほしいとっておきおつまみでLet's リッツパーティー♪ ジェネリックカズチーそもそもカズチーとは カズチーとは、北海道にある井原水産が作ったおつまみのこと。燻製した数の子をチーズに混ぜ込んだコイン状のチーズで、カルディで購入制限が取られるほど大バズりしました。夢のようなおいしさながらややお高いのが玉にキズ。 ということで、自家製のカズチー(着想はカズチー

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          油は3mm、冷めてもザクザク。我が家のとっておきつまみ「黄金フライドポテト」

          「少ない油で」「冷めてもザクザク」「とっておきソース」と推しポイント盛りだくさん。おやつにもおつまみにも、どこに出してもほめられる我が家のとっておきレシピ、控えめにっておいしすぎるんだから! 黄金フライドポテト ↓思ったよりもしっかり揚げるのがザクザクのポイント もっと詳しく①じゃがいもとにんにくの準備 じゃがいもは男爵推奨。欲張ってインカのめざめで試したことがあるんですが、「おいしいにはおいしいけど、う〜ん…」という感想でした。無難な男爵をしっかり揚げて、特製ソースを

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          150%ほめられる。デパ地下みたいな栗ごはんを炊く「たったひとつのコツ」

          芋栗なんきんに新米と、あれやこれやと消費が捗る秋。中でも年に一度と思うと何度でも炊きたくなるのが栗ごはん。見てみて我が家の栗ごはん、デパ地下のお惣菜屋さんみたいにおいしそうでしょう?栗の鮮やかな黄色をキープするたったひとつのコツは…。 栗ごはん もっと詳しく①栗の皮を剥く 栗はとにかく新鮮なうちに処理するのが吉。買ったらすぐひと晩水に浸けて翌日の皮剥き決戦に備えます。 鬼皮のお尻(ザラザラ部分)に包丁を入れ、手前に引くようにして皮を剥きます。 渋皮を剥くときはピーラ

          150%ほめられる。デパ地下みたいな栗ごはんを炊く「たったひとつのコツ」

          生筋子をほぐすのにバドミントンのラケットが最高という話。

          どうも、魚卵大好き人間です。数ある粒々の中でも愛してやまないのがいくらの醤油漬け。秋になると出回る生筋子をほぐしては、せっせと醤油漬けを仕込んで冷凍ストックしています。いくらの錬成に欠かせないのがバドミントンのラケット。え?ラケット?? 生筋子のほぐし方①生筋子をほぐす。 用意するものは、ボウルとバドミントンのラケット(新品)だけ。ダイソーで110円で買いました。使う前によく洗って乾燥させ、アルコールスプレーを吹きかけてあります。 バドミントンは高校3年のクラスマッチで

          生筋子をほぐすのにバドミントンのラケットが最高という話。

          デパ地下お惣菜風。とろとろジューシー「茄子のオイスターみぞれ和え」

          夏に続き秋もおいしい茄子。茄子のおいしさは油の存在あってこそ、と考える我が家の鉄板茄子レシピ「茄子のオイスターみぞれ和え」をご紹介します。 「茄子のオイスターみぞれ和え」もっと詳しく①おろしだれを作る。 300gの大根をおろし、水分を切って200gにします。残った汁ははちみつと混ぜて飲むとのどのイガイガに効きますよ。 大根おろしと調味料を混ぜるだけで手軽にでき、 しゃぶしゃぶにも使える万能だれです。レタスや豚肉でおろしを巻くように食べるのが最高。驚くほどスルスルおろせる

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          甘くてプチプチ。3分でできる水切りなしの「とうもろこしのはんぺん白和え」

          あれよあれよという間に晩夏。慌てて夏野菜の食べ納めをしています。茹でたてにかぶりつくのもいいけれど、おすすめしたいのがとうもろこしの白和え。水切りなしでおいしいヒミツは、まさかまさかのはんぺん。「はんぺんって生で食べられるの⁉︎」と思った方にこそおすすめしたいレシピです。 「とうもろこしのはんぺん白和え」 もっと詳しく ①とうもろこしを茹でる お湯に対して2%程度の塩を入れ、3〜5分を目安にとうもろこしを茹でます。我が家は深めのフライパンでとうもろこしを茹でるのが定番。

          甘くてプチプチ。3分でできる水切りなしの「とうもろこしのはんぺん白和え」

          ごくごく飲める。一生作り続けたい「トマトサラダ」

          子供の頃から夏になると、母が作ってくれたトマトサラダ。畑で採れたばかりのトマトと飾らない調味料で味付けしたそれが大好きで、夏になると頻繁に作ってはゴクゴク飲んでいます。そう、トマトサラダは飲み物。 思い立ったらすぐ作れる、素朴で一生作り続けたいトマトサラダです。 トマトサラダの作り方1. 材料を切る 玉ねぎはみじん切りにして水にさらし、キッチンペーパーで水気を絞ります。新玉ねぎで作ると格別だけど、なければ普通の玉ねぎで。 トマトはしっかり冷やしておきます。買ったばかり

          ごくごく飲める。一生作り続けたい「トマトサラダ」