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「東大寺二月堂のお水取りが済むと春が来る」と関西の人々は春は名のみの花まだきによく口にします。お水取りは籠松明が冬の魔を追いやり、人々に安寧な春を呼び込む荘厳で神秘的な儀式です。

こんにちは、DJムッチーです。
関西は、今日から春の空気が漂い始めています。そして、明日からは気温もぐっと上がって春本番の陽気になるとのことなので、少しほっとした気持ちになっています。
それもそのはず、関西では春を呼ぶ行事として知られている、東大寺のお水取りが昨日の早朝に無事おわったのです。関西の人、特にハイシニアの方々は、春は名のみのはなまだきに「お水取りが済んだら春が来る」とよく口にします。
ところが案外お水取りについて詳しい人が少ないのが現実のようです。

籠松明(お松明)が暴れ動くお水取り(修二会)

お水取りについて

「お水取り」とは、 東大寺二月堂で行われる「修二会(しゅにえ)」という法会のなかのひとつの行事 です。修二会は、 心身を清めた選び抜かれた11名の精鋭ともいえる僧侶(練行衆)が、一般の拝観者は見ることが出来ない二月堂の本尊「十一面観音菩薩」に向かい宝号を唱え、荒行によって過去の罪や過ちを懺悔し、併せて天下安穏などを祈願するものです。練行衆が2月下旬から3月中旬にかけておこなう一連の行法を修二会と呼びます。
修二会は752年から始まり、大火事で伽藍が焼け落ちても続けられてきた不退の行法で、 2024年でなんと1273回目となります

「お水取り」は、この修二会の行法のひとつで、3月12日の深夜から3月13日の未明にかけておこなわれる儀式。 二月堂前の若狭井という井戸から十一面観音菩薩にお供えする「お香水」を汲み上げるという儀式です。
修二会のお松明は、練行衆の手伝いをする童子と呼ばれる僧たちが、松明で深夜の暗い階段や廊下を照らしたのが始まりです。始めは実用的な小さな松明でしたが、江戸時代頃から「魅せる」要素が加わったダイナミックなパフォーマンスに変化し、これがお水取りの儀式で最高潮に達します。
今年の修二会は、3月1日から14日まで行われ、お水取りは13日の未明に執り行われました。

二月堂を暴れまわる籠松明(お松明)

関西に春が来ます

修二会も今日が最終日。お近くの方で興味のある方は奈良の東大寺に今夜で最後の修二会をお訪ねください。
今日3月14日は、お松明けの横並びの儀式が、18:30から(約10分)。
お松明の儀式が19:30から執り行われます。
火の粉を被ると今年一年無病息災、良いことがあると言われています。
もうちょっと早く教えてよとお思いの方・・・ごめんなさい。
来年は、是非東大寺の修二会にお出かけください。
お水取りをご覧になりたい方は、下の映像でお楽しみ下さい。

そして、さだまさしさんの曲「修二会」もお楽しみください。
曲からその荘厳さと激しさが伝わると思います。

修二会も終わって、関西は明日から春です。
胸を張って、陽気に生きていきましょう!
辛いこと苦しいことがあるのは分かっているのだから・・・

それでは今日はこの辺で失礼します。
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DJムッチーでした。


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