見出し画像

「花しょうぶ」の見頃を地方ニュースが知らせる季節です。「花しょうぶ」と「あやめ」は漢字で書くと「花菖蒲」・「菖蒲」だから同じ花だと思ってたら違う花でした・・・

こんにちは、アルバイトがなくなってしまって困っているDJムッチーです。
ローカルニュースが好きで、地方紙の情報を眺めていると、「花しょうぶ」が見頃ですよというニュースが日本各地で報道されているようです。
「花しょうぶ」は漢字で書くと「花菖蒲」で、「あやめ」を漢字で書くと「菖蒲」で、見た目もよく似ているので、同じ花かと思ってたら、違う花でした。そして、「花菖蒲」と「菖蒲」は、全く別物でした。
なんでこんなこと、調べようと思ったかというと、東京のローカルニュースに葛飾の水元公園で葛飾菖蒲まつりが開催と出ていたからです。
僕が敬愛する映画「男はつらいよ」では、おいちゃん・おばちゃん・みつお・さくら・ひろしでお弁当こさえて光本公園へ「あやめ」を見に出かけようとした所へ、寅さんが旅から戻ってひと悶着が起こる回がありました。
映画の中では「あやめ」と言っていたと思うので、光本公園には「あやめ」が咲いていると思ってたのですが、その記事には「花しょうぶ」が見頃と書いてありました。
同じ花で呼び名が違うだけかな・・なんて思ってたのですが、映画の台詞が「あやめ」だったか「しょうぶ」だったのがか気になって来て調べてみることにしました。
なにせ、マドンナがリリー(浅丘ルリ子)さんの回なので・・・・・

葛飾菖蒲まつり 開催中です

「あやめ」と「しょうぶ」

「あやめ」の名の由来は、「花びらに網目の模様があったことから、文目(あやめ)と呼ばれるようになった」とのことです。

花びらにしろい網目が「あやめ」

「しょうぶ」はその昔、飛鳥・奈良時代には「あやめぐさ」と呼ばれていた歴史があります。「しょうぶ」を「あやめぐさ」と呼ぶようになった理由は諸説ありますが、「しょうぶ」を使った邪気払いの儀式をしていた女性を「あやめ」と呼んでいたことが理由といわれています。
端午の節句に菖蒲湯につかるのは、邪気払いの風習が残っているためです。

しょうぶの花

このように複雑な歴史と成り立ちがある「しょうぶ」「あやめ」ですが、決定的な違いは、「しょうぶ」がサトイモ科であるのに対し「あやめ」はアヤメ科で、字が同じでも全く別の植物という事です。
「しょうぶ」は見ての通り、鑑賞には適しませんよね。
観賞用の「はなしょうぶ」に対して、茎を菖蒲湯につかうことから、「しょうぶ」は、「くきしょうぶ」と言われることもあるそうです。

「あやめ」と「はなしょうぶ」と「かきつばた」

「あやめ」と「はなしょうぶ」と「かきつばた」はどれもアヤメ科に属しています。
見分け方は、「あやめ」は花弁に網目状の模様があります。「はなしょうぶ」は、花弁に黄色のV字型模様があります。「かきつばた」は、花弁に黄白色のV字模様がります。
これら3種類は、同時に咲くことはなくて、「あやめ」は5月上旬、「かきつばた」が5月中旬、「はなしょうぶ」は5月下旬から6月に開花します。

はなしょうぶ
かきつばた

あやめ科の3種類は、本当によく似ていて見分けがつきませんね。開花の時期が同時だったら、交配が進んで1種類に収斂してしまうかもしれません。
花札に、あやめがあるのですが、絵はアヤメはなくてかきつばたらしいのです。あやめの特徴の格子模様がないからだそうです。

最後に、水元公園へあやめを観に行くシーンから始まる「男はつらいよ」は、第25回『男はつらいよ寅次郎ハイビスカスの花』です。
ご用と生き急ぎでない方は、是非ご覧になってみてください。
自他の自尊心を尊重しながら生きる像が面白おかしく表現されています。
マドンナのリリーさんみたいに奇麗で気の強い人をお嫁さんにほしいと思っております。ご存知でしたら是非ご紹介ください!(笑)

所帯を持つのか持たないのか・・・

それでは、今日はこの辺で失礼します。
話のネタに困ったら使ってくださいね。

皆さんからのサポート心よりお待ちしています。。。
よろしくお願いします、
スキとフォロー、コメント、とてもうれしいです。 

じゃあまたこの次
DJムッチーでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?