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\総理は産休をとってもいいのか?/Diversity Journey航海記【アクションチャレンジ28】

 みなさん、こんばんは!

 うさみです。

 NPO法人コモンビートの多様性や違いについて考えるプログラム「Diversity Journey」。先日発表したアクション宣言「生涯吸収・生涯発信」を実践していきます。

 こちらは毎週日曜日に記事を発信しています。今回は、女性総理の妊娠出産についてのお話です。よかったら最後までご覧ください。

▶世界の最先端を行くニュージーランド

 毎度同じく、DiversityJourneyに参加してから比較的眺めるようになったニュースサイト「VOGUE」。先日こちらの記事が目に留まりました。

 この記事で取り上げられているジャシンダ氏は、2019年にニュージーランドの首相として、世界で初めて産前産後休暇を取得したことで有名とのことでした。
 恥ずかしながら、この記事を読むまでは全然知らなくて、本人の勇気と周りのサポート力に感嘆してしまいました。
 これが日本だったなら、どうでしょうか。そもそも女性首相もいまだかつて輩出していない日本。夢のまた夢かもしれません。男性の育休ですらようやくといった感じですもんね。なんだか、小泉進次郎議員が当時環境大臣で育休を取得するとかでニュースになっていたことを思い出します。

▶フィクションですら、、、

 もう一つ思い出したのが、2021年に公開された映画「総理の夫」です。

 日本で初めて女性総理が誕生して、さらに妊娠が発覚して、、というストーリーの映画です。まさに、ニュージーランドの首相と同じ内容ではないかと思いました。ちなみ、この作品は、原作小説があり映像化されたものになっています。

※ここからは一部ネタバレが含まれますので、ご覧になりたくない方は飛ばしてお読みください。

 コメディ調で面白い作品だなあなんて観ていたのですが、観終わった後、色々調べていたら、この作品、なんと映画と原作で結末が異なっていることがわかりました。それぞれの違いは次のとおりです。

映画:出産にあたり総理大臣の職を辞している
原作:妊娠したことを受け、総理大臣の職を辞そうとするが、思いとどまり総理大臣のまま出産する

 これは大きな違いですよね。総理大臣のまま出産することは日本社会において大衆に迎合しないと判断されたのでしょうか。作品のイメージそのものを変えてしまうような改変だと思いました。
 こういうところを見てしまうと、女性の社会進出自体が日本は世界から見て遅れてしまうのかなとつくづく感じてしまいますよね。

▶女性の社会進出をより進めるために

 今回の記事を読んでいて、また映画を観る中で、女性の社会進出について考えさせられましたが、それこそ、日本初の女性総理を誕生させられるような社会に現代日本はなっているのでしょうか。
 ちらほら与党の代表選で女性候補が声を上げていることもありますが、なかなか当選は難しい状況ですよね。
 男女雇用機会均等法や男女共同参画などが叫ばれて久しいですが、いまだに性別による賃金格差があります。そういったところから、男女問わず自分事としてとらえ、考えていくことが必要なのではないでしょうか。

 今回は、ニュージーランドの女性首相についての記事でしたので、女性総理の出産を考えましたが、男性総理の育休もとれるのが当たり前になるような社会がいいんだよなあと思いつつも、実際にそうなるためには自身に何ができるのかを考えてしまいます。

 たとえハチドリの一滴でも、積み重ねることで変化があることを信じて。

 最後までお読みいただきありがとうございます!

 うさみ

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