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劣等感と口下手と私の価値

私は劣等感の塊だった。
口下手。
思ってることをうまく伝えられない。
それが、何よりもコンプレックスだった。

しかし、私を一番苦しめたのは、
口下手という、他者からの印象や事実ではなかった。

それは悪いこと。人より劣っていること。
そう意味づけ、そんな自分は価値がない
そう自分で思い込んだことだった。

私は幼い頃から、いまも。
自分の想いを言葉にし、誰かに伝えることが苦手だ。
だから、母にも理解されにくかったし、
学校の先生にもよく何を言っているかわからない。
そう言われることが多かった。

だけど、本当はたくさんのことを感じていたし、
言葉は頭に溢れていた。
そんな私は、こう思うようになっていた。
”私の言葉は、きっと誰にも届かない”

寂しくもあったし、本当に悲しかった。
そんな感情から、
口下手は損をする。
口下手はわかってもらえない。
口下手は劣ってる。

そう、意味づけるようになったのだ。

だけど、そんな私の口下手を、
ケンカのたびに、理解しようとしてくれる
人がいた。
夫だ。
私は、言いたい気持ちがあっても、
黙り込む癖がいまもある。
そしてうまく言えず、感情が頭に溢れると泣く。
どうせ言っても、わかってなんてもらえない。
そんな思い込みが邪魔をする。

結婚してすぐは、これでよく困らせた。
「話してくれな、わからへん。
話してくれたら…。
わかりたいねん。」

いつも何を言ってるか、自分でもわからない。
そんな私の言葉を、ひとつも取りこぼすことをしなかった。
拾っては集め、わかろうとしてくれた。
そんな夫を見て思ったのだ。
”こんな私でも、話してもいいんや”

いまでも。
やっぱり、劣ってるように感じてしまうときはある。
だけど、勇気を出し、言葉にする。
決して言葉数は多くない。
だからこそ、真っ直ぐな言葉が届いたり、
よく相手の話を理解できたりするのだと。
そう思えるようになったのだ。

こんなふうに、口下手の意味づけが
変わったいま。
私は、口下手な自分が、少し気に入っている。


『本日の問いかけ』
劣等感はありますか?
それは本当に、劣ってるものですか?

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