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TomoLitEssayー友野雅志の文学エッセイ

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文学についてのエッセイいろいろです。noteスタートからの最近のがのっています。それ以前は下をご覧下さい。 …
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記事一覧

奄美と島尾敏雄②

戦争末期、特攻艇部隊180名の隊長として奄美の加計呂麻島にやってきた島尾敏雄は、その島の長…

奄美と島尾敏雄

日本で詩を書いていた大学ノート30冊をロンドンに送ってもらった。その中から100篇ほど、ロン…

谷口ジローの世界

添付してあるのは、最近寝る前に読んでいる2017年に亡くなった谷口ジローさんの作品一覧と谷口…

荒川洋治論⑩ー詩「壇」についてー

テーマ:評論・詩・荒川洋治 野村喜和夫氏の3.11についての『現代詩手帖』での発言、『現代詩…

荒川洋治論⑨ー彼の「壇」への向かい方ー

2013-01-06 08:24:15 テーマ:評論・詩・荒川洋治 前回、「荒川洋治論⑧ー彼の「壇」の境の無…

荒川洋治論⑧ー彼の「壇」の境の無くし方②ー

2013-01-05 09:39:34 テーマ:評論・詩・荒川洋治 前回、「荒川洋治論⑦ー彼の「壇」の境の無…

荒川洋治論⑦ー彼の「壇」の失くし方ー

2013-01-04 07:30:14 テーマ:評論・詩・荒川洋治 前回、「荒川洋治論⑥ー彼の詩のまとめ方ー」の最後にこう書いた。・・・・・・初期の荒川洋治氏の言葉の結び、それが修辞であろうと、その美しさから、だいぶ遠いところに来た。しかし、これが、荒川洋治氏が目指すところか、詩の言葉が自ずから向かっているところかは分からない。詩人が、美を薄めることは、本来の詩人の言葉との共同作業とは逆の作業であるからだ。絵の世界では、キュービズムがあり、詩の世界ではタダイズムがあった。しか

荒川洋治論⑥ー彼にとって形式とは何か?ー

2013-01-03 19:42:16 テーマ:評論・詩・荒川洋治 前回、荒川洋治氏にとって形式とは何だろう…

荒川洋治論⑤ー彼にとっての形式ー

2012-12-25 12:43:02 テーマ:評論・詩・荒川洋治 前回まで、荒川洋治氏が、詩「壇」、そこで…

荒川洋治論④ー彼の言葉の振り子②ー

2012-12-23 19:54:22 テーマ:評論・詩・荒川洋治 前回まで、詩の世界を平面に考え、その中心…

荒川洋治論③ー彼の言葉の振り子①ー

2012-12-19 20:00:13 テーマ:評論・詩・荒川洋治 前回、「荒川洋治論②-彼の修辞とは何か?②-…

荒川洋治論②-彼の修辞とは何か?②-

2012-12-19 19:58:06 テーマ:評論・詩・荒川洋治 Ⅰ.荒川洋治氏の修辞とは何か。 前回「荒川…

荒川洋治論①ー彼の修辞とは何か?①ー

2012-12-19 19:55:29 テーマ:評論・詩・荒川洋治 今、荒川洋治氏の作品についてどのように考…

荒川洋治論(序)-荒川洋治氏の評価について

2012-12-19 19:54:03 テーマ:評論・詩・荒川洋治 今回、荒川洋治氏の作品について思うところを書いてみようと思う。題名を「荒川洋治論(序)ー荒川洋治氏の評価について」としたのは、荒川洋治氏の言葉の使い方をどうとらえるか、それに対して自分自身の言葉への向かい方をどうしようと考えるか、それが、現代詩をどう詩人がとらえているかを示すと思うからである。 戦前の詩人を考える時、私たちは、ひとつの考え方を持っている。教科書で教わり、いろいろな詩批評で読んで、ひとつの考え