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come と go の感覚

comeとgoの使い方は、日本人とネイティブでは、若干違う。
come = 来る
go = 行く
と中学校では学んだが、これを鵜呑みにしてると、えらい恥ずかしいことが起こる場合がある。

海外旅行中、我々が泊まっているホテルに、現地の友人が訪ねてきた。
フロントからの訪問者を知らせる電話に、カミサンは、
''I'm going.''と応え、フロントをきょとんとさせた。。。
日本人らしい間違いだが、中学校で学んだ英語を忠実に使ったにすぎないのだ。。。

そもそも、

come: 話題の中心に向かっていく
go: 話題の中心から離れる

というのが、comeおよびgoの本来の意味である。

従って、上記のケースでは、カミサンは、
''I'm coming.''と言えれば、フロントをパニックに陥れる(?)ことはなかったのである。

ついでに、知ってて便利なのが、
comeにもgoにも、「~になる」という意味があるが、

come + 状態: 正常な・プラスの状態になる
go + 状態: 正常な状態から外れる

という使われ方をする。

たとえば、
go out of business「失業する」
go dead「(電話・電気などが)切れる」
go bad 「腐る」
go bankrupt 「倒産する」
は、いずれもネガティブな状態になっており、

一方、
come alive「活気づく」
come right 「うまくいく」
come true 「本当になる」
は、プラスの状態になっている。

ドラゴン・イングリッシュ(竹岡広信 著)他


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