犬猫2

私の最初の夢舞台③犬吉猫吉で心に残った仕事

今月から週2出勤となり、あとはリモートワークとなったのですが、
外出しなくて良くなると1日の中で自由になる時間が格段に増えますね。
今年の仕事もあと5日ですが、オフィスに出るのは2日だけなので、
しっかりと〆ていきたいと思います。

さて、本日は犬吉猫吉編最終章となり、これを終えると海外編へと移っていきます。
はリンクからご覧ください。

私があすかとの出逢いをきっかけ幼少の頃から目指し、手に入れた夢の職場で行なったいくつかの忘れられないプロジェクトをご紹介します。

ペットと一緒に行くバスツアー

犬吉猫吉で仕事をする前に、添乗員の仕事をした経験があった私は、
いつかペット連れで行けるバスツアーを企画したいと考えていました。

そこで自分で機が熟したと思ったタイミングで、
熊本のあるバス会社へと企画提案に行きました。

もちろん、基本は雑誌に広告を掲載してもらう事が第一なのですが、
この仕事を通して、新たな可能性への挑戦や、
参加してもらう方々とペットが共に楽しめるツアーを企画したかったのです。

「お散歩ウォッチング」でイベントに参加されるお客様は、
皆さん必ずご自分の車で移動されてきていました。
犬や猫を連れて公共交通機関で移動する事がなかなか難しい為です。
でもバスツアーなら自分が運転にも気を取られることなく安心して楽しむ事に集中する事ができるはず。

私は意気込んで企画を持ち込みました。
話をしたのは私のクライアントと決定権を持つその上司。
彼らはペット連れで起こり得る様々な危険や問題点を投げかけてきました。
しかし、私はそれらを一つ一つ打破。

これができたのは、自分が添乗員としてツアーを管理していた経験があった事、
犬吉猫吉のイベントを通してお会いしていた会員メンバーに対しての信頼があった事、
そして幼少の頃より犬や猫について勉強し、専門学校で生態や行動学を学んでいたからこそできた事です。

私の添乗員の経歴と知識、
そしてそれらの自信を目の当たりにしたクライアントの上司は、
「認めるつもりはなかったけど、君がバスに添乗するなら任せる。」
と言ってくださったのでした。
この決定は、私の中で喜びとやりがいになるには充分の返答でした。

そこからメディアに蓄積された情報とクライアントとの繋がりを駆使して、
ご参加いただくオーナーとわんこ達が喜んでもらえるような旅程を企画し、
バスの中で粗相をしない為の対策及びおトイレ休憩の設定に注意し、
不安要素を全部つぶしていきました。

バス会社の広告の一番目立つところにこのツアー情報を入れていただき、
バス会社からの期待もヒシヒシと感じました。

ツアーは参加者を集め、何の問題もなく大成功。
参加者の方々にもたくさんの喜びの声をいただき、
私にとって忘れられない案件となりました。

大手企業とのプロジェクト

私が働いていた頃、ペット業界は上り調子の業界だった為、
他業界からの参入の相談を受ける事が多々ありました。

ペットフード、サプリメント、消臭剤、保険等など。
その参入したい会社から、ペット業界の情報が集まるメディアとして様々な相談を受けていた訳です。

その中で面白かった案件は、花王とのコラボレーション企画。

花王のある製品を使い、ドッグフードを創るので、
そのドッグフードを食べさせた犬達が、
実際にその成果が出るのかをモニタリングし、
その後製品化されたらそれらをプロモーションするというものでした。

犬吉猫吉の誌面とWeb、そしてイベントを最大限に活用し、
読者参加型でできる企画はかなり興味深く、
また、たくさんの読者の関心を集めました。
その時に、誌面だけでない犬吉猫吉のリソースをもっと活用しないといけないと視野が広がり、更に気が引き締まったものです。

そして、一つでも大きな強みや専門性を持っておけば、
20代の女性であろうと、違う業界であろうと、大手の会社であろうと、
共にプロジェクトができるのだと感じた経験でもありました。
今思えば、企画次第でもっと様々な企業や業界と仕事ができたり、
プロジェクトを構築できていたなーと痛感します。

メディアの仕事の良さは、
メディアの力を利用して様々な業界に入り込み、
繋がりを創り、プロジェクトを構築できる事です。
会社のリソースが多ければ多い程、その提案できる幅は広くなり、
自分の強みや経験を組み込んで活かす事ができるようになります。
今はこれら一つ一つの人生をかけて培ってきた経験から、
その全てを活用して仕事ができる事が楽しくて仕方ありません。

動物愛護法の改正への動きと、売り手やサービスを提供する側の考え方を変える活動

あすかとの出逢いをきっかけに目指した動物業界での仕事は、
たくさんの学びと経験がありました。

その中で、誌面の雰囲気を保ち、クライアントに配慮しながら”自分の目指す事”を形にする活動はなかなか難しい事でした。
それでも少しずつ、それ関連の話ができるクライアントに対して地道に話を続け、
売れるからと無作為に犬や猫を販売する事をやめてもらったり、
自分の考え方に賛同してくださる方々を集めていきました。

そして、動物の保護活動をする方々と共に、
動物愛護法の法改正に対する働きかけを行なったり、
それらの活動をサポートする活動や会合に足を運んだりしながらメディア内でできる限りの協力を行ないました。

犬吉猫吉で働いていた5年4か月の間で、この”自分の目指す事”に対する働きかけは微々たるものであったと思います。
それでも、念願であった業界でその働きかけを実際に行なう事ができた事、
実際に現場の方々の意識が変わっていったこと、
そして活動に賛同してくださる方々のページを誌面内に創る事ができた事、
これらは私の中で大きな自信になりました。

そして、犬猫の業界で働く事で、この業界の問題や課題を目の当たりにし、
この業界をもっと成長させる為には、
業界外や、海外の考え方を入れなければと、更に世界に目が向くようになりました。
やはりこれは、専門学校時代に体感した事と、
業界内だけで全体の意識を変化させる為の難しさを感じた為です。

英語を話せるようになって、世界の第一線の人たちを日本に連れ帰ってセミナーを開いたり、
業界で働く人たち同士を交流させる仕組みを創れたらきっと何か変わるはず。
こうして私は、自分で創った『30歳までの自分年表』を基に、
海外へ出る準備を着々と進めていきました。

そのお話は、また次のnoteで。

小梅

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