道

その後の人生を決めた1頭の犬との出逢い

私は今でも、目指す方向を定めて動く癖がありますが、その生き方を決定づけたのは『あすか』と名付けた野良犬との出逢いです。

私に本気の夢を与えてくれた犬との物語を綴ります。

1.あすかとの出逢い

小学校4年生の夏休み。

私はその日、幼馴染と一緒に市民プールに行く約束をしており、一緒に自宅を出ました。

するとそこに、今はもう外では見かけなくなった、1頭の中型サイズの野良犬が待っていました。

あすかイメージ

※このわんこはホリ牧場の「マロン」ちゃんです。あまりにも似ていたのでお写真を使わせていただきました。

ひどく痩せており、頭は茶色で、身体は白地に黒のブチがある牛柄。アーモンド形の目がとても優しい女の子でした。

小さな頃から動物が大好きで、心底犬を飼いたかったのに団地で飼えなかった私は、すぐに自宅に戻り、冷蔵庫から魚肉ソーセージを持ってきてその犬に与えました。

今では本当に軽はずみなことをしたと思えるのですが、その頃の私はひどくお腹が空いている犬を見過ごせなかったのです。

大喜びでそのソーセージを食べて満足げなその犬は、私達の後をついてくるようになりました。

私達は予定通りに市民プールに歩いて向かいましたが、その後をずっとついてくる犬。

建物に入ろうとしたら、建物には入らないものの、私達が見えなくなると悲痛な声で鳴き出す犬。こ、これはプールに行けない。。

私達は予定を変更して、その犬も一緒に遊べるだろうと近くの海に行くことに。私達はこの犬に、その時憧れていた他校のバスケ選手の名前である『あすか』と名付けることにしました。

海で泳いで、その後学校の校庭でもひと遊びして帰宅。その間中、あすかはずっと後をついてきて私達と一緒に過ごしました。

不思議なことに、家に帰る時に「ここには入れないよ。」と言うと、あすかはどこかに行ってしましました。

私はその日、1日を過ごしたあすかのことを想いながら、熟睡したのは言うまでもありません。

2.あすかと過ごす夏休み

私はその頃、ミニバスケットボールに打ち込んでおり、夏休みの間も練習がありました。

家を出ると、あすかはどこからともなく私を見つけ、そして学校の体育館までついてきました。

あすかは家と同様、「体育館に入ってはだめだよ。」と言うとしっかりとそれを守る賢いこでした。そんなあすかをミニバスケットのチームメイトも大好きになりました。

練習で校庭を走る時も、私達の後ろをついてくるあすか。でも賢いので、途中ショートカットをしてさぼるところも可愛かったなー。(笑)

そうして私達は、ひと夏をあすかと共に仲良く過ごしたのでした。

3.あすかの出産と別れ

夏休みが終わる8月の終わり、あすかは体育館裏に可愛らしい仔犬を産みました。

チームのメンバーは、体育館の窓からあすかの子育てを見守り、みんなで可愛いねーと話したのを覚えています。

幸せそうな顔のあすか。私もとても嬉しかった。何とか家で飼えないのかなと悩んだのを覚えています。

そして夏休みが終わり、学校が始まりました。

私が通っていた小学校には、体育館の横に共働きをする親を持つ子ども達を放課後預かる施設がありました。

そこに預けられていた小学校低学年の子ども達が、体育館裏にいるあすかとあすかの仔犬達を見つけ、可愛らしいからと仔犬を無理やり触ろうとした際に、あすかが子ども達に向かって吠えてしまったのだそうです。

優しいこだったので、決して噛んだりもしていません。ただ、一生懸命仔犬を護ろうとしたのだと思います。

でも、子ども達の危険を感じた学校の先生たちは、あすかを捕獲する事にしました。そして私達に「新しい飼い主を見つけたよ。」と説明しました。

でも、どうしてなのかどうしても思い出せないのですが、私は知ってしまいました。あすかとその仔犬たちは、保健所に連れて行かれ、殺処分をされたことを。

私はショックを受けました。そして、何もできなかった自分を責めました。なぜあの時に、家で飼うと言えなかったのか。。何かできなかったのか。。。

私はその時に心に決めました。

野良犬と野良猫がいなくなる世の中にしたい。

その為の活動をしようと。

10歳の時に定めたその目標は、その後の私の人生を大きく動かしていくことになります。

今思えば、私のこの目標は「〇〇になりたい」という通常の子どもが持つ夢ではなく、”〇〇になった後に、野良犬と野良猫がいなくなる世の中にする為の活動がしたい”というものでした。

私はここから、何になり、自分の目標を達成するのかを模索し始めます。

夢に向かって走り出した私はその後試行錯誤の学生時代を送ることになります。

4.1年で100匹の猫の里親を見つけるスーパー小学生

最近携帯で偶然見つけて、自分の過去を思い出し、心が温かくなったニュースはこの記事でした。

私のできなかったことを実践しているこがいるんだ。しかもその活動を小学1年生から始めてるなんて!なんてすごいんだろう。

この子の将来が楽しみです。

小梅



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人と人、人とものごとを繋ぐカタリストの小梅です。この「note」では人生の回想録を中心に、人生の経験を通して気づいたことや学んだことを綴っていきます。合わせて『一生宝探し! 体感型情報メディア 楪 Yuzuriha』を更新中!https://yuzuriha.link/

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小梅の人生の礎を築いた0歳から専門学生までの物語。

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