確固たる意志をもって選択と行動を取らないとただただ後悔するだけの人生になる
今の職場に就いてそろそろ2年が経つ。
もちろん2年も経つので成長はしているし、経験則としてわかることも増えてきたが、入職前に期待していた自分に到達しているかどうか、ふと考えるとまだまだだなと反省する。
今の職場を選んだ理由は、僕の人生の中で最も真剣に考えた。
以下、理由を挙げていく。
・疾患別ではないため様々な疾患をみることができる
(医療職でない方のために簡単な補足。医師は専門分野で分かれているのはご存知かと思います。入院すると大体は階ごと、またはエリアごとに見る疾患が分かれており、それぞれに専門の医師・看護師・リハビリ職が配属されているのが主流です。僕の職場はリハビリ職だけ人数不足でそれが行えておらず、それがかえって様々な疾患をみることができる僕なりのメリットとなっています。)
・1人暮らしをしたいし、地元に遊ぶために帰れる距離感の職場
大学生活の途中から1人暮らしを始め、あまりの快適さに金銭面の問題は関係なしに1人暮らしを続けたくなった。けれど、地元の友達とも仲が良いため、いつでも帰れる距離で生活したかった。今、職場には車で5分、地元には1時間ちょっとでいけるところに住んでいる。
・若いスタッフが多いところ
経験年数が多い、年配の方がいるところは、その人たちから知識・技術を吸収することができる。しかし、年配になると言い方は悪いが頭は硬いしフットワークは重い印象を感じていた。また、現在はインターネットも普及しているため、無料でもそこそこの知識は身につけられる。また、若い人が多いところが良いと思っていたのは、シンプルに話しかけやすいのとフットワークが軽いだろうと思っていたからだ。何かやりたいことがあれば少しは協力してくれるだろうという期待を持っていた。実際、色々と協力していただいている。
・整備が整った環境より発展途上の場で、スタッフの一員として活躍したかった
大学生の頃、先生に「お前は人が少ないところの方が伸びる。大勢のスタッフがいると良いところが目立たず埋もれてしまう。」というアドバイスをいただいた。「それ、ただただ目立たないダメなやつじゃん」とネガティブな気持ちを抱いたが、だったら目立つと言っていたスタッフの少ないところに行こうと思った。スタッフの少ないところというのは、職場環境が悪く人員が集まらないか、これから発展途上というところでスタッフを集めているところだと考えていた。今の職場の職場見学で後者だなと判断したため、そこに決めた。これから施設を増やしていきます、大きくしていきます、となったとき、スタッフが少なければ当然役職に就く可能性が高くなる。そうやって、自分をより上の立場へと上がりやすくなるのはこういう環境だろうと考えていた。
また、環境が整備されたところに行かなかった理由のもう一つとして、整備されていると正しいやり方が既にプロトコル化されていて、斬新な、新しい考え方が生み出されないのではないかと考えていた。
しかし、プロトコルは大事だったと入職してすぐに気づいた。
☆☆☆
とまぁ、こんな感じで就職先を考えていて今の職場に行き当たった。
結果的に自分が思っていたよりも良い職場だったと思っている。
しかし、上に挙げた理由にもデメリットはある。
様々な疾患をみることができるが、専門的な知識が幅広くなるため、知識を深めていくことが難しくなる。
スタッフが少ないため、見る患者数も患者数が増えれば増えるほど多くなる。
環境が整っていないため、整備した方が良いところ、あったら良いなと思うものがたくさんある。
などなど、問題点は多い。
だが、これらは入職前からわかっていたことであり、それをどうにかしようと思っていた節もある。
働いてきた2年間を振り返ると、知識は多少ついたかもしれないがまだまだである。
ここで「多くの疾患を見てるから」と言い訳できない。自分で選択したことだからだ。ただの努力不足だと思っている。
ここはただ頑張るしかないのだ。もちろん、知識が定着するよう工夫は必要だが…
よく言い訳する人がいるが、それは自分が選択したときに真剣に考えていなかったからだと考えている。
メリット、デメリットを見比べたり、他の選択肢を考えたりして、自分に一番合うものを選択しないと、後悔してしまうだろう。
世間体を気にするのではなく、自分がどうしたいのかを考えること。これが重要である。
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