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【自転車旅行記】2007年秋 群馬・長野 ~草津温泉、富岡製糸場など~(11/3~11/5)

いつもお読み頂きありがとうございます!

オリンピック、始まりましたね~。なんだかんだありましたが、やはり面白いです。つい熱くなってしまいます。

オリンピックについても徒然と思うことを書きたいところですが、別の機会に譲るとして、本日も自転車旅行記となります。

2005年からコツコツと続けている自転車旅行の記録を作成しています。全47都道府県を制覇しています。是非お楽しみください。
マガジンにまとめています。詳しい説明はこちら

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当時所属していた大学の自転車部の秋合宿にて、紅葉を見に行きました。
草津から軽井沢に抜け、いまや世界遺産となった富岡製糸場へと行きます!

基本情報

期間:2007年11/3~11/5
距離:152.8km
獲得標高:3,181m
コース概要:中之条ー草津温泉ー軽井沢ー松井田ー妙義山ー富岡(長野・群馬)
形式・人数:自転車部秋合宿

コース全体

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詳細コース

*記憶をもとに作成。実際に走行したルートと完全には一致していません。

11/3 中之条ー草津温泉

行程:(輪行)中之条ー吾妻渓谷ー草津温泉
宿泊地:上州の宿

出発は、吾妻線の中之条駅。吾妻川を草津方面へ上っていきます。紅葉も見頃。紅葉を見ながら走れるなんて自転車好き冥利に尽きます。(写真:我妻川添いの道(国道145号))

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そして、吾妻峡という渓谷を散策。いい感じのエッジ感出てます。(写真:吾妻峡、鹿飛橋より)

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この吾妻峡、なかなか風光明媚ではありますが、現在では、巨大国家プロジェクトである八ッ場ダムが完成し、一部がそのダムの底に沈んでいるそうです。ちなみに八ッ場ダムは、川原湯温泉の温泉街も飲み込んでしまっています。様々な観光資源を飲み込んでしまうとは、なかなかに憎いですね。

2007年当時、まだ八ッ場ダムは建設中で、ダムにかける橋の橋脚を建ててました。すごく巨大で、ダムになった際の水面の高さを実感できます。(写真:建設中の八ッ場大橋)

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さてさて、ここから草津温泉まではひたすらの登坂。ちなみに、実はこの1年前にも同じ道を上ってます。相変わらずのキツさに目が回りそう。

そして、着きました!草津温泉、湯畑!結構寒かったので、湯けむりが凄いです。日本三名泉です。(写真:草津温泉湯畑)

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ライトアップされた湯畑、幻想的でした。観光気分が本当に盛り上がってきます。(写真:草津温泉湯畑)

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そして、共同浴場巡り。(写真:草津温泉千代の湯)

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相変わらず殺人的なお湯の熱さに、登坂の疲れが吹っ飛びました。
最高でした。

11/4 草津温泉ー松井田

行程:草津温泉ー北軽井沢ー鬼押し出し園ー碓氷峠ー松井田
宿泊地:湯乃川別館

草津から軽井沢へと抜けます。軽井沢っぽい道、そして紅葉のトンネル。この日も走っていて本当に気持ちよかったです。(写真:北軽井沢あたり)

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さて、途中で鬼押し出し園に寄りました。鬼押し出し園は、1783年に起きた浅間山の噴火で流れ出た溶岩が固まってできた奇勝地です。鬼が押し出したみたいだから鬼押し出し園なんだそうです。(写真:鬼押し出し園)

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確かにいかついです。こんなに大量の溶岩が流れ出たのかとスケールに圧倒されます。

そして遠くには雲がかかってますが、浅間山も見えます。(写真:浅間山(百名山))

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北の方角を望みます。紅葉の海ですね。(写真:鬼押し出し園の高台から)

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鬼押し出し園の雰囲気がわかるストリートビュー貼っておきます。(ストリートビュー:鬼押し出し園)

この後、碓氷峠を下って、松井田まで走りました。少し遅くなってしまい、暗い中の峠の下りはヒヤヒヤした記憶があります。

11/5 松井田ー富岡

行程:松井田ー妙義山ー富岡(輪行)

妙義山を突っ切って富岡に向かいます。妙義山は相変わらずの異様な形。バイキンマンでも住んでそうです。(写真:霧の中の妙義山)

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1年前のツーリングでも立ち寄った妙義山神社です。重文の本殿の写真が残っておらず、確かこの時は立ち入り禁止で見れなかったんだった気がします(記憶が曖昧)。下の写真は波己曽社という別社。(写真:妙義神社波己曽社)

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妙義山の奇景を見れるスポットがあるとのことで、山をよじ登っていきます。結構急峻でした。恐る恐る。。(写真:妙義山かにのこてしらべ)

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第1石門です。天然のトンネルですね。(写真:妙義山第1石門)

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他にも石門があるそうなのですが、巡るのにあまり時間を消費しても仕方ないので、ここで妙義山観光は終了。富岡に向かいます。

富岡といえば、富岡製糸場。明治5年に殖産興業を図るために建てられた官営の模範工場です。2014年に世界遺産に登録されました。(写真:富岡製糸場東置繭所(国宝))

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この当時(2007年)に、ようやく史跡指定とおおむねの建造物が重要文化財に指定されたばかりという感じでしたが、その7年後にはあれよあれよと世界遺産に登録されるとは想像もしてませんでした。東置繭所、西置繭所、繰糸所は今では国宝指定を受けています。(写真:富岡製糸場東置繭所の木骨レンガ造)

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木骨レンガ造という木材とレンガを組み合わせた工法で建てられています。当時の最新鋭の建物だったのでしょう。右下のアーチ部に建造年である「明治五年」と書いてあります。

ここで作られた生糸は、当時の外貨獲得に大きく貢献しました。時代が大きく変わった中で、日本が劇的な経済成長を遂げるきっかけとなった場所と言って言えます。

当時は、主に女性(工女)が生糸をつくる作業を担っていたそうです。高い技術力を得た工女は、その後全国各地に建てられた製糸場で技術を伝播したのだそうです。今でいうマザー工場みたいなもんですね。(写真:富岡製糸場繰糸所(国宝))

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内部です。ブレブレなのはご愛嬌です。まだ製糸場としての面影があります。(写真:富岡製糸場繰糸所内部)

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富岡製糸場は1987年まで所有者を変えて操業を続けました。非常に大切に使われてきたので、とても状態が良く、それが世界遺産登録につながったのです。

場内をストリートビューで巡ることができます。(ストリートビュー:富岡製糸場置東置繭所)

そういえば、富岡製糸場の初代工場長は、今の大河ドラマ、「青天を衝け」に出てくる尾高惇忠です。なんでも設立に渋沢栄一が関わっていて、その縁で尾高が工場経営に尽力したそうです。

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ちなみに、今年は大河ドラマを毎週見ています。
吉沢亮君、かっこいいですね。

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それでは!

*カバー写真:紅葉の吾妻渓谷、鹿飛橋より(群馬)

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