【自転車旅行記】2011年GW② 島根・鳥取 ~三徳山、鳥取砂丘など~(5/2~5/5)
いつもお読み頂きありがとうございます!
紫陽花の季節。
毎年たくさん写真撮っちゃってます。
早く梅雨明けしないかなぁと願いつつ、今日も自転車旅行記を書きます。
* * *
鳥取に突入!三徳山の国宝建築を見て、目指すは鳥取砂丘へ。
基本情報
期間:2011年5/2~5/5
距離:174.2km
獲得標高:2,558m
コース概要:境港ー美保神社ー倉吉ー三徳山ー湖山池ー鳥取砂丘(鳥取・島根)
形式・人数:個人企画・ソロツーリング
コース全体:
詳細コース:
*記憶をもとに作成。実際に走行したルートと完全には一致していません。
5/2 境港ー倉吉
行程:境港ー美保神社ー倉吉
宿泊地:倉吉市内(風呂:大社湯)
朝一、ちょっと行きたいところがあって島根側に渡ります。
境港は島根半島に向かってスーッと伸びる砂州の地形なのですが、その島根半島に橋で渡ります。
境港の街は砂州なのでとても平らです。
こちらは境水道。右側の境港の平ら具合と島根半島の山がちな地形のコントラストが面白いです。朝のピシッとした雰囲気がまたいいです。
で、その目的地とは、島根半島の先っぽにある美保神社です。
こちらは8世紀頃には既に存在していた古社で、海上安全、大漁満足、商売繁昌の神様である恵比寿様の総本宮なんだそうです。
その拝殿はシンプルながら独特の造り。
確か、舟をモチーフにしているとか、そんな説明がされていたような気がします。
奥にある本殿は重要文化財です。右殿と左殿が横に並ぶ、こちらも珍しい造りの社殿。出雲地方には特殊な造りの神社が結構あります。
美保神社の門前町には、青石畳通りという石畳の昔ながらの街並みにがあります。
めちゃいい雰囲気です。朝一なので誰もいないというのもまたグッド。
美保神社は結構当たりでした。
あとはせっかくなので、半島の先っぽの灯台も行ってみました。
こちらは明治に建てられた山陰最古の灯台で2022年に重要文化財に指定されたそうです。近代化産業遺産でもあります。
灯台から日本海を眺めます。水平線が丸く見えました。
鳥取側に戻って再び西を目指します。
途中とても綺麗なビーチがありました。
「なにこれめっちゃ透明。。」という海でした。
日本海は侮れないです。
ちょっと内陸に入って、倉吉という街に寄ります。
白壁土蔵の古い街並みがあります。重要伝統的建造物群保存地区です。
漆喰と焼杉板の組み合わせが逆にモダンさを感じます。
おしゃれな雑貨屋さんになってたりします。
土蔵だけではなく、赤褐色の石州瓦の屋根がある建物も特徴的です。
こちらは醤油蔵。いい香りがしてました。
昔は銀行で、今はカフェになっている建物。おしゃれです。
この日は、倉吉市内で野営です。
お風呂は激渋い銭湯を見つけました。登録有形文化財だそうです。
うーん、カッコ良すぎる。
現在ではもう閉店してしまったそうです。。残念。
そういえばこんなことがありました。
めげずに夕食を作ります。
ビールが本当に身に染みる!
5/3 倉吉ー湖山池
行程:倉吉ー三徳山ー湖山池
宿泊地:湖山池公園キャンプ場(風呂:吉岡温泉)
この日は三徳山に向かいます。
途中、三朝温泉を通ります。世界屈指のラドン含有量を誇る温泉で、とにかく身体に良いそうです。
河原に超開放的な露天風呂があります。
もちろん勇気を出して入ってみました。やや恥ずかしい。
朝から温泉に入れるのは最高に贅沢です。
三朝温泉は、この後に訪れる三徳山とともに日本遺産に指定されてます。
そして、その三徳山まで来ました。
ここは全山が三佛寺というお寺の境内で、修験道の行場になってます。国の名勝、史跡に指定されていて、大山隠岐国立公園の一部でもあります。
このお寺の最大の見所は、国宝の投入堂です。
険しい山の上に建っており、そこまで行くのにガッツリ登山をする必要があるため、日本一危険な国宝鑑賞と言われています。
で、そもそもお1人様だと入山させてもらえません。滑落事故が起きた時に発見が遅れるからだそうです。1名での入山希望者は、同じく1名で入山したいと言う人を待って即席ペアを組まなくてはならないルールです。
私はこの時1名だったのですが、運よく10分くらいでペアを組むことができました。相手は、東京から来てた歳の近い方でちょっとホッとしました。
早速登ります。この日は参拝客が多くいました。
徐々に険しい岩場に入っていきます。
確かに「ここから落ちたら死ぬな。。」というスポットが随所にありました。
ちなみに、ペアを組んだ人が社交性のある方で、世間話をしながら和気あいあいと登ることができました。
山の途中に建造物が見えてきます。
お堂には手すりがなく結構ビビります。
ただ、景色が最高。
こちらのお堂も重要文化財です。
こちらも小さいながら重要文化財。
こちらのお堂は山に飲み込まれそうです。
そうこうと1時間くらい登っていくと、遂にありました!
投入堂です!
投入堂は崖に貼り付けられたように建つ摩訶不思議建築。
その特異さから、かなり人気の高い国宝建築で、私にとってもこの旅のメインディッシュとも言える目的地でした。
しばしジーンと見とれます。
なお、この時、前日から膝が痛かったのですが、無理をおして登った甲斐がありました。
少し引きで見ると、余計に「どこにあんねん」と突っ込みたくなります。
これ以上近くには行けなくて、外から眺めるだけです。
この眺められるスポット自体も狭くて足場が悪いので、参拝客が多いとちょっと大変です。
無事下山しました。
唐突ですが、チャリ写真を載せておきます。
ここから峠を超えて鳥取に向かいます。
この日のキャンプ場は池のほとりです。
良い雰囲気。。
夜、隣でキャンプファイヤをしていた方に「一緒に飲みませんか」とお誘いいただき、一緒に火を囲むことに。
あまり話は弾まなかった(自分が人見知りのため)のですが、様々な出会いがあって良い1日でした。
5/4-5 湖山池ー鳥取砂丘
行程:湖山池ー鳥取砂丘(輪行)
宿泊地:柳茶屋キャンプ場(風呂:記憶なし)
最終日です。
まずはかにっこ館という所に行き、カニの生態をお勉強します。
タカアシガニです。
折角なので海鮮丼をいただきます。
さて、この旅の最終目的地に向かいます。
鳥取砂丘です!
国の天然記念物であり、山陰海岸国立公園の一部です。
たくさんの人がのんびり時間を過ごしてました。
馬の背と呼ばれる高まりを登ります。眼下には湧水が出ているオアシスと呼ばれるエリアがあります。
近くで見ると砂が細かくてサラサラ。踏み込む感覚が面白いです。
ただ、デジカメが砂にやられて壊れてしまいました。。ううっ泣
ふと振り返ると、
この足跡もすぐに風に消されてしまうのでしょうね。雄大ながら儚さをひしひしと感じれる場所でした。
この日は砂丘の横のキャンプ場でフィニッシュです。
久々の1人チャリ旅。余韻に浸りつつ、良い気分で夜を明かしました。
翌日、鳥取駅から輪行で帰宅しました。
* * *
2023年も、もう半年が過ぎちゃいますね。。
毎年言ってる気がしますが、「時が経つのは早い。。」と思いますね。
ちなみに最近の嬉しいこと。
今年、世界経済が引き続き堅調に伸びますよう。。
以上
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それでは!
*カバー写真:鳥取砂丘の風紋(鳥取)
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