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【自転車旅行記】2008年春③ 熊本・鹿児島 ~阿蘇、指宿など~(3/15~3/18)

いつもお読み頂きありがとうございます!

さーて、今日も自転車旅行の記録作ります!

2005年からコツコツと続けている自転車旅行の記録を作成しています。全47都道府県を制覇しています。是非お楽しみください。
マガジンにまとめています。詳しい説明はこちら
*よろしければ2008年春もご覧ください

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九州旅のハイライト、阿蘇山。草千里ヶ浜はいつまでも心に残る素晴らしい景色でした。

基本情報

期間:2008年3/15~3/18
距離:213.1km
獲得標高:3,228m
コース概要:黒川温泉ー阿蘇山ー通潤橋ー熊本ー(輪行)ー指宿ー池田湖ー鹿児島(熊本・鹿児島)
形式・人数:自転車部合宿春合宿(合宿→アフター企画)・部行動→グループ(6人)

コース全体

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詳細コース

*記憶をもとに作成。実際に走行したルートと完全には一致していません。

3/15 黒川温泉ー阿蘇

行程:黒川温泉ー大観峰ー草千里ヶ浜ー南阿蘇
宿泊地:栃木温泉 旅館朝陽

朝、大人気の温泉地、黒川温泉を歩きます。公共浴場でさっと湯も浴びることが出来ました。今度は自転車旅行ではなくゆっくり来たいものです。(写真:朝の黒川温泉)

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さて、この日は前日までの悪天候は消え去り、最高の天気。阿蘇を目指してダイナミックな草原地帯を突っ切っていきます。(写真:絶景のミルクロード)

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本当に最高です。こういう景色を全身で感じながら旅が出来るところが自転車の魅力だなと再認識できます。

阿蘇カルデラの外輪山に到着します。カルデラ内を一望できる大観峰というスポットです。(写真:大観峰の眺め)

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本当にため息が出ます。一望できる範囲は全て阿蘇カルデラの中であり、その規模が本当によくわかります。カルデラ内は、阿蘇くじゅう国立公園のエリアでもあり、日本ジオパーク、世界ジオパークにも認定されてます。

カルデラ内に下りて、阿蘇山の中央火口丘に向かいます。カルデラ内とは言いつつ、その広さから多くの人が暮らしています。田畑が広がっていて牧歌的です。(写真:カルデラ内の畦道に迷い込む)

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中央火口丘に向かって登っていきます。道は「牛馬優先」となってました。(写真:歴史ありすぎな標識)

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まだまだ現役バリバリの活火山である中央火口丘が見えてきます。阿蘇山は百名山でもあります。(写真:阿蘇パノラマライン)

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しかし、見える景色のスケールがでかいです。(写真:道端での休憩)

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そして、阿蘇の絶景草原地帯、草千里ヶ浜に到着です。海なんかないのに「浜」と着くのが不思議ですが、なんだか草原が浜に見えてきます。(写真:草千里ヶ浜)

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モンゴルに行ったことありませんが、こんな感じなんでしょうね。この美しい景色、心に本当に残りました。草千里ヶ浜は、国の名勝天然記念物に指定されてます。

日が傾き始めます。それもまた絵になります。(写真:草千里ヶ浜の夕日)

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で、草千里ヶ浜を十分に堪能し、後にしようとしたところ、突如野焼きが始まりました。(写真:広がる炎)

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野焼きは、生物多様性の維持等に有効な野草地の維持管理法です。乾いた草原に火を入れて焼き切ることで草原を維持するのだそうで、阿蘇の野焼きはかなり歴史があります。こうして草原が守られてきたんですね。

それにしても凄い規模です。山一個燃えてます。(写真:斜面を覆う炎)

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この日は、阿蘇のふもとの宿に泊まりました。

3/16 阿蘇ー熊本

行程:阿蘇ー通潤橋ー熊本
宿泊地:水公園

この日は、熊本を目指しますが、大回りして通潤橋という橋を見に行きます。そのためにカルデラの外輪山を超えなくてはなりません。引き続き野焼きが続いていて、峠からは煙が多く上がっているのが見えました。(写真:高森峠からの眺め)

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放牧も草原を維持管理するとても良い方法だそうです。阿蘇っぽい風景ですね。(写真:阿蘇の放牧地)

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走っている最中、道の際まで野焼きの手が迫っているところがありました。決して山火事ではなく、管理の上で実施されています(多分)。(写真:ちょっと通るのビビる道)

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阿蘇山を離れ、爆走します。

そして、通潤橋につきました!
通潤橋は江戸時代に架けられた石造りの水路橋です。(写真:通潤橋(重要文化財)と田畑の眺め)

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この田畑とマッチした景色は国の重要文化的景観にも選定されているそうです。

橋自体も、美しいバランスで当時の石工の技術の高さがうかがえます。(写真:通潤橋近景)

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通潤橋の名物と言えば放水です。下の写真にある橋の真ん中にある放水口から、観光用に定期的に勢いよく放水がされます。(写真:通潤橋放水口)

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ちなみにこの時期は放水はやっておらず。。残念。。

2016年の熊本地震でダメージを受けたと聞いてましたが、今は復活しているそうで安心しました。

さて、熊本市内を目指してまたも爆走です。

熊本城までたどり着いたのですが、既に閉城した後でした。遠目から外観のみ拝むことが出来ました。ここは国の特別史跡に指定されてます。(写真:熊本城天守)

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熊本城はまたいつか来る機会があるだろうし、まぁいいかと思っていたのですが、こちらも2016年の熊本地震の被災で大きなダメージを受けて大いに心配をしたものです。

今は順調に修復が進んでいるようですが、早い完全復活が望まれます。

この日は、合宿の最終日でしたので熊本市内の宿で打ち上げをしました。

3/17 熊本ー指宿

行程:終日輪行
宿泊地:指宿駅周辺(お風呂:記憶なし)

1日移動日でした。

輪行で指宿まで行きます。鉄ヲタに大人気の肥薩線を使います。

途中、人吉で一時下車して名物の餃子を食べに行きました。さっぱり目で凄ーくおいしかったです。このお店も今は閉まっているそうでちょいと寂しいです。(写真:思いつきの店)

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引き続き肥薩線に乗り、日本でも唯一のループ線・スイッチバック駅である大畑を越えていきます。ぐんぐん高度が上がります。(写真:大畑駅のスイッチバック)

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そして、日本三大車窓の1つ「矢岳越え」の景色も拝めました。(写真:矢岳駅ー真幸駅間の車窓)

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肥薩線は2020年の豪雨被害を受け、復旧のめどが現在もたっていない状況です。こちらも引き続き心配です。

この日は指宿駅まで行き、その付近に泊まりました。

3/18 指宿ー鹿児島

行程:指宿ー池田湖ー鹿児島
宿泊地:道の駅喜入周辺?(風呂:記憶なし)

前日の輪行を経て、鹿児島は薩摩半島の先端、温泉地の指宿から再び走り始めます。

その前に、まずは温泉を堪能ということで砂むしに行きます。砂風呂ですね。これが気持ちいいのなんのって。(写真:砂むし会館)

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ついうっかりぐっすり寝てしまいそうになっちゃいます。

続いて、薩摩半島最南端の長崎鼻へ。百名山の開聞岳がよく見えました。(写真:長崎鼻から望む開聞岳)

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なんといってもこの綺麗な円錐型。薩摩富士と呼ばれています。この辺りは霧島錦江湾国立公園のエリアです。

あとは鉄ヲタスポットでJR日本最南端の駅、西大山駅にも寄りました。こちらからも開聞岳が綺麗に見えました。(写真:西大山駅ホームから望む開聞岳)

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この後、天候が悪くなり、雨の中を黙々と鹿児島市内に向かって北上しました。ちょっとどこら辺に泊まったか記憶が曖昧。。

* * *

今回の旅日記内で訪れた場所は、その後に地震や水害の被害に遭われたところがあり、その際はとても心配をしました。

関わりのあった土地の人々が元気であり続けてほしいと思うとともに、自然の脅威を感じるばかりです。

最後までお読み頂き、感謝です!
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それでは!

*カバー写真:阿蘇外輪山からの眺め(熊本)

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