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【自転車旅行記】2008年春① 山口・福岡・大分 ~門司港、平尾台など~(3/9~3/11)

いつもお読み頂きありがとうございます!

学生時代最後の自転車旅行は九州でした。実は九州はこの時初めての上陸でしたが、下関から指宿までを(ちょいちょい輪行しつつ)ほぼ縦断しました。

卒業旅行のようなもんで、社会に出る期待や不安が渦巻きつつ、楽しい学生生活が終わる寂しさを感じていたのを思い出します。それでも思いっきり楽しみましたが。

ということで、その時の自転車旅行記を作りたいと思います。

2005年からコツコツと続けている自転車旅行の記録を作成しています。全47都道府県を制覇しています。是非お楽しみください。
マガジンにまとめています。詳しい説明はこちら

* * *

初の九州チャリ旅、そして学生最後のチャリ旅です。

基本情報

期間:2008年3/9~3/11
距離:148.9km
獲得標高:2,100m
コース概要:下関ー門司港ー平尾台ー豊後高田ー杵築(山口・福岡・大分)
形式・人数:自転車部合宿春合宿(プレ企画)・グループ(4人)

コース全体

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詳細コース

*記憶をもとに作成。実際に走行したルートと完全には一致していません。

3/9 下関ー北九州

行程:(輪行)下関ー門司港ー北九州
宿泊地:紫川河畔公園付近(風呂:記憶なし)

この前日に丸々24時間くらいかけて千葉から下関まで鈍行列車で輪行(18切符)。本当に当時はお金を節約するためにはどんな苦行でも乗り越えてたんだなと今更ながら驚きです。

下関をスタート地点に選んだのは、九州入りするのであれば、やはり関門海峡を自転車を渡ってという形にしたかったからです。

ということで、まずは下関観光からスタート。

なぜか朝一で下関名物のふく鍋を無料で配ってました。ラッキー過ぎます。(写真:ふく鍋に並ぶ下関市民の皆様)

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もちろん頂きます。うまいっす。(写真:ふく鍋)

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ランドマークにも登ってみます。(写真:海峡ゆめタワー)

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ここは西日本の自立型タワーの中では最も高いらしいです。

展望台から関門海峡がよく見えます。幅が狭いです。ここは海上交通においても陸上交通においてもかなりの要衝になってます。(写真:海峡ゆめタワーから関門海峡を望む)

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文化財もいくつか残ってます。写真は西日本で最初の鉄筋コンクリート造の事務所建築で今は観光情報センターになってます。(写真:旧秋田商会ビル)

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現役国内最古の郵便局舎もあります。(写真:下関南部町郵便局(国の登録有形文化財))

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現存する国内最古の領事館用途の建築もあります。(写真:旧下関英国領事館(重要文化財))

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関門海峡の一連の近代化遺産は日本遺産にも認定されています。

下関は、源平の最後の合戦の舞台(壇ノ浦)でもあります。赤間神宮では、その戦いの際に幼くして亡くなった安徳天皇が祀られています。(写真:赤間神宮外拝殿)

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奥には平家一門の墓もあります。(写真:赤間神宮境内)

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関門海峡まで来ました。関門橋は、1973年の開通時は東洋一の長さのつり橋だったのだとか。(写真:関門橋)

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で、自転車はどう渡るかというと、海の底を通っていきます。(写真:関門トンネル入口)

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長さ約780mの歩行者専用道です。海の下の歩行者トンネルって不思議な感覚。。(写真:関門トンネル内部)

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途中に県境があります。福岡に突入です。(写真:トンネル内部の県境)

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関門海峡の下には、なんと3本もトンネルがあります。さすが交通の要衝。

そして!九州上陸です!

関門海峡の九州側の玄関口である門司港には、重要文化財の駅舎があります。(写真:門司港駅(重要文化財))

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現役の重要文化財の駅舎って、全国でここと東京駅だけです。レトロ感が人気の観光駅になってます。

鉄道用の海峡トンネルはこの駅よりも前で分岐するので、ここが九州の北端の行き止まり駅になります。くし形ホームになってます。(写真:門司港駅ホーム)

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この日は北九州市内で一泊しました。

3/10 北九州ー豊前

行程:北九州ー平尾台ー豊前
宿泊地:道の駅 豊前おこしかけ付近(風呂:記憶なし)

この日はある目的地を目指し、峠を登ります。(写真:県道28号)

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ググっと標高を上げてきました。(写真:登り途中の眺め)

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さて、その目的地とは、日本三大カルストの1つ、平尾台です!(写真:平尾台)

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カルストとは、石灰岩でできた地表を雨が侵食してできる何とも不思議な地形です。平尾台は約12Km²の広さの台地上にそのカルストが広がってます。

写真にあるボコボコとある石は侵食で形作られています。草木もないので、なんだか異様な光景です。自然の不思議ですね。(写真:平尾台を貫く道)

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平尾台は、北九州国定公園のエリアで国の天然記念物に指定されています。

ドローンから撮られてたストリートビューがあったので貼っておきます。(ストリートビュー:平尾台)

石灰岩が広く分布する土地ということで、鍾乳洞もたくさんあります。もちろん探検に行きます。なんかのRPGのダンジョンみたいな入口でした。(写真:千仏鍾乳洞入口)

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この鍾乳洞も国の天然記念物です。

内部には立派な鍾乳石がありました。(写真:洞内)

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洞内の一部の道は水が流れてます。サンダルで探検します。楽しい~♪(写真:洞内)

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現在進行形で浸食が進んでいるということですね。

この日は豊前市内まで走りました。

3/11 豊前ー杵築

行程:豊前ー宇佐神宮ー豊後高田ー富貴寺ー杵築
宿泊地:杵築市内(風呂:杵築市健康福祉センター)

この日、大分県に入りました。北海道みたいなカントリーサインがありました。ここは福沢諭吉の故郷だそうです。(写真:中津に突入)

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さて、続いて宇佐市に入ります。写真はないのですが、「ようこそ! USAへ!」みたいな看板があって、てっきりここはアメリカなのかと思ってしまいました。

宇佐には、八幡宮の総本宮・宇佐神宮があります。日本三大八幡宮の1つです。もちろん寄ります。

早速かっこいい橋がありました。(写真:宇佐神宮呉橋)

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鳥居も大きいですね~。(写真:宇佐神宮大鳥居)

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こちらは下宮です。朱色が美しいです。(写真:宇佐神宮下宮)

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神々しい雰囲気があります。由緒ある神社は歩いているだけで体が澄み渡っていくようです。(写真:上宮へ向かう道)

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上宮の南中楼門です。こちらも堂々としていて良いですね。この中に国宝の本殿があるのですが、写真は撮れず。。(写真:宇佐神宮南中楼門)

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見てるだけでありがたいですね。宇佐神宮は国の史跡にもなってます。

豊後高田に移動しました。昭和30年代の町並みを再現した地区があります。(写真:昭和の町)

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一時は時代に取り残され、衰退の一途を辿ったそうですが、そのレトロな街並みを活かした町おこしをしたらそれが当たったそうです。

確かに散歩したくなっちゃう雰囲気です。(写真:昭和の町の商店街)

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ストリートビューで巡るのだけでも楽しいかもしれません。(ストリートビュー:昭和の町)

国東半島に向かいます。(写真:両子山と梅)

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渋いスポットにも寄ります。富貴寺です。(写真:富貴寺仁王門)

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そして、九州で一番古い木造建築である大堂です。建立は平安末期で、平等院鳳凰堂、中尊寺金色堂と並ぶ日本三阿弥陀堂です。(写真:富貴寺大堂(国宝))

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堂々としつつもバランスの取れたプロポーション、しびれます。こじんまりと静かな雰囲気の中にあるのもいい感じでした。境内は国の史跡でもあります。あと、国東半島は日本遺産にも認定されてます。

この日は杵築市内まで走りました。

* * *

来週の月曜は有給を取りました。従って、あと1日で4連休です。
頑張るぞ~!

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それでは!

*カバー写真:平尾台(福岡)

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