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【自転車旅行記】2008年冬 岡山・兵庫 ~倉敷、姫路城など~(1/13~1/16)

いつもお読み頂きありがとうございます!

あっという間に秋、そして年末も間近。

ようやく緊急事態宣言も解除され、街も落ち着きを取り戻してきた気がします。今年も残りわずかですが、旅行に行ったり、買い物行ったり、食事行ったり、普通の楽しみを味わいたいです。

さて、今日は自転車旅行記を書きたいと思います。

2005年からコツコツと続けている自転車旅行の記録を作成しています。全47都道府県を制覇しています。是非お楽しみください。
マガジンにまとめています。詳しい説明はこちら

* * *

2008年新春、大学時代も残りわずかなタイミング。。どんどん自転車旅行に行くぞ!と1人旅に出た際の記録となります。

基本情報

期間:2008年1/13~1/16
距離:217.5km
獲得標高:2,842m
コース概要:高梁ー倉敷ー岡山ー旧閑谷学校ー姫路ー明石(岡山・兵庫)
形式・人数:個人企画・ソロツーリング

コース全体

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詳細コース

*記憶をもとに作成。実際に走行したルートと完全には一致していません。

1/13 高梁ー倉敷

行程:(輪行)高橋ー倉敷
宿泊地:倉敷市内(記憶なし)

まだ18切符が使えたタイミングだったので、岡山の備中高梁駅まで輪行。15時間くらいかかったんですかね。今思うとほんとにクレイジーです。

なぜ備中高梁という渋い街を今回の旅のスタート地点にしたかと言いますと、The 山城 of 山城に行きたかったためです。

山城に行くとなると当然激登りとなります。(写真:山城へ向かう道)

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更に自転車を降りて、山道に入っていきます。ふと振り返ると高梁市街が一望できました。ようよう登ってきました。(写真:高梁川と高梁市街地)

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石垣が見えてきました。山城っぽい重層感にしびれます。(写真:山城の石垣)

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そして、ようやく着きました!備中松山城!
現存12天守の内の1つで、その中で唯一の山城です。小ぶりですが風格あります。国の史跡でもあり、日本三大山城の1つです。(写真:備中松山城天守(重要文化財))

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ここの標高が430mくらいだそうです。あまりに不便なため、戦の時くらいしか使われなかったそうです。

内部にも入ります。1600年代のお城なので、なかなか古いです。(写真:備中松山城天守内部)

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こちらの櫓も重要文化財です。(写真:備中松山城二重櫓(重要文化財))

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さて、山を下ります。高梁市街、つまりは備中松山城の旧城下町も結構古い街並みが残ってました。散歩にうってつけです。(写真:高梁市商家資料館 (池上邸))

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高梁川沿いに倉敷に向かいます。途中に渋い駅舎がありました。(写真:美袋駅)

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読み方は「みなぎ」と読むそうです。駅舎は登録有形文化財に指定されてます。こういう思い掛けない建物との出会い、旅の醍醐味ですよね。

倉敷市内のカラオケかマン喫に泊まったと思います。1月なので、さすがにキャンプは控えました。

1/14 倉敷ー岡山

行程:倉敷ー吉備津神社ー岡山
宿泊地:岡山市内(記憶なし)

倉敷といえば、美観地区。朝一で向かいます。

かつて天領であり、物資の集積地として栄えた地、その水運に使われていた倉敷川沿いに古い街並みが広がってます。(写真:倉敷川と中橋)

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もちろん重要伝統的建造物群保存地区に保存されています。観光資産としての活用も進んでおり、飲食店、お土産屋さんも多いです。(朝なので誰もいないけど、)古い街並みが未だ賑やかであることは嬉しい限りです。(写真:倉敷美観地区の街並み)

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白壁なまこ壁の家並みが特徴です。(写真:倉敷美観地区の街並み)

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この地域の有力者大原家のお屋敷です。中には入れませんでした。(写真:大原家住宅(重要文化財))

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倉敷の氏神様へのお参りで、鶴形山を登ります。(写真:阿智神社拝殿)

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古い街並みだけではなく、近代化遺産もあります。かつてこの辺りは綿産業が栄えていて、蔦に絡まれた雰囲気のある旧倉敷紡績工場があります。現在はホテルとして活用されています。(写真:倉敷アイビースクエア)

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先程の大原家の私立美術館、大原美術館。地方の美術館にしてはかなりハイレベルな美術品が並んでいて、かなり感銘を受けました。エル・グレコの「受胎告知」が有名です。(写真:大原美術館)

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倉敷の街並みや紡績産業に係る一連のストーリは日本遺産にも認定されています。

美観地区のストリートビュー貼っておきます。ほんと時代劇の舞台みたいです。(ストリートビュー:倉敷美観地区)

倉敷を離れて、備中国分寺へ。吉備路のシンボル的な五重塔を眺めました。ここは国の史跡でもあります。(写真:備中国分寺五重塔(重要文化財))

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牧歌的な雰囲気の中にスラリと立つ五重塔が妙にマッチしてます。

続いては、こちらも吉備路の代表的観光スポット吉備津神社。桃太郎のモデルと言われている大吉備津彦命が祀られています。備中国一之宮でもあります。(写真:吉備津神社絵馬殿)

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そして、国宝の本殿はこの時改修中。。
珍しい吉備津造の社を見たかった。。また来る理由が出来ましたよ。(写真:吉備津神社本殿(改修中))

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こちらも名物の長ーい回廊です。蛇の様です。(写真:吉備津神社回廊)

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吉備津神社を含む桃太郎伝説のストーリーも日本遺産にも認定されています。

さぁ、岡山市内まで走ります。岡山といえば、日本三名園の1つ、岡山後楽園。国の特別名勝です。(写真:岡山後楽園、築山からの眺め)

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岡山城も良く見えます。太平洋戦争で焼失してしまった悲運の天守の1つ。現在は再建天守です。黒い見た目から烏城と呼ばれています。(写真:岡山城天守)

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焼失を免れた櫓もあります。(写真:岡山城月見櫓(重要文化財))

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この日も岡山市内のカラオケかマン喫に泊まったと思います。

1/15 岡山ー姫路

行程:岡山ー旧閑谷学校ー姫路
宿泊地:姫路市内(記憶なし)

岡山から兵庫を目指します。

岡山ブルーラインという海が見える気持ちのいい道を快走。途中、瀬戸内海の多島美を楽しめました。浮いているのは牡蠣棚ですね。(写真:片上大橋上から瀬戸内海を望む)

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この日のメインは旧閑谷学校です。国の特別史跡で、日本遺産にも認定されています。(写真:旧閑谷学校聖廟 鶴鳴門(重要文化財))

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お目にかかりたかったのは、こちらの国宝講堂。ずっしりとした風格。瓦は全て備前焼で独特の赤みがあります。(写真:旧閑谷学校講堂(国宝))

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日本最古の庶民学校で、1701年にほぼ現在の形となりました。教育を重視した岡山藩が丹精を込めて作った学び舎です。

内部も洗練されてます。磨かれた床にオサレな花頭窓が映えてます。(写真:旧閑谷学校講堂内部)

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この石塀も綺麗なシェイプに組み上げられていて本当に見事。(写真:旧閑谷学校石塀(重要文化財))

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その他、重要文化財がまだまだたくさんある(24棟)のですが載せきれない状況です。(写真:旧閑谷神社拝殿(重要文化財))

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ストリートビューで巡るのもめちゃめちゃいいです!(ストリートビュー:旧閑谷学校)

さて、心の平穏を大分得られたところでスーパー移動します。姫路まで爆走しました。

夕方ようやく姫路城を拝めました。翌日登城の予定です。(写真:姫路城大天守)

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この日も姫路市内のカラオケかマン喫に泊まったと思います。

1/16 姫路ー明石

行程:姫路ー明石(輪行)

いよいよ世界遺産の姫路城です。(写真:姫路城大天守遠景)

岡山旅行 2008 01 16

国宝、重要文化財建築を多く有し、国の特別史跡にも指定、日本100名城でです。その規模感から日本の城郭建築のトップといっても過言ではないでしょう。1609年におおよそ今の形になったようです。

門もたくさんあるので、写真を撮った門の名称を調べるのも大変です。(写真:姫路城菱の門(重要文化財))

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しかし、どこを切り取っても絵になります。美しい白壁が統一感があって心高ぶります。(写真:姫路城はの門(重要文化財))

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天守も見えてきます。かっこいいというか華麗で優美という感じです。(写真:姫路城大天守(国宝))

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逆光になってしまいましたが、小天守、大天守の重層感半端ないっす。なんか最強のガンダムに見えてきます。連立式望楼型天守というようです。(写真:姫路城乾小天守、西小天守、大天守(いずれも国宝))

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横から見ると、その規模感、デカさが分かりますね。渡櫓も全部国宝です。(写真:姫路城西小天守、大天守)

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ちなみに姫路城大天守は最近平成の大改修が終わって更に真っ白になってた記憶です。

内部も入れます。(写真:姫路城内部)

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姫路市内の眺め。姫路は結構な都会です。(写真:姫路城から望む姫路市街)

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姫路城大天守を支える大柱です。地階から最上階までを貫いているそうで、まさに大黒柱ですね。(写真:姫路城東大柱)

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姫路城の興奮は冷めやらない中、もう少し足を伸ばして現代が誇る巨大建造物も見に行ってきました。(写真:明石海峡大橋(本州側から))

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言わずも知れた、本州と淡路島明石海を結ぶ世界最長の吊橋。全長3,911 m、中央支間1,991 m。こんなもの良く造ろうと考えたものです。

メインケーブルをつなぐアンカレイジもどでかい!(写真:明石海峡大橋アンカレイジ)

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底面もド迫力!(写真:明石海峡大橋を下から望む)

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橋桁内に遊歩道、展望台が設けられています。(写真:舞子海上プロムナード)

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お決まりのガラス床です。(写真:舞子海上プロムナード展望台)

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最後は明石焼きを堪能して、輪行で帰路に着きます。(写真:明石焼き)

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近代と現代の巨大建造物を1日で楽しめるとは、最終日に相応しいコースでした。

* * *

そういえば、自転車旅行記のマガジンも記事数が50本となりました!引き続き積み上げていきます。

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それでは!

*カバー写真:姫路城西小天守、大天守(兵庫)

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