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WORKS

◎これまでの仕事


1.書籍

2021年に著書が丸善出版より刊行されました。

SYNODOS『福島レポート』に加筆したものです。
【書評】
2021/8/21読売新聞書評
2021/9/9福島民友
電気新聞書評(国際環境経済研究所・竹内純子氏)
エネルギーレビュー2021年9月号(齋藤隆氏)
ATOMOΣ(日本原子力学会誌書評)2021年9月号
月刊コロンブス2022年3月号
synodosインタビュー(遠藤乃亜)


2.記事:福島の甲状腺検査について

福島では、原発事故当時18歳以下だった住民全員を対象に、甲状腺がんのスクリーニング検査が行われています。これは、2011年10月から実施されていますが、過剰診断(補足説明:特に甲状腺がんには、成長しないものないし一生かかっても症状を出さない程度にまでしか成長しないものが多いため、見つけなくても悪さをしないようながんを見つけ出してしまう→生涯診断されずに済んだはずの人が、検査を受けたためにいわば「がん患者になって(されて)」しまう、という問題が起きます。これを過剰診断といい、国際的に甲状腺がんのスクリーニング検査をしない方が良いとされるゆえんです)が起きていることが、UNSCEAR(原子放射線の影響に関する国連科学委員会。放射線の人や環境への影響について国連に報告する組織)にも指摘されています。
さらに、このことを受診対象者(の子どもやその保護者)が知らないまま、学校の授業時間を使って検査が行われていることの問題も指摘されています。
福島の甲状腺検査の問題について、検査の現場に携わってきた医師や、検査について話し合う専門家会合の委員、福島の甲状腺検査について勧告を行なった国際組織の専門家などを対象に、インタビュー記事を書いています。


下記は最初期に書いた、甲状腺検査について概観する記事です。書き直したものを書籍におさめています。

3.記事:原発事故後の福島について

原発事故は、住民の日常を損ない、ときに破壊するものです。
そして、破壊されても日々は続きます。
だから、新たな日常を自らの手で作っていこう。そういう住民の方々にたくさん出会いました。そのために、科学的な知識はどう役にたつのか。
そういうことを書いています。





福島大好き、という話をもっと書いていきたいです。以下はそういう記事です。その他のNPOでも福島の暮らしについて書いていました。紙媒体ではATOMO∑にコラムを定期連載しています。

4.記事:その他のテーマ

「生きる」ということ、普通に生きることってすごく大変で、だけど尊くて、ものすごくいとおしい。主にそういうことを考えて書いています。


今必要だな、と思うテーマについても随時書いています。


5.その他論文など


第1回日本リスク学会グッドプラクティス賞を受賞しました。その際に学会誌に投稿した文です。

6.対談など

主に甲状腺検査について、対談や座談会などに参加しています。

2020年11月 第1回 甲状腺癌過剰診断国際シンポジウム

2021年11月 第2回 甲状腺癌過剰診断国際シンポジウム


7. 取材を受けたもの

相本啓太記者によるbuzzfeedの記事です。

・第三文明2018年1月号
・第三文明2020年8月号


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