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20年卒未就職者の筋トレとの出会い

おはようございます🌞

初投稿なので、拙い文章になるかと思いますが、

良ければご一読ください。

私はこの春をもって通っていた大学を卒業しました。

大学入学当初から私は病院勤務を目標に掲げていました。その職業というのは医療ソーシャルワーカーという病院で働く社会福祉士というものです。

就職活動も無事とある病院から内定を頂きました。

3月に入り私は社会福祉士の国家試験を受験したのですが、あと1点という悔やんでも悔やみきれない点数で落ちてしまいました。

しかし同じ病院に内定を貰っていた他大学の同期の子達は、無事試験に合格しており、私だけ試験に落ちたという形になりました。

そのこともあってか私は内定を頂いていた病院に内定辞退の旨を伝えました。

そこで私は3月末にも関わらず内定が決まっていない就職浪人予備軍となってしまいました。

しかしこれは私にとって自分を見つめ直すいい時間だと考えています。

私は趣味で筋トレをしているのですが、そもそも始めたきっかけというのが、大学に無料で利用できるジムがあった事でした。

入学当初私は友達とジムに行き、何となくランニングマシーンで走ったり、ダンベルを持ったりしていました。そんな様子では1ヶ月と続く事なく、5回ほど行ってそれ以降通わなくなってしまいました。

もともと私はガリガリという言葉を体現していると言っても過言ではないほどの痩せ型でした。なので自分に自信が無く、ジムに行っても何となくでしかトレーニングを行わなかったのです。それでは続くわけがありません。

そんな私にも転機が訪れます。それは二回生の冬でした。当時付き合っていた彼女とよく喧嘩をしていました。そんなストレスもあってか無性に体を動かしたいと思っていました。そんなある日彼女が、ユーチューバーのラファエルさんっていい体してるよねと何気なく呟いたのです。そうです、そんな他愛もない一言が私にやる気を与えたのです。

そこからの行動はとても早かったです。次の日にはご無沙汰だったジムに行き、入学してから定期的に通い続けている友達にトレーニングの方法を教えてくれと頼み込みました。

そこで私は初めてベンチプレスという種目と出会ったのです。とりあえず、何キロが自分の最大か知る所から始めようと言われて、やってみたところ私のマックスは45キロでした。

ここで私は考えたのです。このヒョロガリがトレーニングをしてベンチプレス100キロを挙げられるようになったら、それはすごい成長なのでは?と。当時、私の身長体重は165cm50キロと、家族から骨皮筋エモンと言われるほどのガリだったのです。そんな奴が筋トレをしてどこまで変われるのかと気になってしまったのです。

ここで私は一つ大きな目標として大学卒業までにベンチプレス100キロを挙げることを掲げました。

そのためにも少なくとも週二回は空いた時間にジムに行く事を決意しました。そしてベンチプレスの重量を伸ばすために自分に合った重量で追い込みはじめました。

1週間、2週間と真面目にジムに通っていたある日、友達から50キロに挑戦してみたら?と言われました。

私は少しうろたえましたが、やってみることにしました。前上がらずに落ちた重量だったので、胸に不安が募りました。しかしいざやってみると、すんなり上がったのです。

ここで私は筋トレの楽しさを理解しました。前まで出来なかったことが出来るようになった達成感、続けることの意味、それらを理解したのです。

そこから私はさらに筋トレにハマっていきました。

ベンチプレスの重量も60キロ、70キロとどんどん更新していきました。

順調に重量が伸びていき、筋トレ楽しいと思っていたある日、今日は80キロに挑戦だと意気込みいざ挑戦してみました。その意気込みを弾き飛ばされました。びくともしなかったのです。ここで私は80キロの壁にぶち当たりました。

まあでも来週こそはあがるだろとその日は他のトレーニングをして終わりました。

そして次の週、もう一度挑戦してみました。しかしそれでもあがらなかったのです。以前の私ではここで打ちひしがれてやめてしまっていたでしょう。しかしトレーニングの楽しさを知って、続ける事の重要性を理解している私は、絶対にあげてやると闘志を燃やしました。

なぜあがらなかったのかを考える為にも私は、友達に相談したり、YouTubeでカネキンさんの動画や、ベンチプレスの解説動画を見ました。

その結果、私のフォームは全身を使いこなせていないということが分かりました。ベンチプレスは一見、胸と腕の力が重要だと思われがちですが(それらもめちゃくちゃ重要)、下半身の力も使う事が大事だということに気づいたのです。しっかりブリッジ(ベンチ台にただ寝転がるだけじゃなく、腰を反らせて下半身の力を連動させること)を組むことが大事だと理解したのです。

そしてフォーム改善の結果もあってか5回ほどあがらなかった80キロの壁を打ち破ることに成功しました。

この頃になると周りから、お前変わったなとか、筋肉ついたなって言われるようになり、自分って変わってきたんだという実感が得られました。そしてなにより自分がやってきたことは、しっかりと成果が出ているのだという自信にもつながりました。

帰省して家族のもとに帰るたびにあんたいつからそんなムキムキになったの?とか、何目指してるの?なんて事を言われるようにもなりました。

そして季節は移り変わり4回生の春になりました。4回生になっても相変わらず私はジムに通っていました。

ここまでくると習慣化されていて休むとなんで休んでしまったんだという後悔があるほどです。

4回生といえば就活や国家試験対策などがあるのですが、私にはそれらに加えてもう一つやるべき事があるのです。

そう、それはベンチプレス100キロをあげることです。

私はゆっくりでしたが、その後も最大重量をあげていきつつ、背中、肩、腕などバランスのいいかっこいい体を目指していました。

そしてある日私は、その頃のマックスだった90キロの先、95キロに挑戦していました。結果から言うとびくともしなかったです。私は第二の壁にぶち当たりました。

その後も普段扱う重量をあげたり、トレーニングのバリエーションを増やしたりと様々な事を試したのですが、何回挑戦してもあがりませんでした。

半ばここが限界なのかと考えたりもしました。しかし卒業までに100キロを挙げると目標を掲げた以上、やり切るしかないと自分を奮え立たせました。

そこで私は自分自身のことを見つめ直しました。思えば95キロに挑戦した時、私は、本当に上がるのかなと自分の事を疑っていました。弱気になっていたのです。

これではあがるものもあがりません。そう考えた私はこう自分に言い聞かせました。僕なら出来る、絶対あがる。ここまでやってこれたんだ、絶対出来る。と

そしてつぎの日、僕なら出来るという気持ちのまま挑戦しました。結果、無事95キロの壁もクリアすることができました。

自分を信じる事。私は筋トレから新しく学びを得ました。

95キロがあがった興奮が覚めやらぬまま、次の日もジムへ行きました。

友達に95もあがったんだし100キロ挑戦だけでもしてみれば?とそそのかされ挑戦することになりました。

でもこの時、私は心のどこがであがると確信していました。自分を信じる事が、時には絶大な力を発揮するんだ、僕なら出来ると思いながら、ベンチ台に寝転がりました。

そして

無事に100キロをあげることができたのです。

友達から「卒業までどころか6月であげちゃったな」とか「有言実行だな」と言われました。

めちゃくちゃ嬉しかったです。

私は筋トレから沢山のことを学びました。

今まであがらなかった重量があがるようになった時の達成感。

続けることで人は変われるということ。

そして自信を持つこと。自分自身を信じる事。

目標を持ってやれば人はなにかを続けることができるという事。

一緒にトレーニングをしてくれた友達、ジムに通っていたことで仲良くなれた先輩、周りの人への感謝。

大学生活の中で私を大きく変えてくれたトレーニングにも感謝しています。

話が大きく逸れてしまいましたが、4月4日現在私は未就職者です。

しかし私のやりたい事は決まっています。

自分を大きく変えてくれたトレーニングに携わる仕事に就きたいと思っています。

またトレーニングという素晴らしい文化を発信していきたいとも考えています。

今思い返せば、あの時トレーニングを始めたのも、国家試験に落ちて、内定を辞退せざるを得なくなったのも運命だったのかもしれません。

私が本当にやりたい事と向き合うために必要な事だったのかもしれません。

とは言っても現状はニートと変わりません。

これから私はフィットネス関係の業種を目標に就職活動を行いつつ、SNSを活用してトレーニングの良さなどを配信していけたらと考えています。

もしこのノートを見てトレーニングをしてみようかなと思ってくれたなら幸いです。本気になったら人は変われます。

私も変わります。大丈夫です。人間失敗してなんぼです。就活がうまくいかなくても必ずやり直せます。

そう言い聞かせてます。不安でどうしようもない夜もあるけど、きっと悪くない未来が待ってます。

ここまで長々と拙い文章を読んでいただきありがとうございます。

トレーニングだけでなく、自分のしてみたい事があるなら是非やってみてください。

挑戦する事は素晴らしい事です。

それでは。

あ、もしフィットネス関係の方がこの記事をお読みになって、こいつ面白そうだし雇ってやってもいいぞってお思いになられたら是非コメントしてください。

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