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第3章<特定する>タレントレビューの議題例

組織のリーダーシップと人材開発において、優先的にやらなければならないこととは何でしょうか?ぜひ、下記の議題例を参考していただければ幸いです。


1.組織レビュー(第1部)

🔶ビジネス・ドライバー(リーダーシップの優先事項)を見直して再確認する

・重要なビジネス目標を達成するために、リーダーが対峙しなければならない主な課題は?
・最も優先順位の高いリーダーシップのニーズは?われわれはどんな結果を求めているか?

🔶リーダーシップ人材の分析(第1章参照)を見直す

・目の前のニーズ、将来の(2~3年後)ニーズを見極める。
・他社と差別化して注力、投資する分野を明確にする(新しいサービスの導入、主要なユニット、地域など)。

🔶主要/重要なポジションの空きを確認する

・現在および予測される空きを見直す。
・特別な人材が求められる、あるいは特別な能力開発機会が得られる重要ポジションに焦点を当てる。

2.人材開発加速化のレビュー(第2部)

🔶話し合いの対象となる個人を検討する

・プールのメンバー(ハイポテンシャル)の新たな候補者を検討する。
 ―現在のプールの9ボックスグリッド上の位置。
・現在のプールメンバーについての話し合いを優先する。
 ―ビジネスユニットや、対象となる人材プール(中国担当のアクセラレーション・プールなど)ごとに。
 ―9ボックスグリッド上の位置ごとに。
 ―移行する準備ができている可能性によって(新しいメンバーあるいは現職にうまく配置されているとみなされているメンバーと対比して)。

🔶現在のハイポテンシャル・リーダー/プールメンバー/主要リーダーの状況と考えられる行動を検討する

・能力開発上の現在の優先事項は何か?
・責任ある業務におけるパフォーマンスは?例となる行動は?
・能力開発上の優先事項の進捗状況は?例となる行動は?
・予測される空きポジションに相応しいか?
・さらなる能力開発 (トレーニング、コーチング、職務)は有益か?
・必要な人材を維持するのは難しいか?その理由は?
・プールに残すべきか?その理由は?

🔶空きポジションを踏まえ、プールメンバーに関する話し合いの中で行われた仮決定を再検討する

・多様性の目標と機会について考える。
・プール内に適任者がいない場合は、プールの外の人材で空きを埋めることを考える。
・決定事項、付随事項、暫定事項(次の職務に移りたいという意欲があるとわれわれが判断したら、この人材を重要な能力開発的な職務に就かせるなど)を文書化する。

🔶全体的な傾向と行動の影響を検討する

・グループレベルの能力開発目標を決める。
・確認:全体的な傾向から、対象となるプログラムや能力開発の取り組みを考慮する必要性が明らかになっているか?
・その他 

🔶確認:誰かをアクセラレーション・プールから外すべきか?

🔶確認:誰かをアクセラレーション・プールに追加すべきか? 

🔶アカウンタビリティとコミュニケーション計画を再確認する。

3.能力開発の取り組み案の例

3.3付録
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4.おすすめ人材アセスメントソリューション

①コンサルティングソリューション

②オンラインシミュレーションアセスメント&アセスメントシステム

③オンライントレーニング&ディベロップメント

5.DDIとは

DDIは、世界最大手の革新的なリーダーシップ・コンサルティング企業です。1970年の設立以来、この分野の先駆者として、リーダーのアセスメントや能力開発を専門としてきました。顧客の多くは、『フォーチュン500』に名を連ねる世界有数の多国籍企業や、『働きがいのある会社ベスト100』に選ばれている世界の優良企業です。
DDIでは、組織全体におよぶリーダーの採用、昇進昇格、能力開発手法に変革をもたらす支援をすることで、すべての階層において事業戦略を理解し、実行し、困難な課題に対処できるリーダーの輩出に貢献しています。
DDIのサービスは、現地事務所や提携先を通じて、多言語で93カ国に提供されています。また、同社の研究開発投資は業界平均の2倍であり、長年にわたる実績と科学的根拠に基づいた最新の手法を駆使して、組織の課題を解決しています。

◆DDI社の4つの専門分野

DDI社は、4つの専門分野を中心に、長年の実績と科学的根拠に裏付けられたソリューションと、より深い洞察を提供し、優れた成果を生み出しています。

6.会社概要

会社名:株式会社マネジメントサービスセンター
創業:1966(昭和41)年9月
資本金:1億円
事業内容:人材開発コンサルティング・人材アセスメント

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