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みたか多世代のいえ ~安心して歳をとれる未来~

みたか多世代のいえ

みなさん初めまして、東京多摩地区で在宅医療(訪問診療)を10年ほどやっている者です。

初めての投稿でいきなりではありますが...
高齢者の方々の人生の最終ステージを見守るこの仕事をしながら思うところがあり、このたび東京都三鷹市上連雀において「みたか多世代のいえ」というプロジェクトを立ち上げました🤗

ひとことで言うと

 本プロジェクトで何をしたいのか?機能的にひとことで言うと「シニア向けの共同住宅🏡」なのですが、ちょっと変わってます。

というのは、シニアだけじゃなくて、同じ建物内に小さい子供やそのママ(勿論パパも可)や😸や🐶たちも暮らしてもらう予定です。あと基本死ぬその時まで、安心して自分の部屋で過ごせます。

また、もし認知症になっても安心して過ごせるように、住民同志が互いに理解して準備して、支え合って生きていく関係を模索します。

そして、住んでいる人のためだけではなく、周辺住民の方々、とりわけ小さな子どもその親にとっても、遊び・学べ、立ち寄って相談しやすい居場所、でありたいと思います。

なぜ必要か

 なんでやろうと思ったかというと、そういう環境がシニアの「生きがい感」、「孤独の緩和」につながると思ったからです。

逆に言えば、「生きがい感」や「孤独」という点で、社会から取り残されているシニアが予想以上に多いことを、仕事柄たまたま知ったのです。

終わりよければすべて良しということわざもありますように、人生の「しまい方」の質も大切かと思うのですが、立派な現役時代を過ごされた方が最後うまく逝かれているかというとどうやら意外とそうでもない。「人生会議」とかいう言葉を国が作らんといかんくらいです。

さらっと自己紹介

 私、2浪1留してやっとこ医大を卒業し病院研修医として就職しました。が、パワハラとか色々有り半年で仕事を辞めちゃって、右往左往してました。
そこでとある先生に拾われて、訪問診療、在宅医療の世界に入りました。その後今に至るまで10年以上、在宅医療・緩和ケアに関わる中、公的な特別養護老人ホームから入居金ン千万円ಠ_ಠもする有料老人ホームまで、立場上様々なシニア向け住宅を見てきました。

でも、自分が将来住んでみたい所ばかりかというと正直そうでもないんですね。シャンデリアが誇らしげに輝くめっちゃ綺麗なホテルライクな高級老人ホームもあるけど、大事なのってそこ???

居住者はほぼ全て超高齢層のみ。たしかに合理的なケアといえばそうかもしれないけど、外界との接点がほとんど無かったり(特にコロナ以降より一層顕著)ある意味社会と分断されている点はどこも共通だと感じます。

元気だった独居高齢者が…

 ところで一人特に印象に残っている、ばあやがいます。
とても元気な90代の独り暮らしの方で、4年くらいご自宅で私が往診してたんですが、転んで骨折したのをきっかけに、本人が望まない形で(家族の勧めで半ば強制的に)老人ホーム入所をしたんです。

 そうしたらあっという間に弱って、3カ月で亡くなってしまった。原因は、直接的には食事が合わなくてどんどん弱ってしまったんですが、その間ずっと無表情で、適応障害というかうつというか、メンタル的にきつかったんだと思います。もちろんそういう人、そういうホームばかりじゃないと思いますが実際そういう人もいるんです。

 3か月で亡くなるまでの経過中、私毎週往診してたんですが、たまたまばったり一度だけ、お孫さん&ひ孫ちゃんが面会に来ている場面に出くわしました。
その時の明るく活き活きとした表情、、、それまでの沈んだ本人とは全くの別人でした。「この時間が『イベント』ではなくずっと続けばいいのに」とその時思いました。しかし現実はそうではなく、翌日以降ばあやの様子は元の沈んだ様子に戻りました。もしこういう機会が継続・日常的にあったら、3カ月で亡くなることはなかったかもしれません。
 こうして、理屈抜きにポジティブな子供のパワーを、信じていつか借りてみたいと思うようになりました。

「遠くの家族プラス近くの他人」

 こういう話をすると「自分の孫、ひ孫だからこそでしょう」と言う方が中にはいます。ごもっともです。

でも、本当に血のつながりは必須なのでしょうか?

私はそうは思いません。

自分の小さな娘と電車やバスに乗ると、通りすがりの高齢者の方々が次々と声をかけてきます。向こうが嬉しそうにしてるとこっちまで嬉しくなる。

たしかに自分の大切な子供が、見ず知らずの他人から急に声を掛けられたり、ましてや触られたり、抱っこされたりする事に抵抗がある方がいるのも想像できます。

でも、それも信頼関係次第でどうにかなるというか、顔が見える関係性さえもし出来ていれば「遠くの家族プラス近くの他人」という、血のつながりだけに頼らない「支え合い」が可能なんじゃないかと直感的に思います。むしろそう信じたい。

意外なアイデア

 このプロジェクト考え始めた当初、とある知り合いに「シングルマザーのシェアハウスも一緒にやれば?」って言われたのですが、最初正直ピンとこなかったです。
 当初はボランティアがしたいわけじゃなかったし、その時は、テナント併設型(例えば地元で実績あるオシャレなカフェ+パブリックな子供の遊び場+住まい。それはそれで各世代にとって嬉しい場所にはなりそう)を考えてたんです。
 でもよく考えたら、テナント併設型だった場合、たしかに地域のお母さんや子供はたくさん来てくれるとしても、(オーナーが異なれば経営方針も異なるから)テナント機能、住まい機能が分断されるし、居住シニアはそれを遠目から眺めることはできてもそれ以上触れ合う・役割を持つことは、そう簡単にはできない。絵本の読み聞かせなどイベント的に触れ合える可能性も考えましたが、効果は限定的な気がしました。

 一方でシニア⇄子供とその親が、顔の見える継続的な関係性を、もし日常的に作れたら、より安心して関係を深めることができます。

だったら、一緒に住んじゃえば?って発想になったんです。

たしかにもし同じ建物で酸いも甘いも共同生活ができたら、シニア世代オンリーの時と比べ賑やかで明るい空間になるし、シニアが活躍する出番や役割ができるかもしれない。

もし病で身動きが取れなくなっても、子供の成長を近くで感じることができる。極論、自身が亡くなること自体も子供にとって貴重な喪失体験となる。シニアの「存在そのもの」(そこに「強み」は要らない)に価値が生まれ、ますますメリットが多いはずだと感じました。

各世代にとってwin-winであること

 異なる世代を横に並べるだけじゃ限定的というか、あまりシナジーが生まれません。幼稚園と老人ホームを並べるのは最近よくある取り組みです。たまに一回隣の子供たちが歌を歌いに来てくれる。でもそれは子供たちにとってどれくらい嬉しい事なのか?能動的な行為なのか?もし半ば強制だとしたら、お互い面白くないはずです。

 だから本プロジェクトは、子供にとっても、その親にとっても嬉しい場を提供しwin-winを目指します。それも、そこに住む人のためだけではなく、周りの地域住民も活用できるオープンな空間です。

 元気な周辺住民も関わることができる、なんだかオモシロそうな遊び場(棚貸し型のコミュニティ図書館&週末カフェ)をはじめ、子の学びの場(寺子屋機能)、子育て世代にとっての癒し、相談の場(将来的には行政指定の子育て広場など。不適切な養育予防も間接的に可能)。産前産後うつのケア。

 そうすれば各世代がそこに共存していることが自然(来たくて来ている)で、シニアの孤独も「自然に」緩和されるだろうと。関係者個々が「来たくて来る」「居たくて居る」ことが、いびつではない自然な共存関係を生むと考えました。

 また、お互い必要としているもの同士がマッチすれば、強く引き合う可能性を秘めていると思いました。シニアが持て余している時間を、必要としている人、猫の手も借りたい人は誰か?

 そのヒントとして、例えば子供との時間が物理的にどうしても不足しがちなシングル親子世帯が浮かびました。

 他者との関わり・支援や相談を必要としている層と、時間を持て余し孤独なシニアの組み合わせ。お互い必要としている点を、もし補完し合うことができたら、1+1が2以上になりそうな。そんな予感がしませんか?

 そんなわけで、シニア中心(not only)の住まい+シングル親子・若年世代シェアハウス+地域開放スペース(コミュニティ図書館カフェ、子育て支援機能ほか)、そしてそこに医師(大家)や看護師、介護士もいち住人として住むという、一つの複合的アイデアが生まれました😊

概要

◇カテゴリ;住宅型有料老人ホーム+賃貸住宅+コミュニティブックカフェ
◇場所;東京都三鷹市上連雀四丁目10−14
(三鷹市芸術文化センター向かい一方通行20m入る) ※土地面積;165.7坪
◇完成予定;2023年2〜3月 (2022年9月建設開始)
◇居室;シニア向け15室 親子向け4室 若者向け2室 ゲストルーム1室
    スタッフ(医師、看護師、介護士)向け1室
◇共用設備;食堂・キッチン、リビング、ホール、ヒノキ風呂、棚貸し図書館(土日はカフェ)、ほか
◇基本コンセプト
じいや、ばあや、子どもたちとその親が、居心地良くいられる場所。また来たくなる場所。シニア向け住宅をベースとしながらも、他の各世代にとっても嬉しい機能・場所。近隣住民にも開かれた場所。結果、自然な多世代共存・交わり、シナジーすなわち出番と役割、生きがい感、学び、多様性などが生まれる。

主な機能(予定)

・シニア向け住まい。人生の最後まで居られる安心、安全な自分の部屋🏡
・地域に開かれた、子ども向け遊び&学びスペース
・母子(父子)家庭向けシェアハウス
・学生など、若年単身者向けの部屋
・地域に開かれたコミュニティブックカフェ(棚毎にオーナーが違うプライベート図書館)
・子育て世代のための相談場所、ホッとする場所
・登場人物たちををつなぐ、シンボル犬猫🐶🐱

※これらの機能は予定であり、実際はまだ確定していません。本プロジェクトに興味を持って下さる方々や地域の方々とさらにブラッシュアップして作り上げていきます😊

ネットでシェアハウスの情報収集を始めたら、運営上のトラブルなどのエピソードが目に入り素人がいきなり運営できるほど甘くないことが容易に想像できました。ですから、実績ある運営者さんをまず探すことから始めました。
 シングルマザー向けシェアハウスの専門紹介サイト「マザーポート」を見つけ、東京で実績ある運営者さんを探していたところシングルズキッズ株式会社さんを見つけました。今回のプロジェクトのコンセプトを伝えたところ、幸いにも深くご共感頂き、山中真奈代表と今回ご縁を頂くことができました!
 また、建築設計担当には前述の「マザーポート」運営者であるNPO法人全国ひとり親居住支援機構代表でありかつ秋山立花一級建築士事務所代表でもある秋山さんにお願いすることができました!さらにもう一人の建築士には…◯◯!。これ以上語っていると益々盛り沢山になってしまうので今後の記事で追ってご紹介します。

今後の予定

ご興味を持って下さった下記の方々向けに,
以下のアクションを考えています。

<住んでみたい、興味がある。知人に勧めたい>
もっと詳しく話が聞きたいという方向けに、個別説明会を設けさせて頂きます。

↓ どうぞこちらにご連絡ください↓
info@tasedai.or.jp
①お名前、②年齢(ご入居検討者)、③ご連絡先、④特に詳しく知りたい部分
をお書き添えください。
追ってご連絡差し上げます。

公式ホームページはこちら

↑資料請求の問い合わせフォーム等がこちらにございますので、是非ご覧下さい。

こんな方とつながりたい(^^)/

●今までのケア経験を活かして新規スタッフとして一緒に働きたいという看護師、介護経験者の方
(正社員および非常勤職員を若干名、近々正式に募集開始致しますがフライング大歓迎です
◡̈
●シニア向け施設で働いた事があり、本プロジェクトを通して自分でより良い環境を作ってみたい方
●子どもの教育など興味あり活動の場を探している方
●自分が親御さんを住ませたい!と思える環境をつくりたい方
●自分が住みたい!自分が利用したい!
何かしら運営に協力したい、というボランティアの方
●三鷹近辺に住んでいて地域・市民活動をしている&これからやりたい方
●子ども食堂やイベント、ワークショップ等をやりたい方
●研究や卒論にしたい学生さん、専門学校生さん
●とにかくなんか、興味ある!!!ワクワク^_^

などなど!興味がありそうなご友人へのシェア大歓迎です!

是非お気軽にご連絡下さい◡̈

🌸Special Thanks🌸
長文を最後まで読んでくれた方、少しでも興味をもって下さった皆さん
いい意味で計画を白紙に戻してくれた、はっぴーの家ろっけんの首藤義敬さん。タガヤセ大蔵の安藤さん
シングルマザーシェアハウスオーナー山中真奈さん
毎週のようにアドバイスをくれるMANAHOUSEの皆さんとそのお子さん
一番最初に銀木犀浦安さんに連れてってくれた川嶋直人さん

本当にありがとうございます😌

ワクワクドキドキって面白い

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