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美容師の働き方改革?スタッフのライフスタイルを尊重するオシャレ美容室「the STANDARD(ザ・スタンダード)」@調布・仙川【調布ブレス Vol.9】

調布に息づく人々を紹介する調布ブレス。
今回ご紹介するのは、美容師の働き方に一石を投じるオシャレ美容室「the STANDARD(ザ・スタンダード)」です。

2017年4月、京王線仙川駅のメインの商店街から一本入った通り沿いにオープンした美容室「the STANDARD(ザ・スタンダード)」。
薄いラベンダーグレーで統一されたお店の外では、オリーブの木がすくすくと成長し、広々した店内には生花やドライフラワーが置かれ、ヨーロッパな雰囲気がするオシャレな空間です。

店主は表参道の美容室で15年間勤務し、雑誌やヘアショーなどでも活躍していた実力者。猫っ毛の私の髪の毛も「カットの仕方で髪質は変わる」と言う通り、こちらでカットしてもらうようになってからは表面のフワフワした毛は少なくなってハリも出ました。カットやカラーの「持ちの良さ」も皆が口を揃えます。

お店の営業時間は9時から17時。
一般的な美容室より早くから始まり、早くに終わる営業スタイルです。
店主自身が子どもを持ったことで、時間の使い方やライフスタイルに対する考え方が大きく変わり、美容師の常識となっている長時間勤務をやめ、家族との時間を十分に持てる働き方をしたいと今の営業スタイルのお店をオープンしました。

美容師は女性が多いですが、長時間勤務のお店が多いので、子どもを持つと復帰がしにくいことにも疑問を感じていたそうで、スタッフがママになっても続けられる職場にしたいという思いもあるとのこと。

朝はお客さまが子どもを見送ってすぐに利用できるように9時から。帰りは店主含めスタッフが子どものお迎えに行けるよう17時まで。最近はあまり聞かなくなった本物の「イクメン」店主から、「早く帰り過ぎて、家事する時間がたくさんあるんですよー」と幸せそうな愚痴を聞くことも。
近隣のお店の方々との飲み会などにも参加して、すでにずっと昔からこの街で営業しているように馴染んでいたりもします。

年に2度、一週間休業。
家族揃ってヨーロッパや夢の国を旅行し、子どもが小さい時ならではの家族で一緒に過ごす時間を大切にしている様子に、こちらもホッコリ、幸せのオスソワケをもらっている気がします。お店全体の空気も休業明けは一新している感じです。

美容師の働き方改革。
そんなお堅い言葉が思い浮びますが、お店はほっこり温かく、優しい癒しの空間です。
店内にはキッズスペースを設け、子どもを遊ばせながら施術が受けられるという、子連れのお客さまにも優しいお店でもあります。

マイペースな営業スタイルにもかかわらず、いつでも予約はいっぱい。地方から訪れる常連さんもいらっしゃるそうで、予約サイトを運営する会社から、クーポンに頼らずに集客できていることについて取材を受けたこともあるそう。
オープン時は、表参道で一緒に働いていたさっぱり気質の女性と2人でしたが、今ではスタッフも5人となりました。

人々を惹きつける理由。
それは店主・スタッフの技術やオシャレな雰囲気だけでなく、自分たちのライフスタイルを持ち、自分たちなりの時間の使い方をしているからこそ滲み出るスタッフさんたちの自然体の笑顔と空気感なのかも知れません。

ちなみにこのお店の通りには、以前紹介した「餡の輪」「mococoCREPE(モココクレープ)」など個性豊かなお店が並んでいます。
通りにも何かを惹きつけるパワーが宿るものなのでしょうか。
通りに気の利いた通称を付けたらいいのになーと通るたびに思うのでした。


the STANDARD(ザ・スタンダード)
https://www.instagram.com/yacocafe/

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