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✓西の善き魔女(全四巻)


▽あらすじ
女王制の国グラール地方、辺境の地セラフィドールで生まれ育った
15歳の少女フィリエル・ディー。
彼女は、生まれて初めての舞踏会の朝、幼馴染の少年ルーンから
青い石の高貴なペンダントを手渡される。それはフィリエルの父
天文学者のディー博士が彼女に託した品だった。
そして、ペンダントがきっかけで、高地の村娘だったフィリエルの日々は
一変してゆく―――

▽感想
読書記録ノートの一冊目はこの本でした
娘と絵本を借りに毎週図書館に行くのですがこの日はなぜか
絵本コーナーで娘と一緒ではなく一人でレシピの本を見に行った気がします
そのレシピの本棚の後ろが中高生向けの本棚でした
本当にふと目に止まったのがこの『西の善き魔女』でした
あらすじを読むとグラール、セラフィドール、フィリエル・・・・
知ってる、知ってるぞこの本!ずっと昔に読んだことがある!
と一人で思った記憶があります笑

もう一度読んでみようかなという思いでまず1巻だけ借りました
家に帰って読み進めると、やっぱり読んだことがある・・・
知ってる、覚えてる、こんな話だったの連続
楽しくてページを捲る手が止まりませんでした。
確か半分ほど読んで全巻まとめて借りに行った気がします

主人公のフィリエルがとにかく強く逞しい
そして幼馴染のルーンとの関係性が他人→家族→親友→大切な人
と物語が進むにつれて二人の関係性が変わっていき
居なくてはならない存在にまで発展するのが読んでいてキュンとくる

恋敵の登場や女同士の戦い(ドロドロはしてない)
脇役にもしっかりフォーカスしてある物語の進み方
学園生活に、国同士の争い、自国の政治の云々
愛も友情も冒険もしっかり詰まっていて大人でも読みごたえがある

私個人的には、海外の(特にヨーロッパ)田舎や貴族の暮らし
食事の描写がとにかく好きで、干し草のベッド、ヤギのミルク
干し肉と手作りのパン、そんな単語が散りばめられているだけで
ニコニコしちゃいます笑
貴族の暮らしや、ドレスの着方、今の暮らしにはない描写がとにかく好きです。
共感してくれる方いるんかな・・・笑

これはどうなったんだ?って箇所がいくつかあったのは心の残り


王道ファンタジーや
ハリー・ポッターやダレン・シャンを読んだことがある人は
きっと好きだと思います、ぜひ読んでみてください


西の善き魔女/萩原規子/中央公論新社


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