もよこ【元場面緘黙症】

場面緘黙症でした。 未来が不安だったけど、大人になれました。 苦しかった経験が誰か…

もよこ【元場面緘黙症】

場面緘黙症でした。 未来が不安だったけど、大人になれました。 苦しかった経験が誰かの役に立てばいいな。 精神科の看護師してました。公認心理師、保健師の資格も持っています。 インスタ🎀 https://www.instagram.com/moyo_ko

最近の記事

“非日常”を取り入れる事の重要性

前回の記事では、場面緘黙症克服のためには【克服のタイミング】と【自己を発散できる機会を設ける】事が重要であり、そのうちの【克服のタイミング】について書きました。 今回はもう一点の【自己を発散できる機会を設ける】事の重要性について書いていきます。 *  *  * 緘黙児にとって、学校とは「1日中舞台の上に立っている状態」が続いているような【緊張状態】を強いられる場です。 話したいのに話せない。笑いたいのに笑えない。人と目を合わせることもできない。誰も自分の存在に気づかな

    • 克服の“タイミング”

      場面緘黙症克服において、最も重要な事はニ点あると考えます。 一つ目は【タイミング】、二つ目は【自己を発散できる機会を設ける】の二点です。 今回は【タイミング】について、文献から学んだこと、私自身の体験を元に記していこうかなと思います。 場面緘黙症はもともと、不安から自身を守るための手段だと考えます。私の場合は幼稚園からその手段をとってきているので、意図的ではなくむしろ無意識下による自己防衛でした。自分を守る術を他に知らなかった。 しかし小学生中学年頃から『あれ?このま

      • 場面緘黙症の治療とは

        【場面緘黙症】という言葉がメディアでも取り上げられるようになり、認知度が昔に比べて上がってきたなぁと感じます。 しかし「では具体的な治療って何?」と聞かれると、私自身即答できない状況でした。 結論から言うと、日本では場面緘黙症の治療は確立していないようです。 現在Instagramにて、場面緘黙症当事者の方やそのご家族の方と繋がらせていただいています。多くの方が悩んでおられる現状を鑑みても 【やはり治療法は確立していないし、そもそも場面緘黙症を専門とする機関が少ないん

        • 2023年の抱負

          明けましておめでとうございます🎍 noteをすっかり放置していました😅 昨年は公認心理師国家試験合格という明確な目標があった分、頑張れたのですが、、 合格後力が抜けて。 というか私は目標が無いと駄目なようで、8月以降は何を頑張るでもなくただ時間だけを消費してしまった感が半端ないです。 ということで、今年の抱負をここに書いた方が身が引き締まるのでは? と思い、記していこうかなと思います。 🎍抱負1 Instagramにて中学生編+高校生編を投稿する。 🎍抱負2

        “非日常”を取り入れる事の重要性

          絶対的なひとり、歪んだ思考

          幼稚園〜小学生の頃は人と心的距離を縮めないようにしていました。 初めは無意識に。次第に意図的に。ある経験がきっかけになりました。 ✳︎ ✳︎ ✳︎ 小学一年生の頃、近所にエミちゃんという同級生がいました。本当に近所だったので、自然と仲良くなりました。 記憶にないけど、仲良くなったきっかけは多分エミちゃんが話しかけてくれたのだと思います。 おしゃれで明るくて、私に無いものを沢山持っていました。 ちーちゃん抜きにして仲良くなったお友達はエミちゃんが初めてでした。

          絶対的なひとり、歪んだ思考

          緘黙の代償

          Instagramの『冗談』という投稿に関して考えた事を書きます✏️ 私は当時小学3年生でした。家族との会話は全く問題なく出来るけれど、学校ではちーちゃんという特定の子としか基本喋れない典型的な緘黙症でした。 つまり、私の世界は【家族】【ちーちゃんとの会話】【クラスメイトとのわずかな関わり】で成り立っていました。 学校って勉強だけでなく、社会性(コミュニケーションスキル)を学ぶ場でもありますよね。 私は幼稚園での3年間+小学校での6年間、、、 つまり9年間人と接する

          第5回公認心理師国家試験について⑥【自己採点、今後の展望】

          私は試験の難しさによる衝撃から 【自己採点はしない‼️合否は葉書で確かめる‼️】と心に誓っていました。 しかし他の受験生の方のインスタやTwitterを検索してしまうんです。 そしてやはり、第5回の問題を難しく感じたのは私だけではなく、皆も同じだったのか、、、 と知りました。 他の人の採点結果を見ていると、自分の点数が凄く気になってきました。 『何点だったんだろう。』『あの問題の答えはどれだったんだろう。』と四六時中考えるようになり、 その思考回路に疲弊→何にも

          第5回公認心理師国家試験について⑥【自己採点、今後の展望】

          第5回公認心理師国家試験⑤【午後問題】

          午後の試験開始時間となりました。 もちろん訳分からん問題もありましたが、 午前よりかは『これわかる!』という問題が多かったです。 問題の種類としては疾患や人体の構造等の問題が多いな、と感じました。看護師の私にとってはラッキーでした🏥 あと精神科で働いていた時の周辺知識も役に立ちました🥲(ダルクとか) しかし細かい部分の出題が多く、 『ぐぬぬ、、、そんな問い方するのね。その言葉は知ってて意味も大体わかるが、その側面から来られたら知らんわ!』 という問題が数問あって

          第5回公認心理師国家試験⑤【午後問題】

          第5回公認心理師国家試験について④【午前問題】

          試験監の合図で試験は開始しました。 第一問目を見ると、 『これ、髙坂先生の問題集に似たヤツあった‼️先生ありがとう🥺🥺』 と先生が神に思えました🥲 しかし、、、ですよ。 自信を持って答えれるゲイツ問題はほぼ無く😶‍🌫️ 問題の日本語もなんか難しく感じて、、、😇 そして気付いたのです。 もしかして・・・これは受験者の数が想像以上に多かったため、難易度を上げて落としに来ている⁉️⁉️⚡️ ということに😱😱😱😱😱 それに気付き、更に火がつきました❤️‍🔥❤️‍🔥

          第5回公認心理師国家試験について④【午前問題】

          第5回公認心理師国家試験について③【受験前日、当日試験直前】

          月日は流れ、 第5回公認心理師国家試験の受験日である7月17日に少しずつ近づいてきました。 受験票が届くと「いよいよだな。」と胸がキュッとしました。 他県での受験であったため、試験前日は試験場の近くのホテルに泊まる事にしました。 1日以上自分の子供と離れて過ごすのは初めてでした。 旦那さんは1人で赤ちゃんと過ごす事に不安そうでしたが、「行っておいで。」と背中を押してくれました。 ホテルを予約し、公共交通機関の予約をしました。 試験前日になりました。 旦那さんが

          第5回公認心理師国家試験について③【受験前日、当日試験直前】

          第5回公認心理師国家試験について②【過程】

          思い立ったが吉日‼️ すぐにAmazonで過去問と参考書を注文しました。届くのが本当に待ち遠しくて、届くまでの数日間はインターホンが鳴るたびにソワソワしました。 結果置き配だったのですが😆💣笑 参考書を開くと、もちろん知らない言葉が沢山並んでいました。 しかしそれさえもワクワクして、 【あ、私この分野好きだ。】と実感しました。 しかし私には赤ちゃんが居るので、ペンを奪われたり参考書に乗ってきたりと常に邪魔されました👶🏻 結局赤ちゃんがお昼寝中&夜眠ってからしかお

          第5回公認心理師国家試験について②【過程】

          第5回公認心理師国家試験について①【受験動機】

          とてもとてもお久しぶりです😆 1年程更新していなかったと思います。 その理由は、、、 国家資格である公認心理師の受験勉強に励んでいたからです✏️ 私は要領も悪くアホなので、 きっと育児+このブログ(インスタも)の更新は両立できないと思いました。 なのでお勉強に集中するため、ブログの更新はストップしていました。 そもそも何故公認心理師の資格を取ろうと思ったか、ですが・・。 ・現任者に受験資格があるのは今年で最後であると知ったため(今回を逃すと以降は大学院を卒業せ

          第5回公認心理師国家試験について①【受験動機】

          無知の脅威

          Instagramにて『考えたい人』というタイトルの投稿をしました。 それについて考えた事を書きます。 ✳︎ ✳︎ ✳︎ 場面緘黙症についての認知は段々広まってきつつあります。 テレビで特集が組まれたり、書籍も増えてきました。 私は現在31歳なのですが、私が小学生の頃(約20年程前)は場面緘黙症という言葉すら聞いたことがありませんでした。 研究も進んでいませんでした。 そのため、場面緘黙症の当事者の多くは【自力】で克服するしかありませんでした。 場面緘黙症を

          場面緘黙症における強迫性障害について

          Instagramの『自己暗示』という投稿に関連した事を書きます。 ✳︎ ✳︎ ✳︎ 強迫性障害 という病気をご存知でしょうか。 強迫性障害 きわめて強い不安感や不快感(強迫観念)をもち、それを打ち消すための行為(強迫行為)を繰り返す。 強迫症の症状を強迫症状といいます。強迫症状は、「強迫観念」と「強迫行為」があり、このふたつが存在して初めて強迫症と診断されます。 たとえば「手を一日に何十回・何百回も洗う」「会社に行く途中に何度も自宅に戻って施錠の確認をする

          場面緘黙症における強迫性障害について

          心のバリア

          Instagramに「挨拶」に関しての投稿をしました。 それに関して思い出した事を書きます。 ✳︎ ✳︎ ✳︎ Instagramに書いた様に、私は挨拶が苦手でした。 理由は ・私に声を掛けられて迷惑かもしれない ・挨拶しているのを誰かに見られて、その人が私と仲良いと思われるのが嫌かもしれない ・聞き取ってもらえないかもしれない ・そもそも無視されて自分が傷付くかもしれない からです。 私は当時、朝の挨拶に“違和感”を感じていました。 挨拶をしなければ、その

          無関心について私なりの考察

          Instagramにて『無関心』というタイトルにてPostしました。 内容の概要としては 小学4年の時に読んだマザーテレサの伝記の中の 『愛の反対は無関心だ』という言葉が当時の自分には重くのしかかった、というお話です。 その事について考察をinstaの文章に書いていたのですが、、、、 なんか長くなりまして。 せっかくなので、こちらでじっくり書こうと思い今に至ります。笑 重複してる部分もありますがお許し下さい。 ✳︎ ✳︎ ✳︎ 【愛の反対は無関心】【

          無関心について私なりの考察