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#映画の街・神戸 vol.4「まだまだある!僕と思い出の神戸映画!!」


こんにちは!

映画チア部 神戸本部の(てつ)こと、大矢 哲紀です!


これまで、3度にわたり、紹介してきた神戸が舞台の名作たち。

しかし、まだまだ、紹介したい作品はたくさん!!


というわけで、今回は、これまでの記事で紹介し損ねた隠れた神戸映画たちをご紹介。


動画ストリーミングサービスで配信されている作品も多いため、作品選びに迷った時は、ぜひ、こちらの記事も参考にしてみてください!!


『べっぴんの町』

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出典:https://www.amazon.co.jp/べっぴんの町-DVD-柴田恭兵/dp/B0001W8HWA

あらすじ:

舞台は神戸。少年院の教官を辞職し、探偵となった主人公は女性の捜索依頼を受ける。彼女を探すうち、女性をさらってショーを行う怪しい組織を見つけた主人公は……。

感想:

トレンディーな作風、主演を務めた柴田恭兵さんの魅力、そうです、本作は、まさしく神戸版『あぶない刑事』。(笑)

片桐竜次さん、田中美佐子さん、つみきみほさん、笑福亭鶴瓶さん、本木雅弘さん、和久井映見さんなど、豪華な共演陣も見所。

個人的には、僕の両親が神戸にやって来るきっかけとなった映画でもあり、大切にしている一本です。

かなり大人向けな物語のため、観る人は選ぶ作品ではありますが、震災前の神戸が記録された貴重な映像資料でもあり、当時の様子が気になる方には観てほしい作品でもあります。

六甲山から神戸大橋に続く街並みを上空からのワンカットで写した印象深い冒頭や、人工島・ポートアイランドを舞台に繰り広げられるカーチェイス、ロケーションを最大限に活かした美しい映像の数々が、心に残る一作です。

ロケ地:六甲山、神戸大橋、ポートアイランド、トアロードなど。

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『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』

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出典:https://eiga.com/movie/33352/photo/

あらすじ:

凶悪な敵怪獣を封印するため、変身能力を失ってしまったウルトラ4兄弟。それから、20年後、神戸で暮らす彼らのもとにやって来たのは、若手のウルトラマン・メビウスであった。凶悪な怪人たちによって、再び、危機が迫る神戸、そんななか、かつてのヒーローたちが立ち上がる……。

感想:

神戸を舞台にヒーローたちが戦うという設定に子供ながらに心が踊った思い出の作品。当時、本作を上映していた映画館"シネ・リーブル神戸"に友達と足を運ぶと、長蛇の列があり、立ち見で鑑賞した記憶があります。(笑)

ターゲット層が絞られてしまいがちな作品ではありますが、神戸を舞台にした観光映画としても完成度が高いため、普段、特撮ものに興味がない人にこそ観てほしい作品

神戸空港を舞台に、ヒーローたちが縦横無尽に飛び回るクライマックスのバトルシーンにも注目です!!

ロケ地:しおさい公園、コンチェルト、ハーバーランド(モザイク前)、神戸市立六甲山牧場,、神戸市立須磨海浜水族園、神戸空港など。

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『僕の彼女はサイボーグ』

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出典:https://eiga.com/movie/53396/photo/

あらすじ:

冴えない大学生・ジローのもとに現れた謎の女性。彼女の正体は、なんと"サイボーグ"だった?!『猟奇的な彼女』『僕の彼女を紹介します』を手掛けたクァク・ジェヨン監督による彼女シリーズ第3弾。

感想:

神戸を舞台にした綾瀬はるかさん版『ターミネーター』です。(笑)

当時、神戸フィルムオフィスさん主催の試写会で、母と鑑賞した思い出があるのですが、久々に観てみると、予想以上に登場する神戸の風景に驚き。

SFファンタジーラブストーリーといえる物語のため、かなり、ぶっ飛んだ設定や展開が多い作品ではありますが、僕にとっては、映画館の大画面に写る地元の景色に感動した大切な作品

神戸に住む人なら、ぜひ、一度は観てほしい!異色ラブストーリー映画です!!

ロケ地:ミント神戸、兵庫県公館、南京町、大丸神戸店、旧外国人居留地、東遊園地、神戸大学など。

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『サバイバルファミリー』

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出典:https://eiga.com/movie/85302/photo/

あらすじ:

ある日、突然、スマホやテレビといった電気を使う製品が使えなくなり、ガスや水道までもが止まってしまった日本。窮地に追い込まれた4人家族は、生き延びるため、日本を横断する旅にでるが……。

感想:

『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』といった学園ものから、『ハッピーフライト』『ダンスウィズミー』といった作品まで、様々なエンターテインメント邦画を手掛ける矢口史靖監督のサバイバル映画

一見、コメディ色が強い作品に見えますが、現代に対する鋭い風刺が描かれているのも本作の魅力。情報端末が急速に発展した現代だからこそ、改めて考えておきたい様々な事柄が描き出されていきます。

劇中では、日本中を旅する主人公一家が、その道中で須磨海浜水族園に立ち寄るシーンが登場。僕の母が、このシーンのエキストラとして参加させていただいたのも良い思い出です。

ロケ地:神戸市立須磨海浜水族園など。

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『寝ても覚めても』

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出典:https://eiga.com/movie/87413/photo/

あらすじ:

運命的な出会いを経て、一気に惹かれ合った朝子と麦。しかし、それからほどなくして、麦は突然、姿を消した。それから、数年の月日が経ち、朝子の前に現れたのは、麦にそっくりな男性・亮平で……。

感想:

神戸ロケを敢行した317分の力作『ハッピーアワー』の濱口竜介監督がメガホンをとり、カンヌ国際映画祭にも出品された唯一無二のラブストーリー

日常に潜む非日常が幾度も現われる監督作品の真骨頂ともいえ、独特なセリフ回し斬新な演出の数々に、多くの驚きフィクションゆえの快感がある傑作。

主人公が美術館の写真展にやってくる冒頭のシーンは、六甲アイランドにある神戸ファッション美術館で行われました。

上映終了日、地元の映画館に滑り込んで鑑賞した記憶は忘れがたく、その興奮が冷めやらない中、数か月かけて、監督の作品を追っかけたのも良い思い出です。

ロケ地:神戸ファッション美術館

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『みぽりん』

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出典:https://eiga.com/movie/91556/photo/

あらすじ:

怪しげなボイストレーナー・みぽりん先生に監禁されてしまったアイドルの顛末と、彼女の行方を追うプロデューサーとマネージャーの姿を追うカルト的アイドル映画。

感想:

予想のつかない展開に衝撃のラストが待ち受ける驚異のジェットコースタームービー。クセの強い作風に賛否が真っ二つに割れているものの、『ミザリー』や『サイコ』など、往年のスリラー映画を知っていると楽しめる小ネタもあり、噛めば噛むほど味が出るスルメ映画なのは間違いないです!(笑)

映画チア部が製作した初めての短編映画『KOBE OF THE DEAD』や、続くリモート映画『アワータイム』『アワーアンビション』などでは、本作で音痴の地下アイドルを演じた津田晴香さんや、主題歌の担当・片山大輔さんに協力していただきました!本当にありがとうございました!!

監督のリモート長編映画『コケシ・セレナーデ』では、そんな片山さんが主演となり、再び独特な世界観が作り出されています。

OSシネマズ神戸ハーバーランドさんにて、12月上旬に公開予定ということなので、そちらも要チェックです!!

ロケ地:六甲山、六甲ケーブル、VARIT.(神戸三宮のライブハウス)、カユミセ(三宮センター街の立ち飲み屋)など。

[関連動画・関連サイト]

『KOBE OF THE DEAD』予告編


『アワータイム』本編


『アワーアンビション』本編


映画「コケシ・セレナーデ」公式サイト



『スパイの妻』

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出典:https://eiga.com/movie/93378/photo/

あらすじ:

戦争を間近に控えた1940年の日本。貿易会社を営む夫・優作(高橋一生)とともにオシャレな神戸の洋館で暮らす聡子(蒼井優)だったが、夫にある疑惑が持ち上がり……。

感想:

『ハッピーアワー』の濱口竜介さんと野原位さんが脚本を手掛けた黒沢清監督の最新作。すでに放送された地上波版や、試写会での評判も高く、ヴェネツィア映画祭のコンペ部門にも正式出品されたという本作。

神戸ロケが行われたシーンも多く、当時の様子を再現するため、実際の建物に新たな内装を施し、撮影された場面も……。

個人的には、父が憲兵役のエキストラとして参加していたということもあり、10月の公開が待ち遠しい一作です!!

ロケ地:旧グッゲンハイム邸、旧加藤海運本社ビル、神戸市市営地下鉄名谷車輌基地、神戸税関など。

[公開情報]

神戸国際松竹 10/16~

公式サイト



というわけで、今回は知られざるトレンディな一作からカルト的人気を誇る異色アイドル映画、10月に公開を控える黒沢監督の最新作まで、全7作品を紹介しました!!


それぞれの作品を振り返ると、ついつい、自分の経験を思い出してしまう大切な作品たち。


そんな作品の数々を、ぜひ、みなさんにも観ていただきたいです!


長文にはなりましたが、最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。


それでは、また!


執筆:映画チア部 神戸本部 大矢 哲紀


参照

ページの下部では、2000年より前の神戸ロケ作品がリストとして掲載されています。)



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