見出し画像

学生に観てほしい!フランス映画入門「ミシェル・ルグランとヌーヴェルヴァーグの監督たち」特集


みなさんはフランス映画と聞くと、どんなイメージを持ちますか?

おしゃれ?カラフル?難解?

どれも正解ですが、僕は断言します!

「フランス映画は音楽映画だ!!」


というわけで、現在、元町映画館では、名曲ぞろいのフランス映画特集「ミシェル・ルグランとヌーヴェルヴァーグの監督たち」が開催中!!


今回は、ミシェル・ルグランさんと、現在上映されている7作品について、ご紹介!!


元町映画館では、なんと、学生証の提示だけで学生料金が500円になる破格のキャンペーン「超!学割シネマ」も開催中!!


ぜひ、この記事を参考に、映画館に足を運んでみては……??


↓上映スケジュールはコチラ↓

画像1


ミシェル・ルグランさんとは?

画像9

画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3

ミシェル・ルグランさんとは、数多くの名曲を生み出してきた音楽家

ジャック・ドゥミさん、ジャン=リュック・ゴダールさんなど、フランスを代表する名匠の映画音楽を手がけたほか、日本でも聞きなじみのある楽曲を数多く手がけた人物です。


例えば、ビール整髪剤のCMとしても使われたこんな楽曲や、


『ロシュフォールの恋人たち』で使われ、自動車化粧品のCMでもなじみの深いこの楽曲など、


意外にも、現在の私たちに親しみのある多くの楽曲を生み出してきた人物なのです。


そんな、ミシェル・ルグランさんは、去年の1月、86歳にして死去。

今回の特集上映は、その追悼の意も込めて、行われることとなりました。


以下では、彼が音楽を務め、今回上映されることになった名作の数々を紹介します!


『ローラ』(1960)

ローラ

出典:https://eiga.com/movie/50971/gallery/

ジャック・ドゥミさんの記念すべき長編第1作となった恋愛映画。恋人ミシェルの帰りを待つ踊り子・ローラと、彼女に恋をする青年ローランの物語。運命が二転三転するクライマックスの興奮たるや。手に汗握る終盤の超展開をルグランさんの音楽が彩ります。


『5時から7時までのクレオ』(1961)

5時から7時

出典:https://eiga.com/movie/44496/gallery/

ジャック・ドゥミさんの妻でもあったアニエス・ヴァルダ監督の代表作。ガン検査の結果を待つ女性歌手の2時間をほぼリアルタイム進行で描いた意欲作でもあります。劇中にはピアニストのボブ役として、ルグランさん本人も登場。「死」に向き合う主人公の姿に改めて「生」を実感させられる傑作です。


『女は女である』(1961)

女

出典:https://eiga.com/movie/43186/gallery/

ジャン=リュック・ゴダールさんによる異色音楽映画。「ミュージカル・コメディ」として製作されたものの、音楽にのせて会話をするという不思議な作風が印象的。劇中、本のタイトルで会話をするシーンが、めちゃくちゃ良いです。笑


『女と男のいる舗道』(1962)

女と男のいる舗道

出典:https://eiga.com/movie/43174/gallery/

12の場面を通して、ある女性の姿を描いたジャン=リュック・ゴダール監督作品。ヒロインを務めるアンナ・カリーナさんの顔を前後左右から捉え、男性と会話する彼女の後頭部をひたすら映し出す冒頭から独特のセンスが冴えわたっている一作映画館での鑑賞シーン唐突で鮮烈なラストなど、一度観たら忘れられない名シーンだらけの作品です。


『シェルブールの雨傘』(1964)

シェルブールの雨傘

出典:https://eiga.com/movie/54203/gallery/

ジャック・ドゥミさんが監督を務めたフランスミュージカル映画の大傑作カラフルな色彩で描かれたセットと美しい衣装、シェルブールの季節の移り変わりが心に残る一作。カンヌ国際映画祭ではグランプリを獲得し、近年では『ラ・ラ・ランド』にも多大な影響を与えました。


『ロシュフォールの恋人たち』(1967)

ロシュフォールの恋人たち

画像出典:https://eiga.com/movie/54204/gallery/

同じく、ジャック・ドゥミ監督が手がけた名作ミュージカル映画。記事の冒頭でも紹介した楽曲『Arrival Of The Draymen - Ballet』が登場します。年に一度のお祭をひかえる街・ロシュフォールで、双子の姉妹が運命の相手を探す物語。息の合ったダンスシーンルグランさんによる名曲のコラボレーションが、観客を幸福感に包み込みます。


『ロバと王女』(1970)

ロバと王女

画像出典:https://eiga.com/movie/52642/gallery/

ジャック・ドゥミさんが監督を務めた摩訶不思議な童話ミュージカル。主演を務めたカトリーヌ・ドヌーブさんが、ロバの皮に身を包み、真っ青(もしくは、真っ赤)な人間と馬が登場する唯一無二の世界観。時代設定をぶっ飛ばしたクライマックスの"笑"撃シーンも含め、その可笑しさが、もはや、愛おしくさえ感じてしまうフランス映画史に残る"迷"作ファンタジーです。


以上、特集上映の全7作品を紹介しました!


学生の皆さんにこそ観ていただきたい、名作フランス映画の数々

ミシェル・ルグランさんが残した名曲の数々を存分に味わえるのは、まさに映画館ならではの体験!

ネットでの配信も増えてきた現在ですが、こんな作品群こそ、ぜひ、映画館の大音響で味わっていただきたいです!!

ぜひ、学生の皆さんは、鑑賞料金が500円になる「超!学割シネマ」キャンペーンを存分に活用して、元町映画館へ!

ぜひ、このチャンスをお見逃しなく!!


↓上映スケジュールはコチラ↓

画像10


参考


執筆:映画チア部 神戸本部 大矢 哲紀

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?