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今週の選挙(2024 2.4投票)


 今週は、というか、今週も、あの “選挙ゴロ” は立候補しています。 毎週やってる選挙紹介の記事にレギュラーで出演してるって、どーなのよ、まったく・・・
 そして今週は「議員の成りて不足問題」が各地で発生している様子がみられ、

 東京都・三宅村議選では「定員割れ」となってしまいました。 出来る限り多くの方に立候補していただきたいものです(※選挙ゴロを除く)
 それでは、見ていきましょう。




▼【今週の彦治】山形県・舟形町長選挙

 遂に「今週の彦治」というカテゴリーが出来てしまいました(涙)。
 3期目を目指す現職、前回が無投票だったというコトで “選挙ゴロ” 小西彦治氏に狙われてしまいました。 彦治は三週連続の出馬、昨年夏の松阪市長選に出てから記念すべき首長選10戦目となります(←褒めてない)。

 過去9戦で選挙自体こそ全敗ながら供託金没収ラインの「得票率10%」は8勝1敗でクリアしており、その選球眼(の悪用)は確かなものがある小西氏。 今週、島根県川本町や佐賀県江北町も無投票になっていますが、彦治がチョイスしたのは、舟形町でした。 三択の中から選んだだけに絶対の自信が有るのでしょう。 当落ではなく、得票率10%以上獲得に。
 ただ、舟形町は前々回の町長選では投票率が88.48%と高く、その多くの有権者に「どこの馬の骨か分からん奴には投票せん!」という意識が働けば、得票率10%割れもあり得るのでは? と見ています。 さて、どうなるでしょうか。

 参考資料として下記のモノを置いておきます。 舟形町の有権者の皆様におかれましては、投票の参考にしていただければ幸いです。


◆【取材済】愛知県・豊田市長選挙

 4期目を目指す現職に県議を3期途中まで務めた新人が挑む一騎打ちです。

 豊田市長は代々 “トヨタ自動車が選んだ人に対する信任投票” みたいなもののようで、これまで市議会内の自民党会派と労組系会派が地元財界と組んで候補者を一本化、その時点で当選者が決まったも同然となり相手候補は誰が出ても泡沫の域を出ないという状況でした。 ところが今回は “市長は3期まで” という慣例を破り出馬した現職に自民系会派が反発し新人を支援。 一方労組系会派は現職を推薦し、実に “60年ぶり” となる分裂選挙となりました。
 ただ両候補が掲げる公約に大きな差は無く、結局のところは「これまでの慣例を守るか、破るか」が争点となりそうです。

 では、その他の選挙を見ていきましょう。


◎北海道・北竜町長選挙

 3期務めた現職が退任し、次の座を元町議会議長と元農協地区代表理事の2人で争う一騎打ちです。

 町長選となるのは12年ぶり。 町議選も2015年から行われておらず、2023年は定員割れを起こすなど、成り手不足が深刻のようです。
 町の主要産業が農業なので農協代表理事の肩書きは強そうですし、元町議も7期以上務めたベテランで知名度は高いコトでしょう。 果たして勝つのはどちらになるでしょうか。


◎茨城県・神栖市議会議員選挙(定数23/27人)

 現職13人、元職1人、新人9人が立候補し、政党別では公明が3人、共産が1人立てた、女性候補3人出ている選挙です。

 共産候補は前回17位。 前回票から3割減らしても当選出来そうなので安泰に見えますが、今回の新人候補が50代2人、40代4人、30代1人と若い候補が多く出ており、御年80歳で最年長の共産候補が見比べられた時に、もしかすると苦戦してしまうかもしれません。 さぁ、どうなりますか。


◎茨城県・河内町議会議員選挙(定数10/12人)

 現職10人、元職と新人が1人ずつ立候補し、政党別では立憲と公明が1人ずつ立てた選挙。 女性候補は・・・ 公明党の1人のみです。

 立憲候補は2期目を目指しますが、無所属で出馬した前回が無投票だったため選挙戦となるのは初。 今回は政党の看板を背負っての出馬で絶対に負けられない戦いとなります。 が、結果は如何に・・・


◎埼玉県・皆野町議会議員選挙(定数12/13人)

 現職9人、元職1人、新人2人が立候補した “定数プラス1” の選挙。 政党別では共産と「新社会党」が1人ずつ立てています。 女性候補は共産候補の1人のみです。

 私の記事ではあまり名を聞かない、新社会党。 地方議員は15名(2023年10月現在)いるようです。 今回の公認候補は5期目を狙うベテラン市議。 8年ぶりとなる選挙で当選成るか。 まぁ共産候補も然りですが “定数プラス1” の選挙なので、余程のコトが無い限り当選するとは思いますが、左派リベラル層の有権者で投票先が割れた時には「余程のコト」が起きてしまうかもしれません。 注目しましょう。


◎埼玉県・宮代町議会議員選挙(定数14/15人)

 現職7人、元職2人、新人5人が立候補した “定数プラス1” の選挙。 政党別では公明から2人、共産から1人。 そして、久々登場、幸福実現党から1人でています。 女性候補は5人です。

 幸福実現党の候補は2016年に初当選するも2020年に次点(前回は6人落選の激戦だった)で落選し、今回返り咲きを狙います。 中央政界ではサッパリでも地方議会ではしっかり議員を輩出している同党。 昨年、元代表、、というか隆法総裁が「肉体的には亡くなられた」ので(教団は総裁の死を公には認めていない)党の存在意義自体が揺らぎかねない中、何が何でも議席回復したいところでしょう。 前回次点の党候補より票が獲れなかった人が1人いるので、その結果を踏まえれば “定数プラス1” なので当選となるでしょうが、もしこの構図で落としちゃうと、党として相当厳しいと言わざるを得ないでしょう。 さてさて、どうなりますか。


◎静岡県・御殿場市議会議員選挙(定数21/22人)

 現職13人、元職2人、新人7人が立候補した “定数プラス1” の選挙。 政党別では公明が2人、自民・共産・参政が1人ずつ立てており、女性候補は2人出ています。

 さぁ、今月一発目の参政党です。 本来は神栖市議選などでも公認候補が出る予定でしたが、どうやら離党されたようでそれらの方は無所属で出ており、今週公認候補として出ているのは御殿場のみとなります。 落選が1人だけの選挙なので、この構図でもし落選しているようだと、党中央のゴタゴタがいよいよ地方にも影響を及ぼし始めたと見られかねず、神栖市しかりで離党議員がドカドカ出まくっている中、ここは当選したいところでしょう。
 個人的には32歳の「個人投資家」が出馬しており、前回落選したリベンジを果たせるのかを注目しております。


◎三重県・東員町議会議員選挙(定数14/16人)

 現職13人、新人3人が立候補し、政党別では公明と共産が1人ずつ立てており、女性候補は4人出ております。

 今週は特に女性候補が少ない議員選挙が多い中、4分の1にあたる4人出ているこの選挙は何だか眩しく感じます。
 そんな中、共産候補は2期目を目指す現職ですが前回は無投票のため選挙戦は初。 そうなると81歳の最年長となる共産候補は勝ち抜くコトが出来るのか。 神栖市議選でも似たようなコトを書いた気もしますが、こういった状況が全国各地で見られるというのは、やはり成り手がいないのでしょうね。 さて、議席を守れるでしょうか。


◎徳島県・藍住町議会議員選挙(定数16/20人)

 現職14人、新人6人が立候補し、政党別では公明と共産が1人ずつ出ている、女性候補2人の選挙です。

 藍住町では2022年に現職議員で元副議長が「薬物事件に関する情報を町の住民課の元職員から得て、大麻の密売グループに漏らした見返りに現金5万円を受け取った加重収賄などの罪」(NHKニュースより)で逮捕、辞職、執行猶予付きの有罪判決を受けたというコトが有り、それにより危機感が芽生えたか30代と40代の新人が2人ずつ立候補してきました。 これにより新陳代謝が図られればイイのですが。
 そんな中、(今日こんなコト何度も書いた気がしますが・・・)共産候補の現職は、最年長83歳。 共産の議員成りて不足問題は全国各地で多発している、由々しき事態なのです。 この構図の中、当選出来るでしょうか。


以上となります。
候補者の皆様の御健闘をお祈り申し上げます。



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