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【週間】(04/22 ~ 04/26)週の日本株市場/次週の注目



【軽いまとめ】今週の相場の要点


先週分はこちら。


--- 04/22 (月)
朝note/夕方note --- 
金曜日にイランで発生した爆発音騒ぎは中東情勢の更なる悪化には繋がらず、米国株ではNYダウは続伸。一方で大型ハイテク株などは総じて下落し、特に半導体株、とりわけNVIDIAの10%安などが重しとなってNASDAQ総合株価指数は大幅安📌

週明けの日本市場は反発。金曜日の日本時間日中には爆発音騒ぎの情報が錯綜しており、警戒感を強めた状態だったことの反発という動きも支えになった様子。
しかし半導体株は下落が続き、日経平均とTOPIXで上昇率に差📌が出る。

--- 04/23 (火) 朝note/夕方note --- 
米国では主要株価指数が揃って上昇。S&P500セクター別指数も11業種揃って上昇となり、前日に大きく下げていたハイテク株は一旦反発の動き。

日本株もその流れに乗る形で朝は堅調も、上げ幅を縮小。半導体株が強いのは朝だけだった。
上値追いに限りがみえたなか、今年最少のプライム市場売買代金📌

--- 04/24 (水) 朝note/夕方note --- 
火曜日の米国株は続伸。
この日は企業決算を好感する流れもあれば、市場予想を下回るPMI速報値を受けて米長期金利が下落したことも支えとなった様子。

日本株は大きく上昇。米国株高に加え、米国企業決算が時間外で好感されていることで、水曜日の米国株も堅調になるとみる力も加わった。
日経平均株価は38000円の節目を一気に回復。ただ売買代金も特別多いわけでもなく、荒い値動きの中の一環のような上昇📌となった。

--- 04/25 (木) 朝note/夕方note --- 
水曜日の米国市場では米長期金利が反発。
時間外取引で堅調だったTesla、Texas Instrumentsは堅調も、それ以外はまちまちで思ったよりも盛り上がらず、NYダウは小幅安。

むしろ取引時間終了後のMeta Platformsの時間外急落の方が今度は目立ちはじめ、日本株は前日とは真逆の動き。📌
ドル円が155円の節目を超えてしまい、翌日に控える日銀会合で次の利上げ時期についてタカ派的発言が出ることへの警戒感、為替介入警戒などもあり、買い戻す動きもあまり見られず。
米GDP速報値や翌日のPCE物価も控えており、薄商いで一方的に下げる展開となった。

--- 04/26 (金) 朝note/夕方note --- 
木曜日の米国市場では、前日の決算発表のあったMeta PlatformsやIBMが決算を受けて急落したことが重しとなって、次の決算発表が近いハイテク株などもつられて大きく下げる。
さらに相場全体を押し下げたのは米第1四半期GDP速報値📌だった。
GDP成長率は予想を下回った一方、1-3月期PCE物価は予想を上回り、翌日発表を控える3月PCE物価がCPI、PPIなどから推定した市場予想を上回っているとの見方が強まる。これにより米長期金利が大きく上昇、相場の重しに。

一方で取引時間終了後、発表されたAlphabetとMicrosoftの決算が好感され時間外で上昇。これによりNASDAQ100先物が上昇。
悪材料と好材料が混じるなか、日銀会合の結果が控えていることもあって方向感の欠ける朝となった日本株。
日銀会合結果が後場開始前に発表されると、結果は変更なし。金利は据え置かれたほか、事前報道の影響で注目された国債購入額に関しても前回から変更が無かった。
安心感から後場は株価上昇で反応。ただ上値をどんどん追う動きにはならず、日経平均は38000円を維持せずに終える。


週間ごとにみる5月相場の注目点


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