見出し画像

消えたハンディー。そして懲罰。

ある朝、出勤するとハンディーが1台ありませんでした。ハンディーは1台15万ぐらいすると言われている検品するための電子機器です。

画像1

<使い方>
片手で持って、先頭のバーコード部分を検品表のバーコードにかざすと、液晶画面に検品数が表示。それを見て検品。

めちゃめちゃ焦ります。

その日は、深夜バイトが上がる6時に私が出勤していなかったので、
深夜バイトからの引き継ぎができていませんでした。

深夜バイトに電話。出ない。。。

ただ私が店から帰る時は、ハンディーはありました。仕方なく、店内のビデオカメラでチェックすると深夜メンバーがハンディーを使って納品されたパンの検品をしていました。その時間は夜中3時。

3時まではあった。最後に使ったのは、深夜メンバーの池田君だ。

その日の午後15時。再度その深夜メンバーに電話をすると、電話はつながりました。

私  「ごめんね、池田君。寝てるところ。」
池田君「いえいえ、どうかされましたか?」
私  「いやね、ハンディーが見つからないんだよ。
    君が最後に使ったみたいだからさ、
    どこか変なところに置いちゃったのかな?」
池田君「いやー、僕は定位置に戻しましたけど。」
(マジか~。でもハンディーを持ち帰る人もいるまい。きっと出てくるさ)

そんな軽い気持ちで対応しました。でもそれから2カ月、気長に待ち続けていたのですが、まったくハンディーは出てきません。ただ2台ハンディーはあるので、1台なくてもそこまで業務に支障はでません。

そんなある日。SVが店長室に来て打ち合わせをしていたとき、

「そういえば、いつもハンディー1台しかないね。」

と急に核心に触れてきました。。。

まずい。

ハンディーが紛失し、SVがそれにちょっと気づきました。

私「そうですか?売り場で出しっぱなしなのかもしれませんね」
SV「そうかな。まあいいか。」

このときはこんな感じで、スル―して頂きました。

ただ私の挙動が怪しかったのでしょうか。翌日の夕方、SVが店長室に来て、

「やっぱり、ないじゃねーか!どうしたんだよ、ハンディー!」

激怒です。もう隠せませんね。

私「実は先月からずっと行方不明なんです。」
SV「はあ?何やってんだよ。探せよ今すぐ!」
私「それがかなり探したのですが。。。」

そうするといきなり電話をかけ始めました。
横浜地区のエリアマネージャーです。

SV「すいません。たろすけがハンディーを失くしたようで、はい。捜させますが・・・」

みたいな会話。さすが報連相の鬼。早いな動きが。電話が終わるとSVが、

「いいか、こういうのは時間との戦いだったんだ。
 よくあるのが、バイトが番重と番重の間にハンディーを入れてしまい、
 業者が番重を回収するときに、一緒に持って行ってしまうパターンだ。

 だから、ハンディーがなくなった当日に俺に言えば、
 早めに見つかった可能性もある

 それをお前は隠したんだ。
 1台15万という経費を無駄にしたんだよ。お前は。
 これは懲罰にかけられるぞ。」

さらにSVは続けて話します。

「うちの会社は、嘘や虚偽の報告、報告漏れが大嫌いな会社だから、
 お前覚悟してけ。」

今でも、一言一句覚えています。

正直、だからどうした?と思っていましたが、その1時間後、エリアマネージャーが飛んできました。

「おい!なんで失くしたことを黙っていた!?」
「怒られるのが怖かったのか?」

現場の管理責任がなされていなかったことは明確でしたので、言い返すこともできませんでした。ただどんなひどい懲罰があるのかと覚悟していたら、
報告書の提出を言われ、提出後何も言われませんでした。もちろん弁償も給与カットもありませんでした。

なので懲罰は、報告書提出のみでした。報告・連絡・相談は大事ですね。あのときは非常に身にしみました。

#セブンイレブン #店長 #毎日更新 #note #エッセイ #日常 #自己紹介 #日記 #毎日note #毎日投稿 #フォロバ100 #コンビニ #アルバイト #note大学新入生

この記事が参加している募集

私の記事があなたにとって 参考になった!ぜひ取り入れたい! 純粋に面白かった! という方はぜひサポートお願い致します。 今後もより良い記事を書けるようにインプットしていき、ドンドンアウトプットしていきます!