ゲラン 愛の香水・シャリマー 【コスメ】
こんにちは。モトです。
突然ですが、私は香水が好きです。
小さな頃から母が家でアロマを焚いたりしていたので、昔から香りには敏感だったのですが、特に香水が好きになり始めたのはここ5年くらいです。
それは私が夫ニコラと付き合い始めた頃に、彼からプレゼントでゲランのシャリマーという香水を貰ったのがきっかけだったと思います。
これがなかなか独特な、甘くも重厚な、大人な香りだったので、当時20代半ばの若娘が毎日気軽に使えるような香水ではなかったんですね。すごく良い香りなんですけど。
つける日の湿度や気温、つける身体の部位によって、香りの印象が変わったりして。
そこから、「あ、香水っておもしろいな。その日の気候や体調、気分に合わせて、自分の好きな香りを纏いたいな。」と思ったのが、香水に興味を持つきっかけになりました。
で、最近はシャネルのガブリエルという香水が気に入っていて、夫から貰ったシャリマーをしばらく使っていなかったんです。
最近はフランスも寒くて、風も強く、ほぼ毎日雨がしとしと降っています。すると、ガブリエルの軽くて華やかな香りだと、なんか違うなぁ…と思い始めたんですね。
ガブリエルは、私の中ではすごくハッピーな香りです。キラキラして、可憐で華やかで、若々しくて、凛としたお花のような感じ…。太陽が照っていて、爽やかな風が吹いている午後の香りというか。
そして今日、しばらく使っていなかったシャリマーの香りを嗅いでみると、なんだかしっくり来ました。
不思議ですよね。シャリマーって、暑い時には、むせ返るように感じて全然使えないんですけど。
あと、手首に使うと強すぎる感じがするので、私は足首とか、おへそとか、太ももとか、鼻から遠くて温度の低そうな部位に使います。
そうすると、甘くも、少しお香のような、バニラのような、エキゾチックで湿度のある、良い香りがします。
シャリマーって、少し調べてみたら、インドの王様が王妃のために作らせた『愛の庭園』を意味するサンスクリット語なんだそうです。
めでたく結婚した王様と王妃はたくさんの子どもを授かったのですが、王妃はその後亡くなってしまい、悲しみに暮れた王様は、王妃のために霊廟を作り、その霊廟を王妃の名にちなんでタージマハルと名付けたそうです。
なんとも悲しき愛のお話ですが、ゲランの香水シャリマーには、悲しさというよりも、溢れんばかりの情熱的な愛を感じます。ノスタルジーというよりも、刹那的というか。愛しているその瞬間の香り、というか。
恋人達の恋焦がれる想いとか、愛しすぎて心が痛い、みたいな…。甘く美しくも少し切ない、情熱的な愛の印象です。
寒い日が続く今日この頃…。
夏には暑すぎて纏えない、この重厚な香り。
私にとっては、たまに思い出して使うくらいが丁度いい、この香り。
お気が向いたら、ぜひお試しください。
今後また、ほかの香水もご紹介できればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた。
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