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子どもの精神的幸福度ワースト2位。科学的に子どもをメンタルの強い人間に育てる方法。子育ての最終目標は自立を手に入れる大人に育てることに尽きる

コロナ禍で不安が続く中、ユニセフ・イノチェンティ研究所がレポートカード16ー子どもたちに影響する世界(先進国の子供の幸福度を形作るものは何か)を発表した。報告書では、日本を含む先進国38か国の子どもの幸福度ランキングが示されており、今回は38か国中ワースト2位に位置付けられた日本の子どもの精神的幸福度に注目していきたいと思う。

日本の子どもの精神的幸福度が低い要因

ユニセフの報告書で日本の子どもの精神的幸福度はワースト2位という結果となっている。では、精神的幸福度が低いのか、どのような要因をがあげられるかをみていきます。

日本の子どもの精神的幸福度が低い要因は3つ挙げられます。第一要因は、いじめ。いじめと生活満足度の関係性を分析した結果、日本の生徒はいじめの経験が生活満足度に比較的大きな影響及ぼすことが分かっています。頻繁にいじめを経験した生徒で生活満足度が高かった割合は50%に留まり、他諸国で同様に高頻度いじめを受けた生徒の生活満足度と比較しても強く影響が出ることがわかります。

第二要因は、学校への帰属意識。帰属意識とは、人間がある団体の一員である、所属しているという強い自覚や意識を指す。学校への帰属意識と生活満足度には深い関係性があることが分かっており、中でも日本の子ども達は学校への帰属意識が低いと生活度満足度の低下が著しいことが示されている。フィンランドや韓国など、学校への帰属意識が低くても生活満足度が高い生徒が多い国も多くあります。

第三要因が友達作りの容易さ。社会的スキル分野で注目された指標の中で、容易に友達を作れるの割合が考察された。日本の15歳で容易に友達が作れると感じている生徒は69%。調査対象国のうち日本とチリ以外は70%を超え、平均値の75.5%を考えると、如何に日本には友達を作りづらいと感じている生徒が相対的に多いことが示唆される。友達の作りやすさの指標は、精神的幸福度を割り出すために用いられたわけではないが、主観的ウェルビーイングの他者との繋がりが含まれるとおり、友達を容易に作れると感じているか否かは、日本の子ども達の比較的低い精神的幸福度に関係していると考えられる。

上記ユニセフの報告書が示す3つの要因の例を挙げましたが、国民性や文化の違いがあるので、絶対この要因という断言はできません。

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