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結婚までの道のり 〜自分に合う相手の見つけ方〜

2021年6月15日入籍した。相手は40歳、私は33歳初婚だ。
出会ったのは2020年10月、同棲を開始したのは3月、4月には結婚することを決め、一粒万倍日と天赦日が重なる6月15日に入籍することになった。
御縁があるお相手とはトントン話が進むとはこのことで交際してから結婚まで「あっ!」という間だっだ。

それまでの私は自分の好きなことをするためにバイトをし、もう少し楽ができそうないい方法はないか、お付き合いをする相手はお金を持っている人がいいのではないかとか欲を達成するために、自分の本心に耳を傾けず従わず少し背伸びをしてお付き合いをしていたような気がする。その時に交際するのはお金持ちで社会的地位がある人だった時もあるが、何か今ひとつ自分に物足りなかった。
結婚願望と結婚式を履き違えてもいた。結婚したら好きな人とずっと一緒に居られる、あそこのチャペルでたくさん人を招待して、白くてフワフワしたドレスの後にはピンクとかイエローの可愛いドレスを着たい!だから早く結婚したい!結婚願望と挙式をあげることを同じに考えていた。

ある程度やりたいことへの目処が立ち、やっと自分の本心と向かい合えたのはアラサーだった。好きなことしてバイトして家に帰れば一人ぼっち。1人暮らしは楽しいが何か物足りなくなってきた。
私は早くに父を亡くしている。そういえば両親と一緒に過ごす時間が短かった。家族が欲しい。今まで自分の好きなことについて相手に話したことがあっただろうか。実はは話したことがなかった。
高級旅館に連れて行ってもらったこともあった。
いくら相手がお金持ちで社会的地位や権力や役職がある相手でその時は気分が盛り上がっていても、先がない相手との旅行ほど虚しいことはない。
自分が安心できたり心から頼れる相手と行かなければ一つも楽しめない。
いくら相手が会社の息子で将来安泰と言われても。親子仲良しなのは分かるが、お互いが金銭的、精神的に依存しているような雰囲気を見ると、必死でバイトしてる身の私からしたら自立していないと感じるし、何より話が噛み合わないのはこれから先一緒に生活をしていくことを考えるとつまらない。

インスタ映えしている生活への憧れ、年収〇〇万あると安定した生活ができるなどのメディアの情報、自分の道を進むにはこれだけの金が必要だ、などの邪念や欲を一度捨て、深呼吸をし自分が感じている自分の本当の気持ちに素直になった。

よくお酒を飲む私は “同じくらい飲める相手がいいし、同業者じゃなくても同じ業界の人で会話ができて家で鍋を楽しめるちょっと年上の人で、派手なことはしなくていいから一緒に生きていける人” と相手の像が明確になった。明確になったはいいけどそんな人すぐには現れるはずがないし、実は年収〇〇円とか物理的な面で相手を見た方が楽なのかも知れないとも思った。

それからしばらくして夫に出会う。知り合いの紹介で、初めて会ったその日友達期間0日でお付き合いが始まった。10月だった。

彼は目鼻立ちがはっきりしてスラッとしている物静かな印象でモテそうな感じだが、ものすごくタイプとかすごく好きでドキドキする!もう毎日会いたい!とか一目惚れの感覚もなかった。
それから電話や居酒屋で互いの今までのこと、好きなことに打ち込む為にバイト三昧だったこと、人生のベクトルがお金に変えられない経験の方に向いていることなど、似た価値観が多く話が弾んだ。同じくらいの量のお酒を飲み、あまり食べ過ぎることが好きでない様子など感覚も共通するところが多かった。友達の期間は0日ではあるが、一緒に居ることになんの違和感もないし会話がなくても気まずさがない。こんな感覚は初めてだった。
そして付き合って1ヶ月で一緒に住む話が出る。早速、物件探しをし翌年3月に同棲が始まった。4月に結婚の話が出て、6月には入籍する。
特別金銭的に自由があるわけではない。一緒に過ごせる日々、些細なことでも会話があり、愛してるの気持ちを口で表現する。自分の気持ちが安らぎ落ち着ける場所があることのありがたみ。たとえ無人島に行っても、お互い依存することなく協力して生きていけそうな生命力。
本当に御縁があると、周りのみんなが納得し自然と応援してくれる。

・自分自身が自立し
・物理的・金銭的な欲を捨て自分の本心に耳を傾け
・相手の像を明確にする

ことが、本当に幸せになれる御縁が寄ってくるような気がする。

自分自身が自立することは本当に大切。依存するから相手に「あれもしてくれない、これもしてくれない。」と不満が募るようになる。まずは自立が幸せへの第一歩。

地位や名誉やお金だけで人を見ると、欲が先行しなかなかうまく行かない。こちらが表面的に相手を判断しているので、逆にそう判断されていると思った方がいい。連れていて飾りになるか、一緒にいて恥ずかしくないなど。うまくいってもせいぜい2号さんで終わる可能性が高い。

欲と背伸びで相手選びがうまくいかないく疲れた時こそ、一度休憩深呼吸をし、自分の本心に耳を傾ける。本当の自分が思う幸せって意外と細やかだったりする。そして邪魔な情報をシャットダウンする。相手のことがよく見えるからこそ羨ましく思うのだ。煌びやかな生活を送っているように見えても本当は苦労している人なんて結構いる。

他人の幸せと自分の幸せを比較せず、自分が選んだ道を堂々と歩むのが一番の幸せかも知れない。

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