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使用方法を間違った事に気付いた私はこうしてnoteにやってきた。

SNSというものは、この世の中に多数のものが存在する。

私が生を受けて40年。存在を認識し始めて20年位だろうか。さだかでは、ない。

先日、振り返るとnoteを始めて一年経過したことに気付いた。しっかり書こうと思ったのは、まだ3.4ヶ月位だろうか。もともとはInstagramのバックアップのはずだった。私にだって私なりのnoteに至るまでのドラマがあるのだ。

振り返っとこう。

遡ること一年前、自販機の前でオロオロしながら私に羨望の眼差しを送る会社の新卒後輩が、私との会話を模索するように突然言ってきた。

「コニシさんのInstagramの使い方間違ってますよ」

「おいおい。人生の先輩の間違いを正すならその言い方はないんじゃないかい?立ち直るのに君の倍はかかる年齢なんだ」

「コニシさん。Instagramって文字読むもんじゃないんです」

「おいおい。そんな筈ないだろ。結構俺やり取りとかしてんだぜ」

「コニシさん。そもそもそれがあり得ません。私の世代だと、Twitterは陰キャ、Instagramは陽キャのイメージです」

「陽気なおじさんて言いたいのかい?」

「いや、違います。その中でも特におかしいです。そもそもInstagramで遊ぶという感覚がありません。何かを調べる時、どこか行く時のツールとして使うものです。ちなみに言うなら、文字数制限あるなんてほとんどの人知らないです」

コーヒーを飲む手の震えが止まらなかった。

そう。私のInstagramの使い方は、長文で語りながらコメント欄でワチャワチャし、ストーリーズで生き物をフォロワーから集めてメンションしてもらい、生き物倶楽部なる生き物図鑑を作っている。

生き物倶楽部とは、立春から始まり北海道にて雪蟲が発生するまでの期間、全国のフォロワーが季節に応じた生き物を探し、ストーリーズ上で四季の移ろいを皆で感じながらワーキャー言う倶楽部である。尚、シーズン1はメンション数1000を越えている。尚現在シーズン2は去年を越えるスピードでもうすぐNo.700に到達する。

間違ったInstagramの使い方編


「で、いや、知ってたよ。なんとなく空気違うの知ってたよ。おじさん頑張って語ってる感じになっててちょっと恥ずかしいのも知ってたよ」

取り繕ったが、頭の中がパニックだった。

「オーケー。君はおじさんに問題提起をした。おじさんは、激しく動揺している。認めるよ。だがしかし、社会人たるものなにかの打開策を持ってきたのかね」

「コニシさんは、書きたいのでしたらnoteだと思います」

「ノート?そんなアナログになれるかよ」

「コニシさんの理解出来る言い方ならブログのような感じです。発信を主体にしてるからやってみたらどうですか?」

「ほう🤔」

「今、長ったらしい日本走るやつ書いてるじゃないすか?あれ、noteに残しといた方がいいですよ。Instagramじゃないです」

「ほう🤔」

そんなワケで私は、一年前からInstagramのバックアップとしてnoteに足を踏み入れた。それがこれ。



これはInstagramに書いているものをこっちに移したもの。自分達の生きた証として。

だからといって、その頃は特にnoteで何もしていなかった。

転機は訪れる。

今年に入って谷崎潤一郎を発端とする読みたい本の道がさだまり、表現について深く考えるようになっていた。


そのうち、noteに於ける他の方の専門的な知識や、面白い記事に目を向ける機会が多くなっていった。

本気で表現について自分の言葉を探したいと思う私は、noteのアカウント名などは、Instagramとは全く違う、一から始めようと3月、4月くらいから真剣に書き始めた。

そんな中、色々な記事が表彰されるようになった。

スキの数などは少ないのだが、1つの出来事だった。

モチベーションを上げてくれるなら、どんな方法でもそれに乗っかる。

楽しいから。

もう一度言う。

楽しいから。←念のため©️🦔

私は、私の表現の仕方がInstagram向きではないことに気付いている。

だがしかし、Instagramでの出会いがなければこんな風に自分の読みたい道、表現したい自分の形を追ってみようなんて思わなかった。

まだまだまだまだ読んで書いて読んで書いてしたい。

ただ、少しInstagramではない気がしていた。
Instagramは今年で区切りをつけると思う。

もっと時間をかけて本を読んで、それを自分の表現として落とし込んでいく時間が欲しいし、それをもっと書きたいからだ。

久しぶりに後輩に話した。

「Instagramの人にnoteの報告をしようと思う。御礼を言いたい」

「コニシさん。それまた文章長いでしょ?きっと誰も読まないですよ───なんてことはないと思います。伝わるといいですね」

「仕事出来るようになってきたな」

目線の先の自販機のコーヒーをプレゼントした☕

なんのはなしですか

小さな出来事かも知れませんが、書きたいと思う事を続けていきたい私にとっては、嬉しく大事な出来事ですので、記録しておきます。

こういう気持ちを忘れてはならない。

ちなみにここまで読ませておいてこれ全部嘘です。

楽しくやろうぜ。

連載コラム「木ノ子のこの子」vol.10
著コニシ 木ノ子(偽インスタグラマー)


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