心の処方箋

本当に辛くて死にたいと言っている人に

君が死にたい一日は

誰かが生きたい1日だったかもよ

なんて言っても

余計にその人を傷つけてしまうだけなんだろうな

そんなことを言われたって

知らないよって思っちゃうと思う

誰かの生きたい一日より

私の死にたくなるような一日を

見て欲しいのに

前向きな言葉は誰に対しても効く

万能薬じゃない

心には人それぞれにあう薬のように言葉がある

落ち込んでいる人がみんな励ましを

求めてるとは限らない

ただそばにいて欲しいだけなのかもしれない

人間関係って難しいよね

心って難しい

人は心を癒してくれることもあるけれど

心を殺してくるのもまた人のことが多いから

大丈夫って言葉よりも

辛かったねってまず言って欲しい人もいれば

その逆の人もいる

痛みをわかる人になれと大人は言うけれど

人の心の見えない痛みを見ることは

本当に本当に難しいことだと思う

誰かの善は誰かにとっては

偽善になることもあるし

誰かの悪が

誰かの善になることもある

本当の意味で人の痛みをわかっている人

人それぞれにあった心の処方箋になる言葉を

かけられる人はこの世にどれだけいるんだろう

ほんとうに難しいね

もしあなたに元気ずけたい人がいるのなら

まずはしっかり相手の言葉を聞いてあげて

お医者さんが患者さんの様態を聞くように

それは自分との価値観とは

違った理不尽などうしようない内容かもしれない

それでも口を挟まず聞くんだ

様態も分からず適当な薬をあげたって

治るわけが無いし悪化する可能性もあるんだから

適当な言葉を吐かない方がいい

相手の言いたいことを全て聞いてから

君の言葉を伝えてあげて

人の話を最後まで聞く

これは意外と難しいことだよ

相手のことを受けいれた上で話す

これはすごく自分の心もしんどくなるからね

我慢が出来る覚悟がないなら

ただそばにいてあげて

断られたらそっと見守ってあげて

そしてゆっくり距離を縮めていけばいい

心の処方箋それは言葉

だけど扱うには勇気がいる

簡単に与えていいものでもないんだよね

心って難しい言葉って難しい

人間って難しい