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2020年、お母さんは、ほんとうに頑張った。生きているだけで、歴史的偉業。

今年も1年が終わろうとしていますね。どうしても1年の終わりにあなたにこのメールを送りたくて、4人の子どもが眠った後に書いています。本当に、大変だった1年でしたね。。。。。

もしかしたら、普段からギリギリで「肩の荷」が重すぎて大変なところに、さらにどっと1tレベルで肩の荷が追加されるような年だったかもしれません。

令和のお母さんたちへ。2020₋2021年、年末年始自分をいたわってあげてください。

だから、どうか、あなたにお願いです。
1年の終わりに今まで頑張って生き抜いてきた自分をいたわってあげて下さい。もちろん、今も、緊張が続いているとは思います。

だけど、この1年の終わりの日ぐらいは、少し振り返ってみてくださいね。自分が子どもを守るために必死で頑張ってきたこと、どうか、どうか認めてあげてください。

お母さんはいつだって自分は後回しになります。この1年のお母さんは本当に歴史的に過酷な1年だったと思います。あなたは、お子さんを守るため、どれぐらい神経を張り詰めてきたことでしょうか。

1月。当時の自分に教えてあげて。

1年の始まりが過ぎて、下旬ごろ、聞きなれないニュースが増えてきましたね。ただでさえ、インフルエンザなどの感染症にも気を配る時期。隣の国でどうやら新しい感染症が広がっているらしい。「まさか」日本にも広がる事態が、数週間後に起こることになるとは。あの頃の自分に教えてあげたいですね。。。。

2月の自分を、抱きしめてあげて。


ただでさえ感染症で緊張する時期。ダイヤモンド・プリンセス号の動きをずっと見守りながら、あなた自身もそこはかとない不安に襲われることもあったでしょう。一番の驚きは、2月末の小学校中学校高校等の一斉休校要請の発表だったではないでしょうか?どれほど、その翌日からの生活に不安が募ったことでしょう。ほんとうに、当時のあなたを抱きしめてあげてください。「きっと、大丈夫だから。乗り越えられるから」って。

3月。「2021年は、お花見したいね」


4月。ギュッと抱きしめて、満点をあげて。

いよいよ全国的に緊張が高まってきました。子どもや赤ちゃんを連れて外出することは、憚れるようになりました。自粛ムードで公園で遊ばせることもできない。ですから、子どもたちも発散できません。公園で遊ばせているだけで、行政に通報が行く、そんなしんどい体験も。元気の有り余る子を持つ親にとっては、本当に本当に本当に苦しい時期でした。

おまけに消毒液やマスクが全く手に入らない。ホットケーキミックスも小麦粉もパスタも、トマト缶も手に入らない。まるで戦時下のような不思議な日々でしたね。お子さんにテレビやスマホを見せすぎた罪悪感に苦しんだ時期かもしれません。
どうか、その時期の自分のことも、そっと抱きしめてあげてください。「よく頑張ってるよ、あなた」って。「親子で生き抜いた」というだけで120点の時期でしたよ。本当に。

5月。「よく無事に、生き抜いたね」って伝えて乾杯。

ゴールデンウィークも移動ができず、自粛はそのまま続きましたね。ゴールデンウイーク前後の時期は、もしかしたら1番の暗闇だったかもしれません。学校も幼稚園も時に保育園すら自粛登園自粛。もちろん、息抜きに外食をすることもできませんよね。テイクアウトにも気をつかいます。ちなみに我が家は、4人兄弟を3週間、ワンオペで見ていました。はい。ほとんど当時の記憶がありません(笑)。

この時期は、ほんとうに「誰も怪我をすることなく、そして誰も病むことなく、もし病んだとしても自分の命も子どもの命も、守り続け生き抜いた」、これだけで、本当にすばらしいと言える1ヵ月。今、あなたは、「生きている」ことが当たり前だと思っているかもしれませんが、5月の暗闇を生き抜いたことは、それだけで本当に奇跡だと思っていいと思います。あなたの頑張りがもたらした奇跡だと思います。あなたが頑張ったからこそ、お子さんもあなたも、今、無事に生きているんですよ。あなたがどんなに「いや、もっとできたかもしれない」って思っても、もう十分にギリギリでやっていましたよ。その時のあなたに、どうかグラスを渡して、一緒に乾杯しましょう。「今、ほんとうに頑張ってるよ」って。


6月。あなたのことも、お子さんのことも「よしよし」

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ようやく小学校や幼稚園が分散登校となり少しずつ気が緩んできました。外出自粛も緩まり、少しだけほっと一息ついていけることができた頃でしたね。とは言え、そこはかとない緊張はそのまま続き、学校も幼稚園も保育園も普段とは違う様子で生活が始まりました。消毒消毒消毒…。給食中も休み時間もおしゃべり禁止。先生方も子どもたちも、緊張を強いられる日々でしたね。そして、子どもたちが本来楽しむべきだった行事がどんどんなくなっていきました。

「コロナだからね…」と言う言葉が合言葉になってきたころです。子どもたちが、少しずつ何かをあきらめていくような顔が、親としても悲しく感じた時期だったかもしれませんね。もしかしたら、あなたは、お子さんが、学校や園、子育てセンターなどで、同世代との生活を楽しめないのは、自分のせいだと、自分を責めることもあったかもしれません。でも、あなたは絶対に悪くは無い。あなたのせいではありません。少なくとも子どもたちは、そのことを知っています。時にわがままを言って困らせても、それはあなたを責めてのことではありません。あなたに「よしよし」としてほしかっただけですね。

8月、「世界中でお祝いしてもらえるくらいの偉業だよ」って。

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なじみのお店やなどにも足が復活し始めた頃だと思います。ちょっとほっと一息、お出かけも少しずつ楽しめるようになってきましたね。

一方でお子さんたちとの学校や園での様子が見えるようになってきた方もいるかもしれません。6月7月8月は1人で留守番をしていた家庭や家に閉じこもっていたストレスで精神的に傷を負ってしまった子どもたち同士のいざこざが増えてきた頃でした。自粛生活は、親も精神的にきつかったと同時に、やはり子どもたちも、きつかった。

自粛の時期に出産した人たちも、次第に産後のしんどさも増してきた頃でしたね。産前産後は普段でも苦しい時期です。それが、さらに人と心的に隔絶されて生きなければならないと言う状況は、どれほど過酷だったでしょうか。もし、あなたが、この1年に出産したり、0歳さんを育てていたなら、あなたはあなた自身を、世界中が祝ってもいいそれぐらいの偉業をなさっていると思います。(もちろん、育児中の女性すべてが、後世、世界中から祝われてよいと思います!)

9月10月11月。お子さんは、きっと心の中で「ありがとう」って言ってた。

次第にコロナとの暮らしも新しい生活様式にも慣れてきた頃です。お子さんもあなたも、「コロナだけど」「コロナでも」を合言葉に、前向きに元気に生き抜いていこうとして、頑張った時期かもしれませんね。
あなた自身の精神的なバランスを保つことにも、一生懸命努力されてきたことでしょう。この時期のあなたの温かい思いに、お子さんは、言葉にはできないけれど、きっとたくさんの「ありがとう」の気持ちを感じていることだと思います。



そして、12月。生き抜いただけで歴史的偉業。乾杯!

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いま、駆け抜けてきた1年が終わろうとしています。この1年は本当に早かった。記憶がないくらい早かった。
1年を振り返る余裕すらない位でしたよね。だからせめてこの記事の中だけでも、少しあなたがご自身の一年をねぎらうことが出来たらな…と思いながら書いています。
本当に今、この瞬間、あなたのお子さんが生きている、それだけでも本当に奇跡のようなこと。あなたはがこの1年、頑張って生き抜いてきたことは、きっと100年先にも語り継がれる必要があるくらいの偉業です。あなたにとっては、あくまで「大変だけれど、日常」でしかなかったかもしれません。でも100年先、「2020年は…」と世界史の教科書に載るほどの1年でした。だから、あなたが生き抜いたこと、それだけで、教科書レベルに語りつがれるはずの1年だったのです。

歴史的営業を成し遂げて1年を生き抜いた、あなた自身。そしてお子さん。あなたのご家族。お互いに、褒めたたえあう年末年始でありますよう。
ねぎらいあい、認め合う年末年始でありますよう。あなたも、頑張った。お子さんも頑張った。ご家族も頑張った。

あなたは、もう一人ではない。

あなたが感じてきた辛さ、押し込めてきた辛さ、どうかこのnoteで開放しておいてください。年末年始に家族にどっぷり向き合う前に、たった5分でも、1時間でも、一人泣き叫ぶ時間があってもいいと思います。むしろ感情は抑えず、感じてあげてほしいと思います。あなたは、もう一人ではありません。

あなたにとって、2020年はどんな年でしたか?そして、2021年は、どんな年にしたいですか?もし、よかったら、コメント欄でお聞かせくださいね。

あなたの気持ち、あなたの行動は、必ず誰かの心の支えになるはずです。なぜなら、私たちは同じ時代を生き、同じ母親と言う立場で子を守るために必死に生き抜いているからです。少なくとも、わたしの大きな支えになります。わたしの大きな支えになると言うことは、わたしの周りにいる、数百人から数千人のリアルなお母さんたちの支えになると言うことでもあります(まだまだ微力ですが近いうちに、出産されるすべてのお母さんにつながり、すべてのお母さんができるだけ安心できる育児情報を届けたいと考えています)。

どうか、2021年が、あなたにとって、良いお年でありますように。
なかむらあけみ@育休明けプロジェクトは、2021年も、さらにあなたの心に寄り添いながら、あなたの生地を支えられる情報を発信していきたいと思っています(笑)

長い長い文章を、最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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