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聡明なカウンセラー(白雪姫3)


何年か前の話です。

私の通う精神科での専属カウンセラーである
美人で儚さあふれる
超男にモテそうな白雪姫と
アサーティブ、アサーションの
練習のピークが一旦終わりました。

カウンセリングって、
学校じゃないから、
私がもういいやーヽ(´▽`)/
って思ったらそれを尊重して
全く後追いせずに
終わらせてくれるんだ!
って思いました。

(たまたま白雪姫の意向だったと思います)

その後白雪姫は傾聴だけでなく
仕事でミスをしたと言ったら

「私にわかるように
資料持ってきてどう間違えたか
説明してください。
医療従事者なので守秘義務は守ります。
ですがあなたが社外秘の方を
重視するのであれば、
その気持ちを尊重して戴いて大丈夫です!」
と、言われました。

私は白雪姫の守秘義務を信じました。
でも、全然違う仕事の話を
どこまで理解できるんだ?
って正直思ってました。

だけど、ダメ元でカウンセリングのたびに
私がミスした資料を提出して
説明をしました。

白雪姫、もの凄く凄く賢くて、
ちゃんと理解しようとするんです。
分からないと質問してきます。
その間に私が自分が伝達不足も
(アサーションが足りない)
指摘してくれます。

当時カウンセラーを求めている人に
病院がそのまま答えていたため
白雪姫の労働環境は過酷だったと
推測します。

多くの患者を抱えていたと思います。

なのに、可憐で色白で、痩せて、美人な
この白雪姫、見た目とは違って実は聡明で
私の言ったこと殆ど覚えているんです。

この人って人間大好きなんだな^^

って感じました。

複数の数学を入力してミスした場合、
4桁以上であれば、
マーカーなどで4桁以下に一部を
色付けしておくといい。
とか、心理学(?)を応用して
教えてくれました。

その頃には私はカウンセリングで
今までの病院での私のように
悲劇の主人公を泣きながら話すことが
勿体ないと思ってきていました。

病院という壁がある白雪姫と
面会時間(カウンセリング時間)に
いかに充実した時間を過ごせるか!

という事について私は
当時一生懸命でした。

白雪姫の人間好きに私も
応えたいと思ったのです。

白雪姫が重労働な中でも
私をカウンセリングして
よかったって思って欲しかった。

ただそれだけでした。

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