もしもあなたが、荒川区町屋周辺に住んだなら
お久しぶりのnoteになってしまいました!みなさんいかがお過ごしでしょうか。
前回書いたお引越しの記事から、早1年……。あっという間だったなぁ。
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突然ですが、私はいま夫と一緒に「日暮里舎人(とねり)ライナー」と「都電荒川線」という、都内では比較的マイナー路線の沿線で暮らしています。
そのご近所さんであり「デザイナー大家」という肩書きで活動している友人、戸田江美さんが、この度とっても素敵な物件を建てられました!そこで現在住人さんを募集しているので、ぜひ宣伝をさせてください。
デザイナー大家・戸田江美さん
宣伝と言っても物件の素敵さについては、大家さんを始め、さまざまなメディアで紹介されているので、ここでは割愛。
私からは、建てられた物件のご近所さん代表として、この街で1年ほど過ごしてみて感じたいいところ、こんな人が住むのに合っているんじゃないかな、という「街視点」で紹介します。
戸田さんが建てられた「ロジハイツ」で暮らしたら、きっとこんな生活ができるはず。そんな妄想をしながら書いてみました。
少し長いですが、最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
ロジハイツのホームページはこちら
東京R不動産さんでの紹介記事
私が思う、ロジハイツの住人さんイメージ
勝手に住人さんのイメージを妄想してみました。それがこちら。
在宅ワークが中心のお仕事の方
自然と都会、どちらも求めている方
コロナ禍になり「一人暮らしは寂しい」と感じたことがある方
おまけ
※あくまで、私個人のイメージです。この項目に当てはまらなくとも、もちろんウェルカムです!
さっそくこの4点に行きついた理由について、根拠を語らせてください。
ちょっと不便な路線。でもたまのおでかけ程度なら苦にならない
まず(1)の在宅ワークが中心のお仕事の方に、なぜおすすめなのか。
それはロジハイツ周辺を走る路線(都電荒川線と、日暮里舎人ライナー)が、ほんの少し不便、ということとつながります。
前提として、物件周辺の地図をご紹介しますね。
「不便」といっても、電車の本数が少ないとか、そういうことではありません。けっこう頻繁に往来しています。
不便なのは、いわゆるターミナル駅を通る沿線ではないということ。また利用者の多くがその路線に頼らざるを得ない場所に暮らしている方が多いので、時間帯によってはかなり混雑する可能性がある、ということが挙げられます。どちらも車両数が少ないんですよね。
私はフリーランスのライターで主に自宅で仕事をしていますが、引っ越してきて1年経った今でも、怖くてラッシュ時の舎人ライナーには乗ったことがありません(笑)。
ですが正直、住むのをためらうほどの不便さは感じません。なぜなら舎人ライナーの「熊野前駅」からはJR山手線・京浜東北線・常磐線が走る「日暮里駅」まで3駅、同じく山手線と京浜東北線、千代田線が走る「西日暮里駅」まで2駅です。仮に混雑していても、我慢できる程度。
また歩けば下町のぷちターミナル駅(個人的な感想です)である、千代田線「町屋駅」まで徒歩15分の距離。ふらふら歩いていればあっという間に着きます。
千代田線って知らなかったけど、けっこう便利なんですよね。小田急線に直結する電車もあるので、下北沢などの西エリアに行くときとか乗換なしで行けるので、意外と便利!
それから町屋駅は飲食店が豊富です。チェーン店はもちろん、個人店で美味しいお店もけっこうあります。一人暮らしの方で普段は自炊をしない方も、テイクアウトできるお店がたんまりです。ご安心を。
つまり頻繁に電車移動しない方にとって、沿線の不便さはあまり感じられないのでは?というのが、私の意見です。自転車一台あれば、移動範囲も広がりますしね。日暮里駅には、2時間無料で停められる大きな駐輪場があるので、よく利用させていただいています。
都会のギスギス感を感じない街
さて、どんどんいきましょう。続いては(2)自然と都会、どちらも求めている方におすすめの理由についてです。
それは「東京都心でありながら、でっかい公園が2つも近くにあるよ」ということ。さらに「徒歩圏内に、でっかい川が流れているよ」も、おさえておきたいポイント。
まず大きな公園とは、物件から目と鼻の先にある「尾久の原公園」と、舎人ライナーに乗れば20分ほどで行ける「舎人公園」です。
特に尾久の原公園は、物件から徒歩2分ほどの距離!これだけ近いと、もはや庭のような感覚で使って差し支えないのではないかと。仕事の合間や息抜きのタイミングなど、気分をリセットしたいときに足を運ぶと良いですよ。
ランニングが趣味の方にもおすすめ。園内にランニングコースや距離が書かれた看板があるので、きっと走りやすいはず。
舎人公園はバーベキュー場もあるので、暖かくなったら友人を誘ってバーベキューもいいかもです。(コロナ禍の運営状況は、要確認!)
そして少し歩けば、荒川や隅田川も流れています。川の水をぱちゃぱちゃ触る……とかはできないかもしれないけれど、大きな橋がいくつも掛かっているので、散歩しながら川を身近に感じることができます。それなりに大きな川なので、雄大な景色を眺めていると、なんだか嫌なことが忘れられる気がするんです。
芝生や植物などのグリーン、川のブルーがすぐ側にあるからか。私はこの街に越してきて「都会って人混みばかり」とか「ギスギスして疲れたな」と感じることが少なくなったような気がします。
一人だけど一人じゃない。そう思わせてくれる物件
続いて3つ目。(3)コロナ禍になり「一人暮らしは寂しい」と感じたことがある方におすすめの理由について。
答えは簡単です。なぜなら「絶妙な距離感で接してくれる大家さんが、あなたが街に溶け込みやすいよう、サポートしてくれるから」。この物件の最大の特徴といってもいいかもしれません。
コロナ禍で一人暮らしをしているとき。会社のメンバーともなかなか会えない日々が続きましたよね。気がつけば今日一日、リアルな状況で誰とも会話をしていなかった!なんてことはありませんでしたか。
それが苦にならない方もいるでしょう。でももし疑問を感じていたり、このままでいいのかなって思うところがあった方には、ぜひこの物件の存在を知ってほしいのです。
ロジハイツの大家さんである戸田さんは、「大家さん」といっても、みなさんがイメージするような少しご年配の方、ではありません。いつでも個性的な色合いで髪を染めて、おしゃれなファッションに身を包む、かわいらしい女性です。
しかし彼女、実はとてつもないインドアで、人見知り。そんな姿は決して表には出さずに、自分を前に出して活動しているから、本当にすごいなぁと頭が下がります。
だからこそ、関わり合いが苦手な人の気持ちや、人との適度な距離感がよく分かるのだと思います。そこが友人の私にとっても、ものすごく心地良い、彼女の好きなところの一つです。
そんな大家の戸田さんは、希望があれば内覧に来た方を、近所の商店街に連れていくのだそう。街を案内しながら馴染みの店に顔を出したりして、住人さんが街に溶け込みやすくなるよう、お手伝いをしてくれます。
物件の屋上につくったシェア菜園も、そのきっかけの一つ。植物や野菜を育てながら、一緒にお手入れをする方と会話が生まれるかもしれない。そんなご近所さんとのゆるやかなコミュニケーションを演出してくれます。
他にも不定期で、仲の良い住人さんが集まって一緒にドラマを観たり、干し柿を作ったりするなど、ゆる~いイベントも何度かあります。私も住人さんじゃないのに遊びに行ったりしています。
こうして過ごしていると、気が付いたらなんだか街に知り合いと呼べる人が増えていた!なんて状況になっているから、不思議です。
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私自身もこの街で暮らしながら、時間をかけて少しずつ「顔なじみ」と呼べるような人が増えてきました。
好きなカフェや雑貨屋さんなどに足を運んでいるうちに店主の方と仲良くなり、SNSで連絡を取り合ったり、一緒にお茶に出かけたりする関係が生まれたことも。大げさかもしれないけれど、肉屋のおじさんに「まいどっ」って声をかけてもらえるだけで、「覚えてもらえているんだ」「一人じゃないんだな」って安心することもあります。
決してベタベタしたり、ずっと一緒につるむコミュニティが欲しいわけではない。あくまでちょっと挨拶したり、世間話をしたりするような「関わりしろ」があればいい。そんな生活ができるこの街での暮らしを、とても気に入っています。
詳しくは大家さんもnoteで語っていますので、ぜひ読んでみてくださいね。
散歩や本が好きな人に、胸を張っておすすめしたい
あともう少しですよ。最後はほんと(4)おまけ、です。
わたしはお散歩と、本(本屋)が好きなのですが、この地で暮らしながらとても満たされた生活をしています。なのできっと同じような趣味嗜好をお持ちの方にとっても住み心地が良い街になりうると思ったので、紹介させていただきます。
まず「お散歩が好きな方」。これは物件から徒歩圏内にいろいろと素敵なスポットがあるから。
個人的に、お散歩(ときに自転車で)のときの目的地にしている場所をいくつか紹介しますね。
谷根千エリア(自転車で20分ほど)
おしゃれなカフェや雑貨屋、花屋が点在する散策が楽しい街の代表格!私は自転車を使って、本屋の往来堂書店さんや、パン屋「ベーカリーミウラ」などによく遊びに行きます。
花屋「アニマガレージ」(徒歩20分ほど)
町屋駅からすぐの場所にあるお花屋さん。洗練された店構え、お花の種類、鮮度、どれも申し分なし!友達が遊びに来てくれるときに、よく買いに行きます。
カフェ「BRUCKE(ブリュッケ)」(徒歩30分ほど)
先ほども紹介した、川の近くにあるカフェ。のんびりした空気感が好きです。
本屋&パン屋「ひぐらしガーデン」(自転車で10分ほど)
本屋さんとカフェ、パン屋さんが一緒になったお店。本のセレクトも、パンの味も、居心地もどれもいいんです。
銭湯「梅の湯」(徒歩20分ほど)
一般的な銭湯のイメージを覆してくれる、綺麗で新しい銭湯。日ごとに異なる薬湯が楽しみの一つです。
……と、他にもまだまだあるのですが、とりあえずこの辺で。
物件から徒歩5分圏内!とはいかないけれど、少し足を延ばせば素敵なスポットがたくさんあることは、ご理解いただけましたでしょうか。
こんなこと言ってしまうと敵を作るかもしれないのですが(笑)、荒川区って住み始める前はあまり良い印象がなかったんですよね。
昔からの住人さんってなんだかルールに厳しそう、とか、吉祥寺や高円寺、三軒茶屋とかにあるような、いわゆるおしゃれなカフェとか一切なさそう……とか。
でも住んでみると、そんなことはなかった。もちろん数は少ないけれど、その分発掘しがいがあるし、長く通って愛したくなるお店が多いのかなって、いまは思います。
そのほか大家さんはもちろん、ご自身でつながったご近所さんや、SNSで発信している人などに教えてもらいながら、素敵なお店を見つけて行ってみるのもいいでしょう。そこで少し会話を楽しんで、また新しいスポットを教えてもらう……。そんな好循環ができたら、この街で暮らしていくのが、もっと楽しくなるんじゃないかと思います。
そして最後にもう一つ。「本が好きな方」におすすめの理由について。それは近所に、新しくて蔵書数の多い図書館がいくつもある!ということ。
まず一つ目は、「ゆいの森あらかわ」です。ここは荒川区の中でも最大級の蔵書数を誇ります。しかもめちゃくちゃ内装が綺麗。カフェも併設されているくらいです。
個人的に本は新刊や中古で買って、自分のものにしてしまうことが多いのですが、何か調べ物をしたいとき、たくさんの雑誌や本をななめ読みして知識を得たい時などには重宝していますね。
たくさんの本に触れたい方には、まさに楽園でしょう。歩いても20分ほどで行けますよ。
ほかにも徒歩15分ほどの場所に、先日リニューアルオープンしたばかりの「尾久図書館」もいい感じ。窓が大きく明るいので、いつか窓際の作業スペースで仕事をするのが、私のささやかな夢です。
できたばかりで蔵書が少ないのが玉に瑕ですが、それもこれからどんどん変わっていくでしょう。また席もまだまだ空いているので、自宅での作業中に集中力が切れた時などに、重宝しそうです。
さらに先ほど紹介した日暮里の「パン屋の本屋」さん、根津の「往来堂書店」など、選書が素敵な本屋さんもちらほら。頻繁に通える距離ではありませんが、週末などのおでかけスポットには、ぜひおすすめです。
新しい暮らし方への扉を開けてみませんか
さあ、ここまで5000字近くを使って、溢れんばかりの想いを綴ってきました。
こうして書きながら思い出されるのは、今からおよそ4年半ほど前に、初めて戸田さんとお会いした日のことです。
2017年12月のある日、共通の知人を介して戸田さんと出会い、尾久の街ツアーを敢行していただきました。商店街を巡って戸田さんの馴染みの店でお茶をしたり、「この辺りは昔、◎◎だったんですよ」なんて思い出話を教えてもらったり。
当時私は、若者に人気の街、高円寺駅周辺に住んでいたころ。特に行きつけの店もなく、会社と自宅の往復だけの日々。一人で商店街を歩いて買い物をしたりするなど、それなりに生活を楽しんではいたけれど、「知人」と呼べる人は一人もいませんでした。
そんな生活に違和感を感じ始めたころ。戸田さんが見せてくれた、街に知人がいる暮らし、そこかしこで生まれる挨拶、にぎやかな商店街、深呼吸したくなる公園……。どれもが新鮮で、心地よく感じられ「ああ、いつかこの辺で住みたいな」なんて帰りの電車の中で思ったのを、昨日のことのように思い出します。
あれから月日が経ち、ご縁があってそのとき街歩きした二人に紹介された夫と出会い、結婚。今こうして荒川区での暮らしを満喫しています。本当にご縁とタイミングってあるんだなぁと感じる日々です。
もしこの文章を読んでいただいて、少しでも心に引っかかることがある方がいたら。
文章で読んでいるだけでは伝わり切らないこともあるかもしれません。実際に荒川区の風を感じに、遊びに来てみませんか。
きっと丁寧に、大家の戸田さんがここでの暮らしのイメージを膨らませてくれるはずです。
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この物件に興味がある方は、ぜひホームページよりお問い合わせください!あなたとご近所さんになれる日を、楽しみに待っています。
戸田さんのSNSはこちら
ホステルやゲストハウスなどの「地域コミュニティ」を創っている方々に会いに行って、勉強させてもらい、タバタバーに持ち帰ります!