それでも“出勤”するべきか?脳疲労の視点で考えてみた。

コロナ禍の昨今、今やテレワークも常識となり、わざわざ会社に行かなくても業務をできることが明確になってきた感がある。

加えて、仕事の “できる人”、“できない人” が浮き彫りになり、会社の質が上がったとの声もネットで見たことがある。

しかしながら、

緊急事態宣言解除後は人も街に戻り、コロナ禍以前同様に“出勤”している人も少なくない。

出勤にかかる、時間とお金。その他色々、無駄なものが省かれたのにナゼ?


今回は『脳疲労』の視点から “出勤” の必要性について持論を記そうと思います。


まず『脳疲労』というのは

ストレスにより脳が疲弊し、やがて身体の様々な不調に発展していく、所謂 “不定愁訴” のことですが、

この脳疲労に関係してくるのが、オキシトシンと云われる神経伝達物質で、通称 “愛情(絆)ホルモン” といわれています。

このオキシトシンはその名の通り、

他者とのコミュニケーションなどで活性化、分泌されるものです。(動物とのスキンシップも有効と言われている)


オキシトシンが分泌されると、それに引っ張られるように分泌されるのが、セロトニンといわれる神経伝達物質(通称:幸せホルモン)で、

精神(心)の安定に大きく影響を与え、セロトニン不活性の状態が続くと、やがてうつ病の引き金になるといわれています。


コロナ禍によるテレワークにおいて、

中には「煩わしい人間関係がなくなって精神的にらくになった」という意見がある一方で、軽いうつ状態になってしまった人、そして最悪の事態に陥った人もいます。


脳疲労に関して、もう1つ触れておきたいのが『自律神経のバランス』です。

自律神経は交感神経副交感神経からなり、それぞれ心身の『ONとOFF』の役割を担っています。

どちららか一方が優位すぎる状態が続くと、自律神経が乱れた状態となり、身体に不調をきたすわけですが、

そのバランスを保つのに有効な手段として、『メリハリのある生活を送る』というのがあります。


話を『出勤』に戻すと、この「職場にわざわざ出勤をする」「働く場所(環境)を変える」という行動は、

“メリハリ”を生む立派な手段であり、脳の活性化にとても大切な要素と言えるのではないでしょうか。

仕事を進めていくうえで生まれるコミュニケーションも、オキシトシンやセロトニン活性に役立ちます。


もちろん、職場環境によっては、出勤が億劫であったり、人間関係のストレスに苛まれることもあるかもしれませんが、


「ああ仕事イヤだな・・・」

「・・・でもあとちょっとで休みだ(=゚ω゚)ノ!!」


という、気持ちの循環(やる気、集中力、応用力など)は『メリハリのある生活』には必要不可欠です。

『テレワークの常識化』は、“仕事の効率化” という視点から見れば、有効なのかもしれませんが、

脳疲労の視点から見ると、

心身健康な生活を送るうえで大切なものが、少し欠落してしまったような気がします。


どちらが正解で、どちらが間違っているというのは、実際には正直わからないですが、『脳疲労』の視点から、私なりの見解を書かせていただきました。


今日はこの辺で失礼します。

読んでいただきありがとうございました。

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