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15年の新人研究員育成担当の経験から考える「若者の気質の変遷と担当者の意識変化」2024/7/15開催

年齢を重ねるにつれて感じていませんか?

「今どきの若者は💢」「常識がなってない」と。
でも、それはお互い育ってきた文化が違うからなのです。
では、「私たちはどのように考え、若者にどのように接していけばいいのか」。これを知れば、構えずに若者と話ができそうですね。
ということで、
15年間、新人研究員の育成を担当してきた小谷さんが「人材育成担当者の異常な愛情」として、その考え方コツを話してくれました。

育成を担当する中で、どう若者の気質の変遷を感じ、自分自身の意識をどう変え、模索してきたのか、そして見えてきたものは。

「忖度して、考えすぎて、何も伝えられない…より、信じて関わるのが吉」
どういうことなのか、いってみましょう~


今の子はそつなく何でもこなせます。でも、だからこそ

皆さんの若者のイメージはどうですか?
小谷さんの周りの子たちはこんな感じだそうです。
📍飲み込みが早い↔️だからこそ📍自学自習が苦手
📍パワポ・プレゼンが上手↔️だからこそ📍文章は苦手
📍新しいシステムにはすぐ適応↔️でも📍作り上げるのは苦手
📍空気を読む↔️でも📍上司の顔色は読めない
📍多様性を認め合える↔️だからこそ📍干渉しないでと思う
📍欲しいこと(権利)を主張できる↔️でも📍義務を忘れ気味
📍注意は素直に受け入れ、改善↔️だからこそ📍言われるまで気付かない
言われたことをきっちりとできてる。だからOKと思ってる……❓

なぜこれほど違うのか。育った文化が違います

📍昭和↔️📍平成令和の違い①文化
何もなかった世代↔️すべてのものがある世代
電話・テレビなど皆で譲り合い↔️個々にスマホ
基本はないのであるとラッキー↔️基本はあるので無いと不満
努力で右肩上がり↔️社会は完成

📍昭和↔️📍平成令和の違い②遊び・学び
ないので自分で作る↔️あるのでそれを使いこなす
自分で工夫↔️与えられる・洗練されてる
先回りして与えられているから自分で取りに行く力が弱い

📍昭和↔️📍平成令和の違い③褒め方
褒めるは特別↔️褒めるは当たり前
過程を見て努力を褒めて欲しい

では、どう考える?ヒントは異文化交流

こんなに違う私たち。では、どうしたらいいのでしょう。
小谷さん曰くキーワードは「異文化交流」

外国の方と話す時、その国の文化について考えます。
同じように違いを理解し、心を配る。
私たちは同じと思うから、
「伝わらない」、「常識がなってない」「足りない」と思ってしまうのだとか。
育った過程が違うのだから、お互い常識が違う普通も違う
「違う」っていうところから始めると、「なんで?」と思わず、どう違うか把握しようとするし、説明しようとするし、伝わるように伝えるし、できたらすごいと思える。

具体的にどうする?それぐらい…を捨てて行動を

違いを理解し、具体的な行動をとるようになると、気持ちがずいぶん楽になったと言います。具体的には、
全体に注意しても伝わらない↔️ならば、本人に合わせて伝える。1on1
指示されて学習してきた↔️すべてを教える心構えを持つ
失敗を恐れる↔️感謝をし「こうすれば良くなる」と伝える
他責的で自覚がない↔️ならば、自分に原因があることを伝える
過程を誉めて欲しい↔️ならば、その都度感謝の言葉をかける
📍言われないと若者たちはずっと気づかない。ならば、
共感を持ってもらうように説明し、愛をもって丁寧な育成を心がける

そして結論
「忖度して、考えすぎて、何も伝えられない…より、信じて関わるのが吉」


話を聞けば聞くほど、若者の姿は娘たちの姿。
お願いしたところしか掃除しないし、私の気持ちを汲んで行動しない。
気持ちを汲んでと言うと、汲んでくれる。(夫😮❓💦)
ただ単にそういうことをしなくても済む社会にいたということ。
自分から必死に何かをしなくても生きていけたということ。
反対に私たちもなぜシステムに適応できないと思われているでしょう💦

ならば、必要なことは愛をもって伝わるように伝えていくしかない。そしてこちらも同じように気持ちや考えを聞いていくしかない。と、娘の子育てで言われていることと同じと思いました。

このようにリベラルコンサルティング協議会ではさまざまなお困りごとやその解決策や考え方をみんなで学んでいます。興味を持たれた方は一般社団法人リベラルコンサルティング協議会まで✋🏻😄✋🏻一緒に学んでいきませんか。
(文:地方でのゆるキャリを探してるキャリコン 浦田ひろみ)

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