させられる勉強、自分の意志でする勉強
こんにちは、森本です😊教育に関わるお仕事をしながら、2人の男の子の子育てを頑張っています。
今日は「勉強」することについて考えてみようと思います。
「勉強=楽しくない」となってしまうのってなぜだろう?
昨日「勉強しなさい!」「いやだ!」みたいなやり取りをされたお父さん、お母さんはどれくらいおられるでしょうか。
もっと勉強をしてほしいご両親。勉強よりも他のことをして遊びたい子ども。このミスマッチで悩んでいる方も多いと思います。
そもそもどうして「勉強=楽しくない」となってしまいがちなのか。いくつかありそうですが、まず一つは勉強することよりも楽しいことがあるからというのはありそうです。ゲームやテレビとかでしょうか。
相対的に勉強することの楽しさが落ちてしまっているということです。
例えば、海外に目を向けるとイメージがしやすいと思います。学校に行けることすら当たり前じゃない地域に住む子どもたちが、むさぼるように教科書を読んだり、文字を書く練習をしている映像を見られたことがある方も多いと思います。
学ぶことの価値が相対的に日本よりも高いわけですね。
日本では中学校までは義務教育です。選んで学校に行っているというよりは、学校に行って勉強しないといけないからしているという感覚になるのかなぁ、、、と思います🤔
この「勉強させられている」という状態になってしまうのも、勉強が楽しくないと感じやすくなってしまう理由のひとつになりそうです。
「させられる勉強」はよくないことか?
で、この「勉強をさせられている」状態が良くないことなのか、、、というと一概にそうも言えないなと思っていまして。
もちろん自分の意志をもって、目的をもって勉強をしていくほうが楽しいですし、効果も高いと思います。
一方で、誰もが最初からやりたいことがあって、意志を持って学べるかというと難しい部分もあります。
SHOWROOMの代表をされている前田裕二さんが、人は「Must」「Can」「Will」の順番で人は成長していくと以前話されていたようです。学生向けの講演会で「やりたいことが見つからないけどどうしたらいいか?」という質問への回答だったと記憶しています。(元記事を探したのですが、見つかりませんでした💦)
この考えは、勉強することでも同じことが言えると思っています。
いきなり学びたいことが決まっていて、勉強が楽しいと思える子のほうが少ないですよね。だからこそ、まずは「Must」=やらなければならないことに取り組み、「Can」=できることを増やしていくことが大切です。
そして、その「Can」の中から「Will」=自分の意志を持ってやってみたいことが見つかることが理想的です。
ここまでをまとめると、、、
最終的には「自分から意欲的に取り組む」という状態を目指したいんですが、いきなりそれを子どもに求めても難しいケースが多くなるんじゃないかというお話でした。
では、どうやって取り組ませるか?
ここが悩みどころです。ここから書くことが正解というわけではないのですが、考え方のヒントになればと思って書きたいと思います。
子どもが「やりたくない」と言う要素の分解をしてみます。「ただめんどくさくてやりたくない」ということもあるかもしれませんが、そうだとしても取り組みたくないとういうことはきっと何か原因があります。
イメージがしやすいので「学校の宿題」を想像してみてください。
ここでは、「量」と「難易度」の2つの観点から考えてみます。考え方はシンプルです。
❶やることが多すぎてやりたくないのか、❷難しすぎるからやりたくないのか、❸あるいは両方なのか。
❶の場合は、、、
こなさないといけない課題の「量」に問題がありますので、一度に取り組む「量」を減らしてみます。学校の宿題など、どうしても期日までに仕上げないといけないものは、時間を分けて1回当たりの作業量を減らしてみます。
❷の場合は、、、
課題の「難易度」に問題がありますので、やってみようと思える課題はどのレベルなのかをまずは探る必要があります。学校の宿題であれば、一人でこなすのが難しくなっている可能性があります。少し課題を戻って学習できるような民間の学習塾に頼るというのも手です。
❸の場合は、、、
「量」も多いうえに「難易度」も高いわけですから、相当な忍耐力のある子でない限り自分からは取り組みません。❶❷の対応方法を組み合わせて考える必要があります。
、、、
と、まあこんなにキレイにはいかないのですが、「なんでしたくないんだろう」と考えてみることが解決のきっかけになるかもしれないなと思って書いてみました。
お子さんの勉強のお悩み。いろんな考え方がありますし、学校や塾の勉強だけがすべてではないとも思います。
偉そうに書いていますが、我が家も毎日息子と格闘しています😓ご一緒に頑張りましょう!
長くなってしまいました。では、また!
気に入っていただけたらサポートをよろしくお願いします😊 心の中で「ありがとう」と全力でお伝えさせていただきます!!