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読書日記

202
読書記録をまとめました。
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#エッセイ

見えない圧ーー松田青子著『自分で名付ける』を読んで

 松田青子著 集英社 2021年出版  松田青子さんの本を全部読んでみようと思って、いろいろ…

森マリアンヌ
3か月前
1

こだわりを捨てることーー『本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たち…

 コウケンテツ著 ぴあ 2020年出版  コウケンテツさんが書いたこのエッセイが面白そうだと…

森マリアンヌ
9か月前
3

【読書感想】食べること、料理することーー坂口恭平著『cook』を読んで

坂口恭平著 晶文社 2018年出版  私が坂口恭平の本を読み始めたのは、昨年からなのであるが…

森マリアンヌ
9か月前
11

『くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話』を読んで

ヤマザキOKコンピューター著 タバブックス 2020年出版  アマゾン検索してたら偶然発見し…

森マリアンヌ
10か月前
4

哲学的な問いと実用的な問いとーー『限りある時間の使い方』を読んで

オリバー・バークマン著 高橋璃子訳 かんき出版 2022年出版  本屋さん歩いてたら、発売さ…

6

幸せというものは比較できないことーー武田砂鉄著『父ではありませんが 第三者として…

武田砂鉄著 集英社 2023年出版  武田砂鉄さんは、ずっと昔に朝日新聞で見かけてから、同い…

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【読書感想】親しみを感じるエッセイーークォン・ナミ著『ひとりだから楽しい仕事』

クォン・ナミ著 藤田麗子訳 平凡社 2023年出版 地元の本屋さんで見かけて、面白そうと思って購入。その後、結構いろんな新聞や雑誌の書評で取り上げられていたのを見かけた。  日本の現代小説を韓国語に翻訳している韓国人の翻訳家のエッセイ。ちょっと珍しい本だなと思ったんだが、どうも韓国でとても評判がよく、売れた本らしい。  村上春樹や、小川糸さんの本を翻訳したときなどの話が書いてあった。現代日本文学を中心にいろいろな方を訳している翻訳家であるらしい。第二外国語の翻訳をやって

【読書感想】日本にあるカレー屋さんーー小林真樹著『日本の中のインド亜大陸食紀行』…

小林真樹著 阿佐ヶ谷書院 2019年出版  なんかの料理本読んでたら、この本を紹介している人…

2

【読書感想】女性が老いるということを考えるーーノーラ・エフロン著『首のたるみが気…

ノーラ・エフロン著 阿川佐和子訳 集英社 2013年出版  図書館の棚見てて、目に留まったか…

7

【読書感想】文章力も料理の腕も憧れるーー高山なおみ著『日々ごはん1』を読んで

高山なおみ著 アノニマ・スタジオ 2004年出版  私が高山なおみさんをはじめて知ったのは、…

5

【読書感想】母の若いころーー犬養道子著『幸福のリアリズム』を読んで

 犬養道子 中公文庫 1984年出版  私の母は、若いころ犬養道子のエッセイにはまっていたら…

4

【読書感想】女友達がほしいー松田青子著『じゃじゃ馬にさせといて』

松田青子著 新潮社 2020年出版  松田青子さん、エッセイも出版していることが発覚して読ん…

2

【読書感想】言葉をまとう服ー堀畑裕之著『言葉の服』を読んで

堀畑裕之著 トランスビュー 2019年出版  服飾ブランドmatohuのデザイナーである堀畑さんの…

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【読書感想】ファッションはカルチャーであるー栗野宏文著『モード後の世界』を読んで

栗野宏文著 扶桑社 2020年出版  図書館の棚に刺さっていたから読んでみた。割と最近出版された本のようだ。  ユナイテッドアローズの創業者の一人である栗野宏文さんによる、社会潮流やファッションにまつわるエッセイ。この本を読むまで彼のことは知らなかったが、今まで読んだファッション関係の本の中でも、広範囲に渡っていろんなことについて書かれたとてもよいエッセイで、読んでよかったと思った。  「今の時代に最も重要と感じているキイワード」として「サステナビリティ、個の時代、西洋