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天才を殺す凡人を読んだら、自分で自分を抱きしめたくなった【涙で文字がにじんでいたなら、わかって下さい】

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【読んで欲しい人】
・せっかく浮かんだアイデアを、自ら潰してしまう人
・自分の考えをロジカルに説明できず、もどかしさがある人
・説明書やレシピが読めない人


【概要】


書いた人は北野唯我さん。ネットに公開したコラム「凡人が、天才を殺すことがある理由。――どう社会から「天才」を守るか」を基に、ストーリー仕立てで書籍化されました。
世の中には「天才=創造性」「秀才=再現性」「凡人=共感性」3つの才能があります。
それぞれに考えの軸があり、物の見方や評価の仕方に違いがあります。
●『天才』は「世界や真理の超越した何か」を主語におき、「世界をよくすると言う意味で創造的か」を軸に物事を語ります。アートを武器に、組織の中では新規事業や新規開拓といった強みを持ちます。(キーワード:起業、エンジニアリング、文学、音楽、エンタメ等)
●『秀才』は「組織やルールの善悪」を主語に置き、「ロジックで説明できるか」を軸に物事を語ります。システムやルールといった便利な言葉を武器に、組織の中では組織の拡大や利益改善に係る強みを持ちます。(キーワード:サイエンス、ルール、マネジメント、数字、編集等)
●『凡人』は「人がどう思うか」を主語に置き、「その人の考え方に共感できるか」を軸に物事を語ります。小学生にも通じる「自らの言葉」を武器に、組織の中では良さを伝えて広め、圧倒的多数意見を持つことに強みを持ちます。(キーワード:マーケティング、SNS、地域、対話等)
それぞれに三者の間には分かり合えない壁があり、優劣をつけたり憧れたり嫉妬したりします。

【ポイント】


天才、秀才、凡人は明確に線引きされていません。どんな人も3つの要素を持っていて、才能の濃さの割合が違い、その時その時で顔を出す才能が違います。

【まとめ】


組織の中で当然分かり合えない人がいることはわかりました。
それと同じく自分の内面でも才能同士が潰し合い、ブレーキをかけてしまうことがあります。
自分で自分の出る杭を打ってしまいそうなとき、「自分の中の天才を凡人が殺そうとしている」という状況に気付くマインドフルな状態になれば、しめたものです。
せっかく浮かんだアイデアに対して「人にどうみられるだろうか」「効率良い方法だろうか」と、不安な感情が湧いてきたらそれは凡人や秀才が足を引っ張りにきています。
それは、今まで生きてきた中での経験や知識に起因します。勿論、人に受け入れられるための大事な才能です。
「あ、いまブレそうになっている。」と気づくことが大事。ありのままに才能を受け入れて、より良いもの作っていきましょう!

おすすめBGM:わかって下さい/因幡晃

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