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【第8回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚


前号(⑦)でお話した、小学3年生の夏の迷い・・・。

そんなときに国語の授業で出会ったのが、あの有名な詩。金子みすゞさんの『私と小鳥と鈴と』でした。

私が両手を広げても   お空はちっとも飛べないが
飛べる小鳥は私のように 地べたを早くは走れない
私が体をゆすっても   きれいな音は出ないけれど
あの鳴る鈴は私のように たくさんな歌は知らないよ
鈴と小鳥と それから私
みんな違って みんないい

あ~私は何に悩んでいたのだろう。私は私のままでいいんだ、と、友達だって友達のままでいいんだ、と、心のもやもやがすっと晴れたことを思い出します。

詩に悩み、そして、詩に救われた私なのでした。

こんばんは🌕文月ノベルです。

それでは本日も、小学校3年生での詩が続きます。はじめて嫉妬という感情を知り、悩み、そして、ありのままでいることの大切さを知ったこの1年は私にとってとても大きな一年でした。(文体がなんだか、金子さんの影響を受けていますね…(´ー`))

◇そのままが いいんだよ

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じっと しているのは 何故?
きっと あじさいが 好きなのね

速く 走りたいと 思わない?
きっと まったりするのが 好きなのね

足が 遅くたって いいんだよ
そのままだ いいんだよ

◇靴磨き

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きゅっ、きゅっ、きゅっ、
 お父さんの靴

きゅっー、きゅっー、きゅっー、
 お母さんの靴

きゅっ、きゅっ、きゅっー、
 お兄さんの靴

なんだか 楽しくなっちゃった!

◇もっと もっと①

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好き
大好き
とっても大好き

もっと もっと 言いたいけれど
もっと もっと 叫びたいけれど

本当に
本当に
大好き!

◇もっともっと②

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もっと うまく 踊りたい
もっと 早く 泳ぎたい
もっと きれいに 弾きたい
もっと 上手に バクテンしたい

もっと きれいに 字を 書きたい
もっと 漢字を 覚えたい
もっと 早く 計算したい

私には もっとが いっぱい ある


◇ある日 ある時

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ある日 ある時
 私はお母さんになっていた

掃除
洗濯
アイロンがけ
お料理・・・と大忙し

子どもたちは遊んでいる

お母さんの私は
毎日、毎日、忙しい


ということで、拙いnoteに訪れてくださり、本当にありがとうございます。

すこしの間、連載をストップしてしまっておりました。”続ける”ということの難しさと大切をひしひしと感じる今日この頃です。

私らしく、ありのままの姿で、日々をつむいでいければと思います。(昨今は、前よりももっと多様性が認めらる世の中になりつつあると思います。ナンバーワンより、オンリーワン。暗いニュースもあるけれど、とても素敵な世の中だなあと、思ったりするのです。パズルのピースはオンリーワンだからこそ、さまざまな色のある素敵な一枚の絵に仕上がるのかもなあ~)

これからもどうぞ、よろしくお願いします(´ー`)。。。

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