文月ノベル

いつもおどろいた顔をしているモノカキです。スキやフォロー、とっても嬉しいです📚 連載エッセイ『自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし』。(その他:NOVEL DAYS「また読みたい」選出、文藝春秋みんなのwebマガジン「大袈裟な愛で小さなことを」、文部科学大臣賞など)

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    • 読書感想

    • 小学校の自由研究がプチ小説家のデビュー作になったおはなし📚

      自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなしの連載です📚 小学校1〜6年生まで綴りつづけた詩や俳句などの短編集を、今の想いとともにまとめました。  #子どもに教えられたこと

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    【読書感想文】伊坂幸太郎『ペッパーズ・ゴースト』

    伊坂幸太郎著『ペッパーズ・ゴースト』、 ポストカード付き初版本をゲットです。わっくわく。   この世界の嘆きは深い。 喜びの方が、深い悩みよりも深い。 すべての喜びが永遠を欲しがっている。 魂が震えるほどの幸福を!   喜びがあれば深い悲しみを帳消しにできるわけではないと思うけれど、救いにはなる。   どうにもならないことは、どうにもならない。 だから、忘れるということを、覚えておく。   物語は、中学校教師・檀が、猫を愛する奇妙な二人組“ネコジゴハンター”が復讐をは

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      • 【読書感想】青山美智子著『赤と青とエスキース』

        2月3日、節分。 ああ・・・・・・ため息が漏れる。いい本。 今日この本を読み終えたことが運命のような、ブーとレイと同じ月日を過ごせたような、 本を閉じて改めて装丁を眺めている間の多幸感っていったらもう。 胸の奥がじんじんと温まるのを感じました。、読後感の良さは、作家先生の中でもピカイチだと思うのです。 青山美智子著『赤と青とエスキース』 私は、青山先生の"小物使い"が大好きなんだけど、今作もその技量が存分に発揮されていて、感無量でした。 哀愁やら悦楽やら欲望やら苦辛や

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        • 【つぶやき】今はもう、”知らない”ことを”知っている”から。

           「私は何も知りません。何を聞かれても分からない。でも、知らないということを知っているから、私は学び続けるのです。」  古代ギリシアの哲学者ソクラテスは、真の知への探求は、まず自分が無知であることを知ることから始まると語りました。  得てして人は、私も、自分が知らないことを”知っている”と思い込んでしまうことがあるのだと、思います。物事を知る前に感覚で結論を下したり、偏見で否定したり、自分は出来ると思い込み学びをそこで終えたり...。 |カンボジアで出会った青年 私は数

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          • 【連載まとめ・最終回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚

             小学生のとき、作文用紙いっぱいに作品を書き溜めていた私。少しだけ話すのが遅かった幼い私の書く文字の一つ一つを、ゆっくりと聞いてくれた母。  その作品たちを真夏のあの日、自由研究として一つ一つパソコンで文字に起こし、製本してくれた父。    そうして出来上がった世界に一つだけの、本。  メリークリスマス🎄🌕文月ノベルです。  小学校6年間で執筆した詩、俳句、童話などをまとめた自伝エッセイ連載『小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし』  第1~12

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            【短編小説】子どもに、愛するひとに、仕事を誇れる自分でいたい。

             桜の花びらが新しい門出を祝う4月、私は学生を終え、社会人の一歩を踏み出した。  就職活動をしている際、自身の胸が最もわくわくした営業職についた。いよいよ始まる新生活に、起こり得る山あり谷ありの全てを糧にしようと私は前を見据える。  会場へと向かう中目黒の並木桜が風に吹かれ、わさわさと拍手を重ねる。  その拍子に乗るように、私は踊るように軽い足取りで一歩を踏み出した。 ■おもてなし 「今日のゲストは君たちです。何もしないで、ただただ楽しんでいって欲しい。何か辛いことが

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            【第12回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚

             「ともに過ごした日々は心の中に生きている。」  これは、私が好きなディズニーアニメ・トイストーリーの映画内のセリフです。  幼いころに大切にしていたピーターラビットのぬいぐるみや、ミッキーマウスのブランケット。  たとえ長い間その存在を忘れていても、自分の部屋でふと発見したり、写真を見ると、まるで青葉に降り注ぐ雨粒を陽の光が照らすように、幼い日の記憶が鮮明によみがえってくることがあります。  そして、その存在を忘れたままであっても、愛すべき家族や宝ものの数々と過ごし

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            【第11回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚

            人々の心が悲鳴をあげています。 地球も悲鳴をあげています。 私たちの住むこの地球を、治して救うには、一体どうすれば良いのでしょうか。 「地球」 「治救」 こんばんは🌕文月ノベルです。  今晩は、『小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚』連載の11回目。  小学5年生で執筆した文章を綴ります。  十何年前のあの日、イラク戦争や9.11を目にした幼い心は何を考え、何を思っていたのでしょうか。  小学4年生までの、ふわふわとしたあたたかい詩や

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            【つぶやき】大袈裟な愛で小さなことを。

            人には、大きい死と小さい死が存在するという話をニュースで耳にしました。 大きい死とは、肉体が死ぬことへの恐れ、 小さい死とは、失恋や失業などの喪失体験。 つまり、 行きたい学校に行けず、就きたい地位に就けず、築きたい財産を築けず、好きな相手と親密になれない、といった苦しみ。 この大小の苦しみに対し必要なことは、苦痛の緩和をするターミナル・ケアであるという内容でした。 どうしたらこの苦痛を緩和することができるのか、、noteでぽつりと。つぶやきたいと思います。 こんば

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            【インド単身旅記】夕焼けの赤黄が空を満たしていく瞬間のような優しい時間。

            「ここに座って。あなたは私に沢山の愛をくれたから、少し休んで欲しいの。私の席をあげる。」  目の前にいる足の不自由なおばあちゃんは、私にそっと言いました。 こんちには🌕文月ノベルです。 本日はこちらでお話したインド記について、お話をさせてください。 |伝記で出会った本当の愛。そして単身インド旅。 冒頭のお話は、インドのコルカタにある修道女マザー・テレサが建設した『死を待つ人の家』での出来事です。私は18歳のころ訪れ、一カ月を共に過ごしました。ここでは、身寄りがない方や

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            【第10回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚

             私が生まれる前のこと、    それはなが〜い旅でした。  私には、  生まれたいと願っている家がありました。  そこには、優しいお母さん、  たくましいお父さん、  しっかり者のお兄さんが住んでいます。  笑いの耐えないほんわかあたたか〜い家なのです。  こんばんは🌕文月ノベルです。  これは、私が小学4年生の時に書いた童話の冒頭であり、実話です。    「私は、この家を選んで生まれてきたの」  当たり前のようで当たり前ではないその言葉に、家族は涙を零したと

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            【第9回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚

            「人間にとってもっとも悲しむべきことは、病気でも貧乏でもない。自分はこの世に不要な人間だと思い込むことです」 これは、愛されるという喜びを人々に与え歩いたマザーテレサが残した言葉。私がはじめてマザーテレサの伝記と出会ったのは小学3年生の時でした。 こんばんは🌕文月ノベルです。 皆さまの中にも、小学校のころ、たくさんの伝記を読んだ経験がある方がいらっしゃるのではないでしょうか。私も例外なく、その1人です。 「最も大きな苦しみは、孤独です。愛されていないと感じることですし

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            【第8回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚

            前号(⑦)でお話した、小学3年生の夏の迷い・・・。 そんなときに国語の授業で出会ったのが、あの有名な詩。金子みすゞさんの『私と小鳥と鈴と』でした。 私が両手を広げても   お空はちっとも飛べないが 飛べる小鳥は私のように 地べたを早くは走れない 私が体をゆすっても   きれいな音は出ないけれど あの鳴る鈴は私のように たくさんな歌は知らないよ 鈴と小鳥と それから私 みんな違って みんないい あ~私は何に悩んでいたのだろう。私は私のままでいいんだ、と、友達だって友達のま

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            【第7回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚

            「詩のボクシング」。声と言葉のスポーツともいわれるその存在を、みなさまはご存知でしょうか。   こんばんは🌕文月ノベルです。 「詩のボクシング」とは、ボクシングのリングに見立てた舞台の上で2人の朗読者が自作の詩などを朗読し、どちらの表現がより観客の心に届いたかを競うイベント。 小学校に入学してからというもの、暇さえあればまるで石像のように動かず家や図書室で本を読んでいた私が、それと出会ったのは小学校3年生のときでした。 本から受け取った数えきれないほどたくさんの自信、

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            【第6回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚

            河原で見つけた石ころやちょっと珍しい消しゴム、クマのぬいぐるみが大好きで、宝もののように肌身離さず持ち歩いていたあの頃ーーー。 突然、大好きだった担任の先生が入院をし、学校に姿を現さなくなりました。幼い私にはなにが起きたのか分からず、ただショックで、悲しくて、眠れない日々が続きました。 「先生に、早く元気になってもらいたい。。。」 「私にとって、本当に大切なものってなんだったのだろう」 こんばんは🌕文月ノベルです。 本日は、そんな思いから小学校2年生のときに懸命に綴り

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            【第5回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚

             大好きだった習い事の帰り道、お迎えに来た母の自転車のうしろにのって、優しい背中を見るのが大好きでした。しろう君とちょっと話したことや、バク転ができるようになりたいだとか、そんな話をすることは、習い事のそれよりも大好きでした。  そんなとき、後ろを向くと、空にはかならずお月さまがいました。どんなスピードで自転車をこいでも、道を何本も曲がっても、次の日の夜になっても、かならずお月さまがついてくるのです。 「ねえママ、お月さまがついてくる!ねえ!」 「そうね、お月さまは私たち

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            【第4回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚

            あのころは本当に、虫やお花やお星さまと、心が通じ合う会話をしていたように思います。目に見えないものが当たり前に大切だったからこそ逆に、必死に目に見える何かを、ーー私の場合それは道に転がるまんまる石ころやお店に飾ってある煌びやかな水晶体だったのですがーー、探していたように思います。 こんばんは。文月ノベルです🌕 第4回目を迎える今回も、小学校一年生のころ綴った詩が続きます。しかしここからは、6歳ではなく、7歳になったころの、少しだけ大人になったころの、お話。 1人きりで歩く帰

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