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【第4回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚

あのころは本当に、虫やお花やお星さまと、心が通じ合う会話をしていたように思います。目に見えないものが当たり前に大切だったからこそ逆に、必死に目に見える何かを、ーー私の場合それは道に転がるまんまる石ころやお店に飾ってある煌びやかな水晶体だったのですがーー、探していたように思います。

こんばんは。文月ノベルです🌕
第4回目を迎える今回も、小学校一年生のころ綴った詩が続きます。しかしここからは、6歳ではなく、7歳になったころの、少しだけ大人になったころの、お話。
1人きりで歩く帰り道、道端の石につまづいて転び泣きべそをかいている私に、目の前にいるミミズが「大丈夫だよ、立って!」と声をかけてくれ、痛みが飛んだ記憶があったりするのです。 

みなさまにも、きっと、
そんな淡い記憶があるのだと思います。

実体験に基づいた、想像力豊かな世界へ。
それでは、どうぞ(*´-`)

◇星はなぜ?

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星はなぜ 夜の空にいるのかな
 朝でも 昼でも いいと思うのに

かみさまはなぜ 夜の空に星を入れたのかな

星さんに聞いてみよう

◇流れ星

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夜、空を見たら流れ星を見つけたよ
みんなも探してごらん

とってもきれいなんだよ
流れ星を見た時 不思ぎに思ったんだ
そこに人が住んでいるかもしれないって

もし人が住んでいたら家がとんでいるんだね
家が飛んだら たいへんなことになるよね

まさか、、、そこに
宇宙人が住んでいるかもしれないよ!

◇虫のおはなし①

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私のお母さんは子どものころ 
くわがたとかぶと虫が
おはなしをしているのをきいちゃったんだって
「やっぱりくぬぎの木のみつはおいしいなあ」
「うん、たまんないな」
と、言ったんだって

私も聞いてみたい
一度でいいから聞いてみたい

そして お友だちになってみたい

◇虫のおはなし②

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うちのおにわのお花に 
ちょうちょがとまりました チャンス!
「うちのお花のみつはおいしいよ」
と私が言ったら
「本当においしいね」
ちょうちょさんが答えてくれました

やった!

◇虫のおはなし③

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私の家には 不思ぎなお客さまがくる

一年前 ちいさなかまきり
2年前 お母さんかまきり

今年はだれかな?
お父さんかまきりかな?

◇とんぼ

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とんぼ一匹
 あれ?もう来たの?
とんぼ二匹
 まだ夏はおわりじゃないよ
とんぼ三匹
 まだまだ夏を終わらせたくないの
とんぼ四匹
 もう少しかくれていてお願い!
とんぼ五匹
 いわし雲といっしょにきたのね
 わかった、わかった。もうすぐ秋も来るね

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